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マドリード州立管弦楽団

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    アルフテル:組曲「アルメリアのドン・リンド」/組曲「パン屋の夜明け」(マドリード州立管/エンシナール)

    スペインに生まれ、内戦により後半生を亡命したメキシコで送ったアルフテル、その音楽の底流には民族主義的な要素が流れていますが、ハキハキとしたリズム感覚とスパイスの効いたハーモニー、そして音を重ねすぎない簡明なオーケストレーションと、その表面はむしろ新古典主義風な装いをしています。例えばピアノ独奏を含む「協奏的序曲」など、あたかもストラヴィンスキーのように響きます(中間部には一瞬ラヴェルのピアノ協奏曲かと思うような一シーンもあり)。また飛び切りユニークなのは、7人の打楽器アンサンブルのための「パキリストリ」でしょう。打楽器だけでもこんなに多彩な表現ができるのかと、驚かされること間違いなしです。(2005/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557623

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    サルスエラ(スペインのオペレッタ) - 前奏曲と合唱曲集(マドリード州立合唱団/管弦楽団/ロア)

    どの国にも大衆に親しまれる音楽劇はあるもの。「サルスエラ」とはスペインのオペレッタとも呼べるもので、生活習慣や民謡などを題材に、国民的娯楽として19世紀に形づくられたものです。その絶頂期は19世紀後半でしたが、その伝統は今日まで受け継がれています。代表的な作品の前奏曲、間奏曲や合唱曲を集めたこのアルバムは格好のサルスエラ入門盤。どこをとっても、ラテン的、リズミカルでネアカ。締めくくり15の「マドリッド万歳」の歓喜の歌には心を揺さぶられずにはいられません。合唱団の優秀さも特筆されます。(2003/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555957

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    スペイン音楽のドン・キホーテ(エンシナール)

    17世紀初頭、スペインのセルバンテスによって書かれた小説「ドン・キホーテ」は、人類史上聖書に次ぐベストセラーとも言われています。音楽の世界でも、R.シュトラウス、ラヴェル、テレマンなど、この偉大なるキャラクター、物語を題材とした作品が知られていますが、当盤ではご当地スペインから誕生した、様々な音楽版「ドン・キホーテ」をご紹介します。4人の女性と1人の男性独唱を伴う、ロドリーゴのロマンティックで気宇壮大な交響詩風の「ドゥルシネアの不在」、弦楽合奏の先鋭な音色の連続が強烈なロマンの「ドン・キホーテの復活」、勇壮なゴンバウの「寝ずの番をするドン・キホーテ」など、個性豊かな作品たちが集まっています。(2007/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570260

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    チャピ:交響曲 ニ短調/ファンタジア・モリスカ(マドリード州立管/エンシナール)

    ルペルト・チャピと言えばサルスエラの作曲家だと思っていましたが、まさかこのような素晴らしい管弦楽曲を書いていたとは驚きです。ファンタジア・モリスカ(ムーア風幻想曲)は彼が率いていた軍楽隊のために作曲されましたが、6年後に管弦楽ヴァージョンに改訂されたもので、とことん明るい曲調が魅力です。ウィ-ン古典派の香りも漂う交響曲も聴きもの。豊かなメロディと極彩色の音が踊る素晴らしい作品です。(2009/02/11 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572195

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    バラダ:ナレーター、合唱、管弦楽とテープのための交響的悲劇「無」/エボニー幻想曲(マドリード州立管/エンシナール)

    20世紀スペインに生まれた作曲家バラダは、若い頃からアマチュア合唱団に所属し、合唱という表現媒体への限りない愛着を育みました。作曲家としても合唱の表現力を最大限に生かす作品を書き、その代表的成果が当盤の2曲です。「無」のテキストは、フランスの詩人ジャン・パリが自作言語を含む複数の言語で、愛する者の死に対する抗議を表現したもの。バラダの音楽は、テープ使用も含め合唱と管弦楽の激しい音響でテキストに呼応し、聴き手に怒涛のごとく押し寄せます。「エボニー幻想曲」はスピリチュアルを素材に自由に展開させるという、興味深いもの。激しい音楽を好む方に是非お薦めします。 (2005/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557343

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    バラダ:マリア・サビナ/ディオニシオ - イン・メモリアム(エンシナール)

    20世紀スペインのバルセロナに生まれた作曲家バラダの作品はこれまでもNAXOSからいくつかリリースされ、その強烈な個性は常に聴き手を魅了し続けています。今作は、「聖なるきのこ」を用いて幻視を行い世界の全てを見てしまう呪術師の悲劇をテーマにした「マリア・サビナ」と、1930年代に活躍した詩人ディオニシオ・リドルエホに捧げるカンタータの2編を収録。呪文までをもテキストに用いたアバンギャルドでエスニックな音楽です。(2008/06/11 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570425

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    ブレトン:アンダルシアの情景/アルハンブラにて/オペラ前奏曲集(マドリード州立管/ロア)

    現在ではほとんど忘れ去られてしまったサルスエラの巨匠、ブレトン(1850-1923)の音楽。あまりにも親しみやすい音楽だったから、却って嫌われてしまったのでしょうか? 1875年から1896年(彼が最も名声を得ていた時期)に書かれた4つの序曲もさることながら『アンダルシアの情景』の、いかにも。といったスペイン臭さにまみれる楽しさと言ったら! これはもう『スペインのアンダーソン』とでも呼ぶ他ありません。トラック2がオススメです。(2009/02/25 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572076

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    マルコ:ソット・ヴォーチ/コラール協奏曲第1番/ミステリア/ネクロノミコン(マドリード州立合唱団/マドリード室内管)

    スペインの作曲家、トマス・マルコ(1942-)の30年の創作過程を逆に辿る興味深い1枚。2000年に書かれたトラック1のソット・ヴォーチ(原題は(S)OTTO VOCI(E)と表記されている)は、声による絵画のような作品で、ありとあらゆる声の響きを駆使した極限の作品。70年代の「ネクロノミコン」は、ありとあらゆるパーカッションの響きを駆使した興味深い作品。間に挟まれた2つの作品も少々不気味ささえ感じさせる独創的な作品です。(2013/06/19 発売)

    レーベル名:Verso
    カタログ番号:VRS2129

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    ロドリーゴ:管弦楽作品全集 7 - クリスマス・キャロルと歌(マドリード州立管/エンシナール)

    作曲家としての真の姿が理解されているとは言い難いロドリーゴを解き明かすナクソスのシリーズに、意外な一枚の登場です。収録曲全てに合唱が加わった管弦楽曲集で、彼にこのような作品群があったこと自体、注目されていません。「クムランの改宗者の賛歌」で、ペルトをも想起させるようなシンプルな音が表現する神秘性は、「アランフェス協奏曲」などからは想像だにできなかった作曲者の一面があります。晩年作でアッシジの聖フランチェスコの生誕八百年記念に書かれた「賛歌」も同様に神秘的に始まりますが次第に高揚、最後は歓喜爆発。民謡を取り入れたクリスマスの歌も含め、内的でスピリチュアルなロドリーゴを発見してください。(2003/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557223

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    ロドリーゴ:ポートレイト

    スペインのギター音楽を語る上で、外すことのできないロドリーゴ。まずは有名な「アランフェス協奏曲」を思い出す方も多いでしょうが、それだけではなく、生涯にほぼ200曲に渡る様々な作品を書いています。オーケストラ曲あり、器楽曲あり、声楽曲あり。この2枚組にはそれらの中から厳選の22曲が収録されています。そんな彼自身は優れたピアニストであり、ギターは演奏しなかったというのも、ちょっとしたトリビアでしょうか。86ページに渡るブックレット(英語のみ)には、詳細な彼の生涯が記されています。偉大なる20世紀の作曲家の足跡を辿ることができる貴重な2枚組です。(2011/08/17 発売)

    レーベル名:Naxos Educational
    カタログ番号:8.558204-05