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トリンドル, オリヴァー(1970-)

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    ヴァイグル:歌曲集(クルスマン/ノアック)

    19世紀から20世紀初頭に書かれた夥しい数のドイツ・リート。シューベルト、ヴォルフ、ブラームス、マーラー、シュトラウス…これら百花繚乱の名曲の中に埋もれてしまった歌曲がどれほどあったのか、現在でも全貌はわかっていません。その「忘れられた歌曲」の中にこのカール・ヴァイグル(1881-1949)の歌曲も含まれています。ウィーンの上流階級の家庭に生まれ、ツェムリンスキーに作曲を学び、ウィーンの音楽界で高い評価を得た人ですが、ユダヤ系であったため、ナチスの迫害を受けアメリカに亡命し、その地で寂しく生涯を終えたというヴァイグル。生涯に渡って書かれた歌曲は、独特の風情を持っています。(2015/10/28 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5259

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    ヴァイグル:ピアノ協奏曲/狂詩曲/3つの歌(トリンドル/ジョンソン/イエナ・フィル/ガウデンツ)

    オーストリアの上流階級出身のカール・ヴァイグル。シェーンベルクと親交を育みながらも、自身は決して十二音技法には手を染めず、若い頃に影響を受けたマーラーの作風を受け継ぎ生涯後期ロマン派の曲調を貫いた作曲家です。1925年にはウィーン市賞を受賞、フルトヴェングラーら著名な演奏家たちが挙って彼の作品を演奏しましたが、ユダヤ系であったため、ナチスの侵攻に伴い自身はアメリカに亡命。作品の演奏を禁じられたため長い間忘れられてしまいました。しかし、20世紀の終りに巻き起こった「退廃音楽」の発掘と再評価によって近年注目が高まっています。このアルバムには1906年作曲の弦楽六重奏曲を原曲として1931年に書かれた弦楽オーケストラのための「狂詩曲」、同じく1931年の「ピアノ協奏曲」、1916年に書かれた「3つの歌曲」の3作品を収録。ピアノ協奏曲だけは少しだけ先進的な味わいを持っていますが、基本的には調性感のある耳なじみのよい作品に仕上がっています。ピアノ協奏曲を演奏するのはヴェテラン、オリヴァー・トリンドル。ノルウェー出身の若きソプラノ、リナ・ジョンソンの美しい歌声も聴きどころです。(2022/11/25 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555360-2

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    エコール・ド・パリのフルート(ルーラント/トリンドル)

    第一次世界大戦後、才能ある若い芸術家たちがフランスに集結。パリのモンマルトルやモンパルナスで活動を行っていました。1925年、出版業を営むミシェル・ディラールは彼らを「エコール・ド・パリ(パリ楽派)」と呼び、とりわけ才能が突出していたハルシャーニ、タンスマン、マルティヌー、チェレプニン、ミハロヴィチの作品の普及に尽力しました。このアルバムでは、この5人のフルートのための作品に、やはり才能に満ちたスイス出身のコンラート・ベックのソナチネを加え紹介。世界初録音を含む多彩な曲を“オーパス・クラシック賞“受賞歴を持つフルーティスト、タチアナ・ルーラントがピアノのトリンドルとともに演奏しています。(2023/09/08 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC494

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    カーン:ヴァイオリンとピアノのための作品集(ヴァハラ/トリンドル)

    リヒャルト・シュトラウスと同時期に活躍しながらも、その作風はかなり穏健であるとされるマンハイム生まれの作曲家、ロベルト・カーン(1865-1951)。確かにここに収録された作品はどれも調性がしっかりと感じられ、時にはブラームス風の端正さをも備えています。しかし、カーンはユダヤの血を引いていたため「退廃音楽である」とナチスによって作曲活動を禁じられてしまいます。そこで、1938年にイギリスに移住し、この地で数多くの作品を生み出すこととなります。そんな彼の作品のほとんどは出版されることもなく忘れられていましたが、最近になってようやく少しずつ復興の兆しが見えてきました。このヴァイオリン・ソナタも自筆稿からそのまま演奏されるなど、まだまだ出版、研究の余地のある作曲家、まずはこの2枚組を聞いてみてください。(2016/08/26 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777785-2

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    カーン:チェロ・ソナタ第1番、第2番/チェロとピアノのための3つの小品(テデーン/トリンドル)

    ドイツ、マンハイム生まれの作曲家ロベルト・カーン。ユダヤ系であったため、晩年はナチス政権により作品の演奏を禁じられてしまい、忘れられた存在になってしまいましたが、最近、作品の演奏機会が増えてきました。ほぼリヒャルト・シュトラウスと同世代でありながら、その作風は穏健であり、彼が薫陶を受けたブラームスの影響が色濃く感じられます。とりわけチェロのための作品はその傾向が顕著であり、このアルバムに収録された3つの作品は内省的な雰囲気を湛えるとともに、ブラームス作品に匹敵する高い完成度を誇っています。また「3つの小品」はシューマン風であり、カーンがいかにこの時代の作風を愛していたかがうかがい知れます。テデーンとトリンドル、2人の名手が表現力豊かに演奏、作品の魅力を伝えます。(2019/04/26 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555139-2

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    カトゥアール:ピアノ協奏曲/ピアノ五重奏曲/ピアノ四重奏曲(トリンドル/フォーグラー弦楽四重奏団/ベルリン放送響/クルティヒ)

    フランス系ロシアのピアニスト・作曲家ゲオルギー・カトゥアール。モスクワ大学で数学を専攻したものの、音楽への夢を捨てがたく作曲家に転向。ベルリンで研鑽を積み、モスクワではチャイコフスキーが「今、私は本当に素晴らしく創造的な才能を持っている人に出会った」と感嘆したほどの才能を披露するものの、結局ロシア国内ではほとんど認められることはなく、一時期は田舎に隠遁するほどの失意を感じていました。ようやく彼の才能が認められたのは1919年、58歳の時。モスクワ音楽院作曲科の教授に選ばれたカトゥアールはミャスコフスキーやカバレフスキーを教え、ロシア・モダニズムの道を開いていきます。彼は交響曲、協奏曲といった大掛かりな作品から、室内楽作品、ピアノ小品集やリートまで30を超える作品を遺しましたが、現在ではほとんど演奏されることがありまん。しかし、どの曲も美しい旋律と哀愁に満ちており、とりわけピアノを用いた作品には、優れた技術を持っていたカトゥアールらしい超絶技巧がふんだんに盛り込まれています。(2021/01/15 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5403

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    キール:ピアノ四重奏曲第1番 - 第3番(マテ/シュリヒティヒ/ヤンコヴィチ /トリンドル)

    1821年生まれのドイツの作曲家、キールは幼い頃から音楽の才能を発揮し、ほとんど独学にも関わらずピアノを演奏し、13歳になるまでに多くの作品を書いたとされています。交響曲と歌劇以外のほとんどのジャンルに手を染めた彼ですが、やはりその白眉はピアノ曲とピアノを用いた室内楽作品でしょう。ここに収録されたピアノ四重奏も、冒頭の3分を聴いただけでその渋い輝きに圧倒されるはず。シューマンとブラームスを結ぶ隠れた掛け橋として、もっと評価されても良い人です。(2008/01/16 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777076-2

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    キュンネッケ:ピアノ協奏曲/セレナード/ツィゴイネルワイゼン(トリンドル/ミュンヘン放送管/タイス)

    ドイツで生まれベルリンで学び、音楽をマックス・ブルッフに師事、ベルリンの地方劇場の合唱指揮者を経て作曲家として名声を確立したキュンネッケ。最初のうちは劇音楽を書いていましたが、第一次世界大戦後に務めた劇場で、オペレッタに目覚め、以降は代表作《どこかのいとこ》を始めとしたオペレッタの作曲に生涯を捧げました。しかし、このアルバムに収録されているのは、1920年代を席捲したジャズの影響が感じられる「ピアノ協奏曲」、ブラームスやレーガーの伝統を受け継いだ「セレナード」、ジプシーのメロディを効果的に取り入れた「ツィゴイネルワイゼン」の3曲。どれも「オペレッタ作曲家ではないキュンネッケ」に焦点が当てられています。(2017/07/21 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555015-2

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    クーラ:ヴァイオリン・ソナタ集(カーモン/トリンドル)

    フィンランドの知られざる作曲家トイヴォ・クーラの作品集。作曲家、指揮者として名声を獲得し始めたさなか、酒宴の席で口論となり34歳の若さでこの世を去ってしまった悲劇の作曲家です。彼はシベリウスに作曲を学びましたが、自身は管弦楽作品はあまり好まず、ピアノ曲や合奏曲、室内楽作品などに関心を向けていました。とりわけ、ヴァイオリニストを目指していたせいもあり、作品の中でヴァイオリン曲が大きな比重を占めています。アルバムの中で中心となるヴァイオリン・ソナタは1907年、24歳の作品ですが、すでに確立された作風を備えています。ニーナ・カーモンは以前にも他のレーベルでクーラのソナタを録音するほど、彼の作品に心酔しているヴァイオリニスト。フィンランドの風景が映し出された表情豊かな小品も聴きどころです。
    (2018/10/05 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555148-2

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    グレーナー:管弦楽作品集 3 (トリンドル/ミュンヘン放送管/フランシス)

    ベルリンの職人の家に生まれたグレーナーは、他の優れた作曲家たちと同じく幼い頃から楽才を発揮、長じてからは、ドイツの各地で楽長として活躍後、ロンドン王立ヘイマーケット劇場の音楽監督に就任し、同時に英国王立音楽院で教えるなど、多彩な活躍をしました。勤勉な生活を送っていましたが、1920年代の終わりから国家社会主義党に入会し、いくつかの作品はナチス・ドイツのプロパガンダとして使われ、また1933年には国家社会主義ドイツ労働者党に入党することで、ナチスから数多くの便宜を図られることとなります。しかし、1944年に自宅が爆撃に遭い、全ての自筆譜は失われてしまったのです。そのような理由により、彼の作品についての評価は現在でも定まってはいませんが、いくつかの作品を聴いてみれば、彼の真の才能を感じることができるのではないでしょうか。(2015/03/25 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777697-2