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フィデツィス, バイロン(1945-)

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    カラファーティ:交響曲 イ短調/伝説/ポロネーズ(アテネ大学音楽学部合唱団/アテネ・フィル/フィデツィス)

    ヴァシリー・カラファーティ(1869-1942)はギリシャで生まれ、ロシアで活躍した作曲家、音楽教師。ギリシャ人の両親を持ち、8歳で最初の音楽教育を受けたカラファーティは、サンクトペテルブルク音楽院に留学、リムスキー=コルサコフの作曲クラスで学び、1892年にはサンクトペテルブルクでの永住権を取得。やがて音楽院の対位法教授となりヘイノ・エッレルやショスタコーヴィチらを教えました。教師として活躍しただけではなく、作曲家としても歌劇やピアノ曲を発表、師リムスキー=コルサコフの作風を継承した重厚な作品を残しています。このアルバムに収録された「交響曲 イ短調」はカラファーティの唯一の交響曲であり、4楽章という伝統的な形式を遵守した壮大な作品です。重厚な第1楽章に始まり、2楽章のスケルツォの優雅な旋律はチャイコフスキーを思わせ、郷愁溢れる旋律で綴られた第3楽章、華麗な第4楽章が続きます。生涯、自身をギリシャ人とみなしていたカラファーティの交響曲は、2017年になってようやくギリシャで初演されました。この録音はその記録です。後期の作品「伝説」と祝祭的な「ポロネーズ」も聴きどころです。(2020/08/28 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.574132

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    カロミリス:狂詩曲集/抒情詩/聖ルークス修道院にて/エーゲ海の海賊(ロシア国立シンフォニック・カペラ/フィデツィス)

    「ギリシア音楽の父」として称賛される作曲家カロミリス(1883-1962)。もともとはオスマン帝国スミルナ出身、イスタンブールで音楽を学びましたが、ウィーンに留学後はアテネに在住。アテネに国民音楽院を創設し、ギリシア音楽の発展を目指しました。民謡に基づくオペラや交響曲が有名です。ワーグナーとリムスキー=コルサコフを賛美していたといい、自身の作風もドラマティックで重厚なものとなっています。このアルバムには、ピエルネが管弦楽用に編曲した狂詩曲や、朗読を伴う「聖ルークス修道院にて」など6つの作品が収録されています。作品はギリシアの民族音楽のリズムと複雑な対位法を多用した、独特の息の長い旋律線を持つ特異なものばかり。どことなく東洋的な雰囲気も漂わせるという、まさに百花繚乱の世界です。(2011/01/12 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572451

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    カロミリス:交響曲第3番/三連画/3つのギリシャの踊り(フィデツィス)

    ギリシャ国民楽派の父とも言われるカロミリスの音楽が、世界初録音で登場です。基本的には濃厚な後期ロマン派の作風で、細部まで緻密に書き込まれ、金管や打楽器のパワーを存分に解放した豪奢なオーケストレーションは聴きものです。「管弦楽のための三連画」は、首相を長く務めたギリシャの大物政治家ヴェニゼロスの追悼のために書かれた音楽です。第2楽章は感動的な葬送行進曲となっていますが、彼の妻の語るところによれば、ヴェニゼロス死去の報せを受けたカロミリスは、涙を流しながらピアノに向かい、この楽章を作曲していたということです。ともかくどの曲も驚くべきほどのパワフルさで、聴くものは圧倒されるばかりです。(2007/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557970