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New Releases - 2019年03月 発売タイトル
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モーツァルトの「レクイエム」の弦楽四重奏版は、20年ほど前にアグライア四重奏団のアルバムがリリースされて以来、クイケンをはじめ、いくつかのアンサンブルが手掛けたヴァージョンです。編曲者リヒテンタールは、オーストリアの医学博士でアマチュアの音楽家。モーツァルトの息子カールと親しかった彼による編曲は、モーツァルトの生涯最後の名作を、忠実でありながら簡素な形で弦楽四重奏へと移し替えることに成功しています。「歌詞が大きな意味を持つ宗教曲」から、一切の言葉を失くしてしまったこの編曲版を、ピリオド楽器アンサンブル、「パンドルフィス・コンソート」は親密に演奏。涙や悲しみの感情や希望の心を感じさせる素晴らしい仕上がりを見せています。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
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カタログ番号 | :Gramola99188 |
喜歌劇《ミカド》や《ペンザンスの海賊》など、19世紀後期のヴィクトリア朝イングランドで発展したコミック・オペラ=サヴォイ・オペラで、劇作家のギルバートと組み、「ギルバート&サリヴァン」名前で作品を発表した作曲家、アーサー・サリヴァンの知られざる作品集。喜歌劇の作曲に手を染める以前は、管弦楽やチェロ曲を書き、英国最高の作曲家として知られていたサリヴァン、このアルバムにはその当時、1858年から1868年にかけて作曲した一連の作品が収録されています。情熱的な曲の数々からは若き作曲家の情熱のほとばしりが感じられます。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD233 |
イギリスを代表する女性クラリネット奏者、エマ・ジョンソン。このアルバムは彼女が率いる仲間たちとカルドゥッチ弦楽四重奏団による極めて親密なベートーヴェンを中心に、いくつかの楽しい作品が収録されています。ベートーヴェンの七重奏曲は発表当時から大人気となりましたが、これまでにはなかった新鮮な楽器の組み合わせであり、奏者を集めるのも困難であったため、のちにピアノ三重奏版など様々な形に編曲されました。貴族たちやアマチュア音楽家たちが仲間内で楽しめるように、程よい難易度と明るい楽想を持っています。以前はウェーバーの作品と考えられていた「序奏、主題と変奏曲」は現在キュフナーの作品と断定されていますが、その美しさは不変です。エマ自身が編曲した2曲のシュトラウス作品は、まさにアンコールにぴったりの遊び心が溢れています。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0190 |
ロンドン古楽界で活躍するフルート奏者、レイチェル・ブラウンとヴァイオリニスト、オリヴァー・ウェッバーを迎えたヘンデルのトリオ・ソナタ集。中心となるアンサンブル「ロンドン・ヘンデル・プレイヤーズ」は2000年に開催された「ロンドン・ヘンデル音楽祭」でデビュー、以来、ヨーロッパから北アメリカで演奏、エマ・カークビーやジェームズ・ボーマン、ダニエル・テイラーなどの名歌手とも頻繁に共演しています。ここでは最も得意とするヘンデルのトリオ・ソナタを取り上げ、ソリストの技量が際立つ巧みな演奏を繰り広げています。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD084 |
17世紀のヴァージナル作品から現代曲まで幅広いレパートリーを持つピアニスト、グリムウッド。彼はピアニストとして活躍する他、編集者としてジョン・フィールドとアドルフ・フォン・ヘンゼルトの作品を校訂、ペータース社から出版しています。またBBC放送の「Radio 3」へ定期的に出演するなど多彩な活動で、イギリスのみならず世界中から注目を集めています。このアルバムは2003年に録音されたスクリャービン作品集。繊細なタッチと表現力に加え、小品1曲1曲のニュアンスの違いが見事に描き出し、揺れ動くハーモニーを的確に捉えた精緻な演奏で聴き手を魅了します。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD041 |
グールド・ピアノ・トリオによるベートーヴェンピアノ三重奏曲全集の第2集。フィレンツェとメルボルンで開催された2つの国際室内楽コンクールで第1位を獲得し、以降、イギリスを拠点にヨーロッパとアメリカで活躍を続けるグールド・ピアノ・トリオ。メンバーのピアニスト、ベンジャミン・フリスが得意とするメンデルスゾーンやフンメルなど数多くのレパートリーを持ち、緊密な演奏を繰り広げるアンサンブルです。この日の演奏は1791年に完成された変ホ長調の三重奏曲でスタート。3曲それぞれの曲の良さを生かし、見事なアンサンブルで聴かせます。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0120 |
イギリスの近代作曲家の中でもほとんど知られていない2人、デールとハーストン。イギリス近代音楽史の研究家でもあるピアニスト、ベッビントンが彼らの作品に注目し、演奏、録音した貴重な1枚です(ハーストンのソナタは世界初録音)。デールは15歳から王立音楽院で作曲を学んでおり、このソナタは17歳の時の作品。壮大なスケールを持ち、2楽章以降は同一主題の変奏曲として書かれたユニークな形式を持っています。ショパン風の憂愁を帯びた旋律が次々と現れる美しい作品です。ハーストンのソナタはブラームス、シューマン風の落ち着いた楽想を持ち、調性崩壊ぎりぎりの和声を駆使した後期ロマン派の特徴を備えた曲。1分足らずの第3楽章Andanteが強い印象を残します。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD097 |
ソル、ジェラールとロドリーゴ、このスペイン生まれの3人の作曲家による歌曲集。ジェラールはカタロニア出身。ウィーンとベルリンでシェーンベルクに師事、一旦はスペインに戻るも、その後イギリスに移住、亡くなるまでこの地を離れることはありませんでした。民族音楽を取り入れた彼の「カンタレス」は現代的な雰囲気を持ちながらも、熱い心情を反映させています。ソルとロドリーゴの歌曲はギターの持ち味を存分に生かしたもの。郷愁溢れる雰囲気が心に迫る美しい歌曲です。ジョン・タヴァナーやマクミランなどの現代声楽曲を得意とするソプラノ、パトリシア・ロザリオが強烈な存在感を持つ歌唱を聴かせています。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD078 |
ブダペストで生まれ、コダーイと一緒に学んだというマティアーシュ・シェイベルの合唱作品集。フランクフルトでは高等音楽院のジャズ部門で教えるも、1933年にナチス政権を逃れ、イギリスに亡命。この地に定住し作曲を指導、数多くの弟子を育てました。また合唱団「ドリアン・シンガーズ」を組織して数多くのコンサートを開催し、冒頭の「不実な恋人」など、どこかで聴いたような親しみやすい旋律に英語の歌詞をつけることで、聴衆たちにユーゴスラビアやハンガリーの民族音楽を広めることに尽力した功績でも知られています。このアルバムはシェイベルの没後50年を記念して製作されたもの。彼の多彩で魅力的な作風に触れることができます。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0105 |