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レプシッチ, イヴァン

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    イストリアン・ラプソディ(ラツィック/ミュンヘン放送管/レプシッチ)

    【クロアチア生まれの音楽家たちによる母国の音楽文化へのオマージュ】CHANNEL CLASSICSやONYXに多くの録音がある人気ピアニスト、デヤン・ラツィックと、ミュンヘン室内管弦楽団の首席指揮者イヴァン・レプシッチは1歳違いでともにクロアチアの生まれ。このアルバムは、クロアチア西部のイストラ(イタリア名イストリア)半島の音楽文化に彼らが捧げるオマージュです。イタリア、スロヴェニアと国境を接するイストラ半島は豊かな民俗音楽の宝庫で、五音音階の独特な使用、個性的な和声とリズムは、合唱や民族舞踏によって伝承されてきました。ラツィックは早くから作曲にも取り組んでいて、このアルバム冒頭に収められた「イストリアの様式によるピアノ協奏曲」は5楽章から成る演奏時間36分余りの堂々たる作品。エキゾチックなサウンドとピアノのヴィルトゥオジティを堪能できます。続く「イストリア組曲」はクロアチア音楽界の重鎮だったデヴシッチによる民俗音楽を素材とした作品。バルトークを思わせる箇所もあれば異なる風合いもあり、興味深い音楽です。トラック10で使われているソピラはリードを持つ民族楽器で、その個性的な音色は地域のシンボルとされています。最後を締めくくる「イストリア民族賛歌のオルタレーション」はイストリア民族賛歌の旋律を主題とした12の変奏曲。(2023/05/26 発売)

    レーベル名:BR-Klassik
    カタログ番号:900332

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    ヴァスクス:旅人/ヴァイオリン協奏曲「遠い光」/交響曲第1番「声」(マディチ/ミュンヘン放送管/レプシッチ)

    1946年にラトヴィアのプロテスタントの牧師の家に生まれたヴァスクスは、リガの音楽院でコントラバスと作曲を学び、早くも1961年にはオーケストラや室内楽での演奏を開始。1970年から1年間、旧ソ連軍での兵役期間をはさんで演奏を続け、並行して作曲も学び続けます。宗教家の出自ゆえ、旧ソ連の宗教抑圧政策に悩まされた時期もありましたが、1990年代にギドン・クレーメル(ヴァスクスと同郷で一歳違い)によって作品が紹介されて以後は、一躍世界の注目を集める存在となりました。ヴァスクス作品の特徴は、作曲技法の先鋭さを競うのではなく、内省的で心に響く音楽となっていること。波や風などの自然音を思わせるサウンドや、伝承曲や教会音楽のような感傷的で息の長い旋律もしばしば聞かれます。このアルバムには弦楽のための3作品を収録。ザルツブルク音楽祭からの委嘱で1997年に書かれ、クレーメルが初演した「遠い光」は、世界的に演奏機会や録音に恵まれ、20世紀最後の10年間で書かれたヴァイオリン協奏曲の中でも代表格的な存在。8楽章から成り、メロディアスに高揚する2つのカンタービレや超絶技巧を伴う3つのカデンツァを静謐な緩徐楽章で挟んだ置いた構成は、無から始まり無に還る音楽や人の一生を象徴しているかのようです。同様の構成は、弦楽のための「交響曲第1番」やアルヴォ・ペルトへのオマージュである「旅人」にも見られます。ヴァイオリン協奏曲のソリストを務めるのは、現在オーケストラの第1コンサート・マスターを務める1984年生まれの期待の奏者スタンコ・マディチ。録音セッションは、コロナ禍による自粛を経てオーケストラが活動を再開し始めた2020年6月下旬に行われました。(2020/11/20 発売)

    レーベル名:BR-Klassik
    カタログ番号:900334

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    ヴェルディ:歌劇「アッティラ」(ダルカンジェロ/モナスティルスカ/ラ・コッラ/ペテアン/バイエルン放送合唱団/ミュンヘン放送管/レプシッチ)

    2017年9月よりミュンヘン放送管弦楽団の首席指揮者を務めるイヴァン・レプシッチ。この《アッティラ》は、2017年9月の《ルイザ・ミラー》(900323)、2018年11月の《2人のフォスカリ》(900328)に続くヴェルディ歌劇の3作目の録音です。《アッティラ》は、中世初頭に実在したフン族の王を主人公にするも、ヴェルディのイタリアへの愛国心が端的に示されており、中でもプロローグでエツィオが歌うAvrai tu l'universo、resti l'Italia a me 貴殿は全世界を得るであろう、だがイタリアは私に任せてはくれぬかのアリアは初演時から熱狂的な支持を得たことで知られています。タイトルロールのアッティラを世界の第一線で活躍するダルカンジェロ、亡き父の復讐に燃えるオダベッラを2015年のロイヤル・オペラ来日公演で話題を呼んだモナスティルスカが演じる他、エツィオ役にはヴェルディ歌手としておなじみのペテアンを配するなど万全の配役。重要な役割を果たす合唱もバイエルン放送合唱団が最高の歌唱を聴かせます。(2020/05/15 発売)

    レーベル名:BR-Klassik
    カタログ番号:900330

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    ヴェルディ:歌劇「第1回十字軍のロンバルディア人」(マチャイゼ/クリストーフ/プレッティ/サラス/バイエルン放送合唱団/ミュンヘン放送管/レプシッチ)

    【イヴァン・レプシッチによるヴェルディ初期歌劇シリーズ、第4作目は《第1回十字軍のロンバルディア人》】2017年9月、ヴェルディの歌劇《ルイザ・ミラー》を指揮、ミュンヘン放送管弦楽団の首席指揮者としてデビューを飾ったイヴァン・レプシッチ。2018年には《2人のフォスカリ》2019年には《アッティラ》を演奏。どれもBR-KLASSIKから全曲盤CDとして発売され高く評価されています。今回のアルバムは2023年4月23日に上演された《第1回十字軍のロンバルディア人》のライヴ収録。1843年に初演されたヴェルディの4作目にあたるこの歌劇は、11世紀ミラノを舞台に、圧政からの民族解放とローマ貴族の兄弟の確執を描いた重厚な物語。政治批判や宗教的なテーマが問題視されながらも、若きヴェルディの成功作となり、1847年にはニューヨークで上演されるなど大人気を博しました。アルヴィーノを歌うのはアメリカで学んだ若きテノール、ガレアーノ・サラス。張りのある高音と役への感情移入で聴き手を魅了します。ジゼルダ役のニーノ・マチャイゼは新国立劇場でも歌ったおなじみのソプラノ。パガーノを歌うミケーレ・ペルトゥージらヴェテランの歌唱も光ります。レプシッチの指揮は、若きヴェルディの鮮烈なドラマを見事に描きだしています。(2023/11/24 発売)

    レーベル名:BR-Klassik
    カタログ番号:900351

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    ヴェルディ:歌劇「二人のフォスカリ」(ヌッチ/ユ・ガンクン/マグリ/フォドル/ホルヴァート/バイエルン放送合唱団/ミュンヘン放送管/レプシッチ)

    レオ・ヌッチが歌う悲劇の父親!演奏会形式による《二人のフォスカリ》2017年秋、ヴェルディの《ルイザ・ミラー》を振ってミュンヘン放送管弦楽団の首席指揮者としてデビューしたイヴァン・レプシック。今作でもヴェルディの初期の知られざる歌劇を渾身の演奏で紹介しています。バイロンの原作に基づく《二人のフォスカリ》は、政敵ロレダーノの企みで、実の息子を処刑しなくてはならなくなった主人公フォスカリの悲劇を描いた作品。主人公フォスカリを歌うバリトンには高い演技と歌唱力が求められますが、ここではヴェテラン、レオ・ヌッチが迫真の歌唱で救いようのない悲劇の物語を歌い上げています。若手中心の歌手たちのアンサンブルも抜群です。(2019/08/23 発売)

    レーベル名:BR-Klassik
    カタログ番号:900328

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    ヴェルディ:歌劇「ルイザ・ミラー」(レベカ/ショイルレ/クタージ/マグリ/ペテアン/ミミカ/イェルクニカ/バイエルン放送合唱団/ミュンヘン放送管/レプシッチ)

    17世紀前半のチロルを舞台に、領主の息子と村娘の身分違いの悲恋を描いたヴェルディの中期の傑作《ルイザ・ミラー》。シラーの原作を元にカンマラーノが書いた台本は、若い恋人たちが陰謀に巻き込まれた末に悲劇的な死を迎えるまでが描かれており、ヴェルディはここに迫真の音楽を付けています。注目はタイトル・ロールを歌うマリーナ・レベカ。この役に初チャレンジをした彼女ですが、完璧な技巧と輝かしい声で聴衆を魅了しました。彼女を取り巻く歌手たちの熱唱も聴きどころです。また、指揮者イヴァン・レプシッチもこの《ルイザ・ミラー》の上演が、ウルフ・シルマーの後継者としてミュンヘン放送管弦楽団の首席指揮者としてのデビューであり、闊達な音楽からは指揮者とオーケストラの良好な関係が感じられます。(2018/04/27 発売)

    レーベル名:BR-Klassik
    カタログ番号:900323

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    ヴェルディ/プッチーニ/チャイコフスキー/ボロディン/ワーグナー:合唱作品集(バイエルン放送合唱団/レプシッチ)

    ヴェルディの歌劇《オテロ》第1幕で「喜びの火、陽気な炎はその輝きで夜を追い払う」と歌われる、オテロが率いる船団の乗組員たちの“歓喜の合唱”がそのままタイトルになったこのアルバムは、バイエルン放送合唱団とミュンヘン放送管弦楽団の今を示す輝かしい1枚です。指揮を務めるのは2019年11月に新国立歌劇場に初登場するイヴァン・レプシッチ。ヨーロッパのオペラ・ハウスで活躍する注目の指揮者です。イタリア・オペラの名作に登場する合唱曲を中心に、ロシア作品からお国物のワーグナーまで、合唱団とオーケストラの響きが見事に溶けあう素晴らしい音をご堪能いただけます。 (2019/11/29 発売)

    レーベル名:BR-Klassik
    カタログ番号:900329

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    ヴェルディ/プッチーニ/ワーグナー:テノールのためのオペラ・アリア集(トドロヴィチ)

    (2011/07/27 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC793

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    クリェリッチ:クロアチア・グラゴル・レクイエム(コラー/シュリヒト/ラポルテ/プシュカリッチ/バイエルン放送合唱団/ミュンヘン放送管/レプシッチ)

    「クロアチア・グラゴル・レクイエム」は、クロアチアの作曲家・指揮者クリェリッチ自身によって1996年に初演された作品。鐘の音に導かれた荘厳な合唱で始まり、伝統的なレクイエムの祈祷文が色彩豊かに歌われます。クロアチアが独立戦争に終止符を打つことに成功した時期に書かれた作品は、作曲家による自国とその文化に対する音楽的告白であり、戦争で命を落とした人々への哀悼の気持ちが込められています。同じくクロアチアの国民的作曲家の一人、ゴトヴァツの勇壮な「自由への讃歌」も収録。イヴァン・レプシッチが愛国心に溢れた2曲を心を込めて演奏しています。(2020/07/22 発売)

    レーベル名:BR-Klassik
    カタログ番号:900331

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    ゴトヴァツ:歌劇「いたずら者エロ」(フィヤッコ/コルディッチ/ムジェク/クロアチア放送合唱団/ミュンヘン放送管/レプシッチ)

    ヤコブ・ゴトヴァツは現代クロアチアを代表する作曲家の一人。ウィーンでヨーゼフ・マルクスに師事、ザグレブ歌劇場の指揮者として歌劇を演奏しながら、作曲家として歌劇、管弦楽、ピアノ曲、歌曲など多数の作品を残しました。作風は後期ロマン派の様式を踏襲しており、どれも民俗的要素に溢れた聴きやすいもので、日本では、彼の作品を愛した巨匠マタチッチがNHK交響楽団とともに、いくつかの舞曲を演奏したことでも知られています。1935年に作曲された歌劇《いたずら者エロ》は、ユーモアに満ちた物語とクロアチアの民族性が融合したゴトヴァツの最も成功した作品。ザグレブ歌劇場で初演されたのち、作品は9か国の言語に翻訳され、ヨーロッパ中の80を超える歌劇場で上演され続け、2018年には700回目の記念すべき上演が行われるほどの人気作となっています。700回目の上演時にはドイツ語版での演奏でしたが、このアルバムに収録されたミュンヘンでの上演はオリジナルのクロアチア語版が用いられており、指揮者のレプシッチを始め、主役の歌手たちは全てクロアチアのネイティブ・スピーカーを起用、合唱団はクロアチアからわざわざ呼び寄せるという念の入った演奏です。(2020/03/27 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555080-2