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アルマンゴー, ジャン=ピエール

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  • FRENCH IMPRESSIONS ロマン派から近代まで、フランス・ピアノ曲のポプリ

    【Grand Pianoレーベル10周年記念企画!】まずはサン=サーンス、サティ、ドビュッシーの曲目に注目。世界初録音曲がずらっと並んでいます。録音にあたって演奏者や研究者が徹底的な楽譜の捜索や校訂を行い、「過去のCD企画を超えるものを!」とこだわり抜いた成果です。ちなみにサティでは最新の研究によって多くの過ちが修正された2016年出版のサラベール版を使用しています。さらに知名度の低い作曲家のセレクションもユニーク。ベルリオーズがその無名を嘆いたグヴィの初期ロマン派風の連弾ソナタ、ジョスランの子守歌のイメージしかないゴダールを見る目が変わる堂々の3楽章幻想曲、ひたすらに深遠で巨大なダンディのソナタなど、フランスピアノ音楽史の路傍の銘花をじっくりと堪能できるBOXセットです。 ――吉池拓男(監修)(2022/06/10 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP900X

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    オーベール:航跡/ヴァイオリン・ソナタ/ハバネラ(4手ピアノ版)/イマージュの一葉(アルマンゴー/ファジュオーリ/ショーズ)

    ブルターニュで生まれた作曲家、ルイ・オーベール(1877-1968)は幼い頃から音楽の才能を発揮、とりわけ美しいボーイソプラノであったため、フォーレの「レクイエム」が初演された際、あの「ピエ・イエズス」のソリストを務め賞賛されたというエピソードを持っています。成長した彼は、パリ音楽院に進み、そのフォーレから作曲を学んだというのも、彼にとっては自明の理だったのです。ピアニストとしても素晴らしい腕を持っていて、ラヴェルの「高雅で感傷的なワルツ」の初演も彼が担っています。そんな彼はラヴェルやドビュッシー、ケクランらと同じサークルに所属し、印象派の作風を有したたくさんの作品を書きます。その多くは声楽曲であり、オペラからシャンソンまでと幅広い曲を手掛けました。彼のピアノ曲のなかでは、「航跡」が良く知られていて、これは20世紀初頭のフランス音楽のなかでも、最も重要な作品の一つと断言しても間違いではありません。フォーレ譲りの繊細な音色の中に、ラヴェルから影響を受けたであろうスペイン風のリズムを隠し持つ、軽妙で印象的な音楽です。(2015/10/28 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP648

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    ダンディ:ピアノ・ソナタ/旅の画集(抜粋)(アルマンゴー)

    【大作ソナタを含むダンディのピアノ作品集】セザール・フランク門下生としてパリ音楽院に学び、スコラ・カントルムの創立に関わるなど近代フランス音楽史に決して小さくない足跡を残したダンディですが、その作品が今日演奏される機会は多いとは言えません。50代の円熟期にあった彼が書いたピアノ・ソナタは、演奏時間40分を超す知る人ぞ知る大作で、変奏曲形式の第1楽章、トリオとコーダを持つスケルツォ・スタイルの第2楽章、ソナタ形式の第3楽章と構造も意欲的なものとなっています。「旅の画集」は様々な印象を綴った多彩な小品集ですが、全13曲からここでは約半数の7曲、作者の心象風景を思わせる憂愁の影さす曲が特に選ばれています。1943年生まれのフランスのピアニスト・アルマンゴーは、近代作品に対する深い造詣と高い学識で知られる大御所。ここでも母国が誇る大作曲家の真価を知らしめるべく、その音楽の奥深さを雄弁に展開しています。(2019/08/09 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP756

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    デュティユー:ピアノ・ソナタ/バレエ音楽「狼」/3つの前奏曲(アルマンゴー)

    フランスの作曲家アンリ・デュティユー。生涯、独自の音を探求し続け、何者からも影響されない新しい音響を生み出しました。このアルバムには1948年から1988年までの40年間に及ぶ、デュティユーのスタイルの発展を示す作品が収録されています。1948年のピアノ・ソナタはデュティユーのピアノ曲の中でも最も規模が大きく、演奏機会の多い作品です。彼はここで伝統的なソナタ形式を踏襲するも、以降は、敢えてその形式に背を向けることを試みていきます。1953年の『狼』のピアノ版は世界初録音。ローラン・プティのダンス・カンパニーの委嘱により作曲され、パリで初演された"狼と美女の悲恋"を描いたバレエ音楽ですが、こちらは色彩豊かな響きを持つオーケストラへと拡張される前のオリジナル版です。「3つの前奏曲」はデュティユーが"音色の一種の研究"と呼んだ短いながらも緊張感に満ちた作品で、第1番はアルトゥール・ルービンシュタイン、第2番はクロード・エルフェ、第3番はユージン・イストミンと、それぞれデュティユーの同時代のピアニストに捧げられています。ジャン=ピエール・アルマンゴー(1943-)はフランスのピアニスト。サティやデュティユーをはじめ、ロシアの作曲家、エディソン・デニソフの研究や画家ジャン・デュビュッフェの評伝などを出版、音楽学者としても高く評価されています。(2021/09/10 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP790

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    ドビュッシー:4手ピアノのための作品集 2 - 牧神の午後への前奏曲/海/映像(アルマンゴー/ショーズ)

    第1集(8.572979)ではドビュッシー(1862-1918)の若き時代の知られざる作品に光を当てた「4手のためのピアノ作品集」、第2集では"印象派の始まり"を告げる名作「牧神の午後への前奏曲」を中心に、色彩豊かな作品が収録されています。ドビュッシーが敬愛していた象徴派の詩人マラルメの妖艶な詩に基づいて作曲された「牧神の午後への前奏曲」は、調性を離れた繊細なオーケストラの響きがけだるく美しい作品ですが、ラヴェルによるピアノ編曲は、その美しい響きは残しながらも、ピアノならではの「音の仕組み」が見えてくるような仕上がりです。「海」はドビュッシー自身による編曲で、こちらも海面に映る日の光や砕け散る波の水の粒子一つ一つが見えてきます。「映像」は管弦楽版の3つの作品をドビュッシーの親友カプレがピアノ連弾版にアレンジ。通常はピアノ曲をオーケストレーションすることの多かったカプレの"逆パターン"の編曲は、作品を完全に掌握している親友ならではの凝りに凝った出来栄えで、原曲とは全く違った味わいが魅力的です。(2016/11/23 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573463

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    ドビュッシー:小組曲/6つの古代の墓碑銘/第1組曲(アルマンゴー/ショーズ)

    1872年にドビュッシー(1862-1918)はパリ音楽院に入学。正式に音楽の勉強を始めます。もともとはピアニストを志していた彼ですが、2年続けて賞が取れずに諦めてしまったのです。1878年からは作曲もはじめ、いくつかの曲を書きますが、1880年にあのメック夫人の伴奏者として同行し、多大なる影響を受けたことでも知られています。この当時に書かれた曲はあまり残存していないと言われていましたが、いくつかのピアノ連弾曲が2002年に発見、出版され、若きドビュッシーの姿を再現するのに一役買っていることはご存知の通りです。このアルバムでは更にレアな作品「管弦楽のための組曲」のピアノ連弾版が収録されていることに注目です。1882年から1884年頃に作曲されるもずっと演奏されることなく、2008年にようやく公開されたこの作品は、バレエ組曲のようであり、ドビュッシーのインスピレーションがフルに発揮された興味深い音楽です。どちらかといえばドリーブやラロに近い曲調ですが、至るところにドビュッシーらしさが感じられる、とても楽しい仕上がりとなっています。(2013/05/22 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572979

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    プーランク:ピアノのためのバレエ組曲「模範的な動物たち」/バレエ音楽「牝鹿」/オーバード(アルマンゴー)

    軽妙洒脱、そして繊細でユーモラスなプーランク(1899-1963)の作品には汲めども尽きぬ魅力があります。そのメロディの歌わせ方、ハーモニー、リズムのどれもが、いかにもフランス風であり、決して革新的ではなかったにせよ、独自の世界を築き上げたことは間違いありません。ここで聞く事のできるピアノ版のバレエ作品は、とても珍しいものですが、彼自身はバレエ作品を書くとき、他の作曲家のようにまず「ピアノ・スコア」を作成し、それを管弦楽版に仕立てることが多く(バレエのリハーサルのために)、これらもそんなスコアに基づいて演奏されています。パリ・オペラ座からの依頼で作曲された「模倣的な動物たち」。詩人ラ・フォンテーヌの「寓話」からテキストが取られたこの物語、ありがちなお話の中にピリリと教訓が込められた小気味のよいものなのですが、プーランクは音楽で更に創造的な世界を描きあげています。こちらのピアノ版は作曲家自身が同意した1951年のヨハンセンによるヴァージョンで演奏されています。タイトルに「若い娘たち」の意味がある「牝鹿」も人気作品。バレエ曲でもあり、協奏曲でもある「オーバード」(夜明け)は、恋を禁じられた女神ディアーヌの失恋物語。彼の私生活の失意が反映されているとも言われています。(2014/10/22 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573170

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    フランク:前奏曲、フーガと変奏曲/交響詩「アイオロスの人々」/祈り/前奏曲、コラールとフーガ/ルツ、聖書による牧歌(アルマンゴー)

    2022年に生誕200年を迎えた作曲家セザール・フランク。1-4や7-9はピアニストのレパートリーとして有名ですが、オリジナルのピアノの曲はこのアルバムの中で7-9だけ。他は、フランク自身と後続の音楽家がピアノ用に編曲したものです。サン=サーンスに捧げられた「前奏曲、フーガと 変奏曲」はオルガン曲で、リストは「バッハの傑作と並ぶ」と称賛しました。ここではハロルド・バウアーがピアノ用に編曲した版が演奏されています。「祈り」も同じ時期のオルガン曲で、ピアニストのブランシュ・セルヴァが編曲。 ワーグナーの影響が感じられる半音階的な手法が用いられた「アイオロスの人々」では、フランクはまずピアノ連弾のための版を作り、その後管弦楽版を書き上げました。ここでは作曲家ギュスターヴ・サマズイユの編曲によるピアノ独奏版が演奏されています。「前奏曲、コラールとフーガ」は、フランクが書いた数少ないピアノ曲の一つ。バッハに倣って書いたバロック様式に基づく厳格な形式を持つ作品で、3つの部分の主題は互いに関連をもっています。「ルツ、聖書による牧歌」は1843年頃に構想され、1845年に初演されたオラトリオ。この序奏のピアノ譜はフランクの死後1922年に出版されています。フランス近代作品を得意とするジャン=ピエール・アルマンゴーの演奏で。 (2022/12/16 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP906

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    ルーセル:ピアノ作品集 1 (アルマンゴー)

    管弦楽作品でお馴染みのフランスの近代作曲家、ルーセルのピアノ作品集のシリーズ第1集です。海軍時代の経験をもとに、自作に異国の雰囲気を盛り込み、印象主義の影響を受けながらも、独自の様式を開拓していくルーセル。フォーレのような淡い陰影でもなく、ドビュッシーのような神秘的な音楽でもなく、ラヴェルのような妙なノリもない・・・彼のピアノ曲の捉えどころのなさについての表現は難しいところです。しいて言うなら熱いジンジャーエールのような味わい。弾ける炭酸、ピリピリする生姜の刺激。そして全体は熱く甘く・・・。美味しいのか美味しくないのか評価不能。でもくせになる。そんな印象でしょうか。例えばトラック10-11「前奏曲とフーガ」を聴いてみてください。バッハの名前に基く音型を用いた複雑で奇怪なフーガは一聴の価値ありです。(2014/01/22 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573093

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    ルーセル:ピアノ作品集 2 (アルマンゴー)

    印象主義を経て新古典主義へと進んだフランスの重要な作曲家ルーセル(1869-1937)。もっぱら重厚な管弦楽作品集で知られていますが、彼のピアノ曲は独特な雰囲気と形容しがたい魅力に満ちたものなのです。この第2集に収録されている作品もなかなか面白いものばかり。トルストイの同名の作品から着想を得た前奏曲「復活」は、まるで主人公の心の中の苦しみをそのまま描写したかのような深い音楽で、曲の最後になってようやく少しだけ光が差すような希望を見出すことができるというものです。「野趣」はルーセルの自然への愛が反映された曲。きまぐれでしなやかな表情を持っています。「組曲」はバロック風な構成を持っていますが、こちらもやはり曲自体は晦渋。嵐で命を落とした船員の死を悼んで書かれた「前奏曲」の暗さ、もやもやした「シシリエンヌ」、少しだけ軽快な「ブーレ」と「ロンド」と、なかなか食えない作品です。学生時代の未発表作品「フーガ」と同じく若い頃の作品「時は過ぎてゆく」は幾分洗練された作品といえそうです。(2016/03/30 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573171