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カンピ, エンリコ

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    プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」(カラス/ゲッダ/ミラノ・スカラ座管/カラヤン)(1955)

    カラヤンの指揮による初回の蝶々夫人の録音として知られるこの盤は、モノラルによるカラスの録音の最上盤でもあります。CD1トラック4「この空! この海!…あと少しで着くわ」のアリアでは、ハイD♭をなんなくクリアしており、音程の安定感一つとっても、彼女が技術的にも最高のコンディションにあったことがうかがい知れます。登場からピンカートンと結ばれるまでの可憐さ、一抹の不安を感じながら期待しつつ夫の帰りを待つ心情、そして破局へと向かう覚悟という心模様の変化を、表層的なテクニックではなく、微妙な声の演技によって表出しており、聞くものを悲劇の中へと引き込まずにいられません。若々しいゲッダが、お気楽なアメリカ人を演じながら、最後に一転して残す悲痛な叫びも耳に残ります。(2006/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111026-27

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    プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」(アルバネーセ/ビョルリング)

    1934年「蝶々夫人」の代役で彗星のごとくデビューを飾ったアルバネーゼ。以降パルマ、スカラ座へとプリマへの階段をとんとん拍子にのぼり、メトではリリックな役どころを中心として、トスカニーニにも重宝されるなど華々しく活躍しました。ケレン味のない率直な発声は、マノンを妖婦と言うよりも悩み多き女性という共感を寄せられる存在として表現しています。タイトル・ロール以上の活躍が求められる青年デ・グリューは、脂ののりきったビョルリンクがその溌剌たる美声を生かして、「騎士道精神」あふれる青年を好演。二人が破滅へと導かれる残酷な物語でありながら深い哀切も漂わせているのは、2大スターの力に依るところが大きいでしょう。(2006/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111030-31

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    メノッティ:歌劇「領事」/歌劇「アメリア舞踏会に行く」(エンジェル/サンツォーニョ)(1950, 1954)

    1950年3月にトーマス・シッパーズの指揮で初演されたメノッティ(1911-2007)のオペラ「領事」は世界各国で大成功を飾り、その年のピューリッツァー音楽賞など数々の賞を受賞しました。この録音は、その初演に先駆けた試験興業の模様を収録したものです。最初に流れるのどかな流行歌は、主人公マグダの住む安アパートの階下から聞こえてくるカフェのレコードの音。それは突然断ち切られ、極めて悲劇的で皮肉な物語が始まるのです。逃亡を企てる夫のためにピザを取得しようとするマグダ、官僚主義を貫く領事館の事務担当者。炸裂する不協和音。これらは観る人に強烈な印象を残したことは間違いありません。一方「アメリア舞踏会へ行く」は、「20世紀のオペラ・ブッファ復興」と言われた作品。若妻アメリアが愛人とともに舞踏会に行こうとして、夫ともめるというお話。これも確かに強烈な話です。(2010/08/18 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.112023-24