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ギルバート, ジェニファー

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    ラヴェル:管弦楽作品集 1 (フランス国立リヨン管/スラットキン)

    スラットキンとリヨン管による新プロジェクト、ラヴェル(1875-1937)の管弦楽作品集の第1集です。華麗オーケストレーションに彩られた音楽は、これまでにも多くの名指揮者たちが思い思いの色を塗った演奏を聴かせてきましたが、ここにスラットキンの新たな筆致による音の絵画を届けることとなりました。まずはスペイン風のリズムが楽しい「道化師の朝の歌」。この曲の解釈にはいろいろなものがありますが、このスラットキンの演奏は、前夜の過ぎた悪ふざけを思い出し、ちょっと苦笑しながら自己反省をする・・・もちろんちょっとまだ二日酔い?のような、シニカルさが漂うもの。落ち着いた「亡き王女のためのパヴァーヌ」、はじけまくりの「スペイン狂詩曲」などを経て、最後はお楽しみ「ボレロ」で締めくくります。決して羽目を外すことなく、上品さを保ちながらもやっぱり最後は爆発してしまう・・・。そんな人間味あふれるこのボレロが好きです。(2012/12/19 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572887

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    ラヴェル:管弦楽作品集 6 - ピアノ協奏曲集/ツィガーヌ(デュモン/ギルバート/フランス国立リヨン管/スラットキン)

    レナード・スラットキンが取り組む「ラヴェル:管弦楽作品集」シリーズ第6集には、待望の2曲のピアノ協奏曲と「ツィガーヌ」を収録。ジャズ風のリズムが多用された「ピアノ協奏曲ト長調」は冒頭から活力ある響きに満たされており、悠々と流れるオーケストラをバックにピアノが華麗な演奏を繰り広げます。戦争で右手を失ったヴィトゲンシュタインのために作曲された「左手のためのピアノ協奏曲」は超絶技巧が駆使された作品で、こちらもパーカッションが重要な働きを見せる多彩な響きが特徴です。ソロを務めるデュモンは1985年生まれの気鋭のピアニスト。パリ音楽院でブルーノ・リグットに師事、数々のコンクールで受賞歴を持つ名手です。オリエンタルな風情を持つ「ツィガーヌ」でヴァイオリンを演奏するのは来日経験もある女性ヴァイオリニスト、ジェニファー・ギルバート。迫力ある音色が魅力的です。スラットキンの生き生きとした演奏が作品に花を添えています。(2019/09/27 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573572