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チェルハ, フリードリヒ(1926-2023)

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    ヴェレス:歌劇「囚人の犠牲」(コッホ/ブルックス/ウルバス/ウィーン・コンツェルト合唱団/ウィーン放送響/チェルハ)

    ウィーン出身のエゴン・ヴェレシュ(1885-1974)は、ウィーン大学でグイド・アドラーに音楽学を学び、個人的にシェーンベルクから対位法を学んだ作曲家。1922年に国際現代音楽協会の設立メンバーになり、1929年からはウィーン大学の音楽学の員外教授になるものの、ユダヤ人であったため、1938年にナチス・ドイツの迫害を避けイギリスへ亡命。その後は1974年に亡くなるまでオックスフォードで教育家として活躍しました。この《囚人の犠牲》は彼の活動の絶頂期に書かれた音楽劇。グアテマラのバハ・ベラパス県ラビナルに伝わるアチ・マヤ族の音楽をともなう仮面舞踊劇「ラビナル・アチ」をドイツの作家シュトゥッケンが忠実に現代の言葉に編集した「囚人の犠牲」(1913)に基づいており、内容はラビナル族に侵略を試みたキチェ族の王子が捉えられ、生贄となるまでが描かれた悲劇です。ここに付けられたヴェレシュの緊迫感溢れる音楽を指揮したのは、ベルクの《ルル》の補筆完成を行ったフリードリヒ・ツェルハ。新ウィーン楽派を愛する彼ならではの見事な音作りが聴きどころです。 (2020/10/16 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5423

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    チェルハ:シュピーゲル(鏡)(クラグフォルム・ウィーン/ギーレン/ウィーン放送響/チェルハ)

    「鏡」…全曲を演奏するとほぼ80分。7つの部分からなる舞台のための音楽です。1960年から1961年にかけて作曲されたこの曲は、当時流行していたストラヴィンスキーの影響も感じさせつつ、独自の音響に彩られた模索的な部分も垣間見えます。1.2.5.7の部分は瞑想的であり、その後の作品である「カール・プラントルのためのモニュメント」にも関連付けられています。カール・プラントルは「石切り場における芸術」を提唱した彫刻家で、チェルハはプラントルが作り出した巨大な石の芸術から数多くのインスパイアを受けており、彼の名に基づく「カール・プラントルのためのモニュメント」と「Kに」。この2つの作品は、音による彫刻と呼べるものです。(2018/07/20 発売)

    レーベル名:col legno
    カタログ番号:WWE2CD20006