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ノヴァロ, リッカルド

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    カルダーラ:オラトリオ「キリストの足元のマッダレーナ」(ル・バンケ・セレスト/ギヨン)

    イタリア・バロック期に歌劇、宗教曲の両面で重要な作品を多く残した作曲家カルダーラの代表作の一つ「キリストの足元のマグダラのマリア」をダミアン・ギヨン指揮するバンケ・セレストの演奏で。カルダーラは1670年頃にイタリア、ヴェネツィアに生まれ、幼い頃には聖マルコ大寺院の聖歌隊員として活躍する傍ら楽器の習得に励み、1699年に当時の盛家、マントヴァ公ゴンザーガ家の宮廷楽長に就任します。しかしスペイン継承戦争の影響を受けゴンザーガ家は没落、彼は職を求めローマからウィーンに移り、最終的にはウィーンの宮廷副楽長として生涯を終えています。彼は1708年に最初の歌劇「Il piu bel nome 最も美しい名前」を作曲、以降、メタスタージオの台本を用いた歌劇や、バッハに影響を与えたとされるミサ曲など数多くの作品を残しましたが、この「キリストの足元のマグダラのマリア」はイタリア語で歌われるカンタータで、1700年にヴェネツィアで初演されています。イエスとマリアをめぐる6人の登場人物が次々と技巧的なレチタティーヴォとアリアを歌い繋ぐ形式で、多くのアリアにはヴァイオリンやチェロのオブリガートが付き、美しい旋律が与えられています。名手たちが集うアンサンブル「ル・バンケ・セレスト」の表現力豊かな伴奏にも注目です。(2018/09/28 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA426

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    ストラデッラ:歌劇「家庭教師トラスポ」(ノヴァロ/マメリ/トムキェヴィチ/アンサンブル・マーレ・ノストルム/デ・カルロ)

    【暗殺された天才作曲家、晩年の異形の大作に臨むマーレ・ノストルムの最新録音】モンテヴェルディとヴィヴァルディの間、中期バロックのイタリアを代表するほどの名匠のひとりでありながら、体系的紹介が意外になされてこなかったアレッサンドロ・ストラデッラ。その数ある宗教音楽劇を毎年のように発掘・録音しつづけてきたイタリアのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者=指揮者アンドレア・デ・カルロは今回、放縦な生活がたたった作曲家が刺客の手に倒れる3年前、終焉の地ジェノヴァで披露した長大な音楽喜劇をとりあげます。自身の家庭教師トラスポロに恋してしまった貴婦人アルテミジアに思いを寄せるニーロとチーロの兄弟を横目に、トラスポロは密かに思いを寄せている小間使いのデスピーナと愛を育み、アルテミジアは大騒動の末に兄弟のひとりと結ばれる……厳選された登場人物のやりとりを、通奏低音に数多くの撥弦楽器・弓奏低音弦楽器を配した独特の編成で起伏ゆたかに彩ってゆく濃密な演奏内容は、まさにイタリア古楽界の猛者集団ならではのドラマにあふれています。カヴァッリ亡き後のイタリアで、ダ・カーポ・アリアが定着する前に花開いた過渡期特有の面白さをご堪能ください。(2020/10/23 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A475

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    A. ストラデッラ:歌劇「ラ・ドリクレア」(バラート/ブリデッリ/サバータ/マルテラッチ/チェルヴォーニ/ノヴァーロ/イル・ポモ・ドーロ/カルロ)

    ストラデッラの作品を体系的に録音するプロジェクト第5弾。1670年代前半にローマで作曲された「ラ・ドリクレア」は、ストラデッラ最初の歌劇とされていますが、彼の作品の中であまり知られているとは言えません。当時一世を風靡していた17世紀スペイン黄金時代演劇の伝統を継いでおり、優雅にして楽しく、深く心に沁みる抒情性も持ち合わせたもの。またジラルドに表れるバリトンによる道化役の愉快な雰囲気は、その後ロッシーニまで受け継がれていきます。演奏陣は今のヨーロッパ古楽界を牽引する錚々たる古楽器奏者が居並び、ヴェルサイユ旧王室歌劇場での活躍もめざましいエメーケ・バラートや世界を騒がす新世代カウンターテナーのひとりシャヴィエル・サバタなど現代の大物歌手も続々、さらに器楽陣の多くがソロ・アルバムもリリースしている俊才揃い(たとえばヴァイオリンのゼフィラ・ヴァロヴァはAlphaでヴィヴァルディの協奏曲集を、スヴィリドフはRicercarでタルティーニのソナタ集を録音していますし、撥弦のダニエル・ザピコは来日公演も好評、シモーネ・ヴァッレロトンダもArcanaにソロ名義の名盤があります)という点からも期待感はいや増すのではないでしょうか。(2018/12/07 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A454