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グリーン, アーサー

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    スコリク:ヴァイオリンとピアノのための作品集 - ヴァイオリン・ソナタ第1番、第2番/カプリース/カルパチア狂詩曲(ソロカ/グリーン)

    ウクライナの作曲家ミロスラフ・スコリクは、リヴィウに生まれるも、第二次世界大戦後に家族がシベリアに追放されたため、その地で育ちます。彼はシベリアで、多くの「政治犯」とされる人から音楽を学び、教師として教えるまでになります。その後、ウクライナに戻り、一時期はモスクワへ行き、カバレフスキーにも音楽を学んでいます。彼の作品は、まさしく新古典派の潮流を受け継ぐものであり、大きなパワーを持っています。
    1964年、アルメニアの映画監督パラジャーノフが作家コチュビンキーの「忘れられた祖先の影」(日本では「火の馬」と題される)を映画化する際に、音楽をスコリクに依頼。革新的な手法で描かれた映像は高い評価を受けたのですが、ソ連では批判を受けてしまい、再編集を拒んだパラジャーノフはソ連から排斥されてしまったのです。スコリクは完成した曲から2作をヴァイオリンとピアノのために編曲、これがトラック5と6です。(2012/07/11 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0137

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    スタンコヴィチ:ヴェルホーヴナ高原にて - トリプティク/詩曲 - 献呈/天使のタッチ(ソロカ/グリーン)

    ウクライナ生まれのイーヴェン・スタンコヴィチは、現代ウクライナにおける最も重要な作曲家として多くの賛辞を得ています。彼はキエフ音楽院でボリス・リャトシンスキーとミロスワフ・スコリクから作曲を学び、10曲以上の交響曲(室内交響曲含む)、6つのバレエ、3つのヴァイオリン協奏曲、室内楽曲、そして映画音楽などを作曲しました。また1998年からはキエフ音楽院の作曲家の教授も務め、後進の指導にあたっています。彼の作品には「ロシア・アヴァンギャルト」のような前衛性も、強制された「国家への忠誠心」もあまり感じられません。このヴァイオリン作品集も、大半の曲がシマノフスキのような叙情性を帯びています。しかし、2014年に作曲された「マイダン・フレスコ」だけは、その前年、キエフの広場で市民たちが抗議運動を行った際の情景を描いた特異な作品。悲しみ、怒号飛び交う衝撃的な音は、ウクライナの人々に強い共感と涙をもたらしました。(2017/04/21 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0402

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    ハートマン:ヴァイオリンとピアノのための室内楽作品集(ソロカ/グリーン)

    ヴァイオリニスト&作曲家アルトゥール・ハートマンの名前は、現在ではハイフェッツを始めとする往年の巨匠たちのアンコール・ピースを編曲した人として知られています。彼はフィラデルフィア生まれだったにもかかわらず、自らを「出身はハンガリーだ」と主張し、情熱的で魅惑的な小品を発表。クライスラーに比肩する人気を誇ったのです。彼はドビュッシーの親しい友人でもあったため、幾つかの曲をヴァイオリン用に編曲(このアルバムのために録音された2曲は世界初録音となります)。原曲を超える魅力を放っています。ポルタメントたっぷりの甘い甘い響きは、聴き手の心に甘酸っぱい思いを抱かせてくれます。(2009/10/28 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0089

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    ボルコム:ヴァイオリン・ソナタ集(ソロカ/グリーン)

    シアトルの生まれの作曲家、ボルコムは21世紀になり、いよいよその評価が高まってきているといえましょう。その作品の大きな魅力には、ラグタイムやジャズをはじめとする、ポピュラー音楽、あるいは民族的素材の積極的活用がありますが、それらが単なるムード的な演出に堕すことなく、高度な職人芸に支えられた作曲・演奏技法と巧みに融合し、真に個性的な音楽にまで高められていることに、特色と価値があります。当盤で聴くことのできるヴァイオリン・ソナタ全4曲の作曲時期は、40年弱の期間に渡りますが、いずれの作品にもそういったボルコム流の面白さが凝縮されており、演奏効果も満点、ボルコム入門としても最適です!(2006/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559150

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    リセンコ:ヴァイオリンとピアノのための作品全集(ソロカ/グリーン)

    現在「ウクライナのクラシック音楽の父」とみなされているミコラ・ルイセンコ(リセンコ 1842-1912)。しかし、その作品が存分に世界中で知られているとは言えません。彼は幼い頃からウクライナの民謡に強い関心を持ち、これらを収集し、7巻にわたる民謡集を編纂、キエフ大学に在学中に出版し、またこれらのメロディを自作に取り入れています。このアルバムには彼のヴァイオリンとピアノのための作品の全てが収録されています。一番有名なのは「ドゥムカ・シュムカ」でしょう。もともとはピアノ曲ですが、今回はヴァイオリンとピアノのために編曲したものを収録しています。また他のいくつかの曲は、同じウクライナの作曲家、ヴィクトル・カミンスキーがルイセンコの歌曲をヴァイオリンとピアノのために編曲したもので、こちらも叙情性に満ちた懐かしい響きを持っています。また詩人タラス・シェフチェンコの詩を愛していたことでも知られています。(2015/04/22 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0177

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    リセンコ:ピアノ作品集1 (グリーン)

    ヴァイオリン作品集(TOCC-177)と併せて聴きたいルイセンコ(リセンコ 1842-1912)の、こちらはピアノ曲集です。「ウクライナのクラシック音楽の父」と讃えられる彼のピアノ曲は、ウクライナに根付く民謡と、ショパンやリストから受け継いだ伝統が見事に融合した、聴き応えのあるものです。例えば「第1狂詩曲」には明らかにリストの「ハンガリー狂詩曲」の影響が感じられます。とは言え、彼の作品に共通する暗さと悲しみの影は、他の作曲家には見られないものではないでしょうか。一連の「夏のアルバム」の曲からも、やるせなさばかりが伝わってくるように思います。ピアニストのアーサー・グリーンはニューヨークで生まれ、ジュリアードで学んだ人。彼の妻であるヴァイオリニスト、ソロミア・ソロカがウクライナ人のため、夫妻でルイセンコの音楽の普及に努めているというわけです。(2015/04/22 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0287

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    ロスラヴェッツ:ヴァイオリン・ソナタ第1番、第4番、第6番/3つの舞曲(ソロカ/グリーン)

    スクリャービン後期の作風を、さらに先鋭な方向に推し進めるようにして、独特の無調音楽に到達したことから、「ロシアのシェーンベルク」とも呼ばれるロスラヴェッツの音楽は、20世紀の終わり頃から盛んにリヴァイヴァルされるようになってきました。前衛的な和声と、ロマン派ヴィルトゥオーゾ風の趣が強い器楽書法の融合は、聴衆に対して絶大なアピール力をもっているといえましょう。当盤収録曲では、冒頭のソナタ6番はやや穏健、調的な作風ですが、その他の曲は、聴いている方が恐ろしくなってくるほどのハイテンションで、鋭い響きのパッセージが次から次へと飛び出してきます!(2007/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557903