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コロステリョフ, ドミートリー(1979-)

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    ヴァインベルク:歌曲全集1 (カルジナ/ニコラーエワ/コロステリョフ)

    ポーランドで生まれ、ソ連で生涯のほとんどを過ごしたワインベルグの歌曲集です。在学中にナチスの迫害を受けミンスクへと逃れた彼は、ショスタコーヴィチの影響を受けつつ、22曲の交響曲を始め、7つのオペラ、17の弦楽四重奏曲、協奏曲などたくさんの作品を残しました。彼の作品のほとんどは最近まで日の目を見ることもなく忘れられていましたが、最近復興の兆しは見えてきたようです。しかし、ここに収録されたような「歌曲」の分野はまだまだ未開発。このTOCCATAのシリーズは重要な道しるべとなることでしょう。第1集は「子どもの時代」がテーマの3つの歌曲集です。「ロールパンの歌」などのチャーミングな曲や、目の覚めるほど美しい「子守歌」など興味深い歌がてんこ盛りです。(2008/10/08 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0078

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    チャイコフスキー:ピアノ&室内楽作品集(ソロヴィエヴァ/コロステリョフ/ディチェンコ)

    チャイコフスキーと言っても、あの有名な「白鳥の湖」などの作曲家とは血縁関係がない、このボリス・チャイコフスキー(1925-1996)。ロシアの20世紀後半を代表する作曲家の一人です。モスクワ音楽院でオボーリンにピアノを学び、シェヴァーリンとミャスコフスキー、ショスタコーヴィチに作曲を学んだ人で、もちろん師らの影響も感じられますが、映画音楽なども多く作曲したせいか、その作風は幾分わかりやすいもので、とりわけここに収録されている10代の頃に書かれたピアノ曲は、習作のようなものとはいえ、どれも愛らしさを備えていて、ショパンやスクリャービンの影響も強く感じられます。それに比べると、円熟期の「2台のピアノのためのソナタ」は激しいリズムに支配された強烈な音楽。構造は古典的ですが、ここに盛られた作風は間違いなく現代的アプローチによるものです。第1楽章で展開される、リズミカルに叩きつけられる鍵盤から引き出される音楽、静謐な第2楽章、人を食った第3楽章と、なんとも面白い作品です。(2016/04/27 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP716

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    ペイコ:ピアノ作品全集 1 (コロステリョフ/ジェメシウク)

    音楽的な家庭に生まれ、幼い頃からピアノの才能を発揮し、モスクワ音楽院でミヤスコフスキーに学び、9曲の交響曲と、多くの管弦楽曲、弦楽四重奏曲やピアノ曲などに優れた作品を残したニコライ・ペイコ。教師としても優秀で、グバイドゥーリナも彼から指導を受けたことが知られています。しかし、当時のソビエトの作曲家の例に漏れず、彼も政権によってその活動を制限され、その作品のほとんどは現在忘れられてしまっています。しかし彼の作品からは、当時のロシアの文化の香りが確かに感じられます。ピアノ作品はオーケストラのような厚みを持つ音で構成されていますが、それは、まるで交響曲を書く間の息抜きのように、シンプルなフォームを持っています。もちろん高い技術を要する高度な手法で書かれています。1979年生まれのピアニスト、コロステリョフは現代ロシアの作品を得意とするピアニスト。鋭い打鍵と高い表現力を持つ人です。(2014/07/23 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0104

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    ペイコ:ピアノ作品全集 2 (コロステリョフ)

    帝政ロシアからソヴィエトへと移り変わりつつあった1905年以降は、この国の芸術家たちにとっても厳しい時代でした。このニコライ・ペイコ(1916-1995)もそんな作曲家の一人です。「帝政ロシア」の良き文化を引き継ぐ音楽的な家庭に生まれ、幼い頃からピアノを学び、ショスタコーヴィチの助手を務め、ミヤスコフスキーに師事するというエリートであり、9曲の交響曲や数多くの管弦楽作品、ピアノ曲を書きましたが、他の作曲家たちにように政権によって活動を制限され、そのまま忘れられてしまったのです。彼のピアノ曲には重厚な響きと、時にはショスタコーヴィチのような皮肉があり、また仄かな郷愁も感じられます。この2巻からなるペイコのピアノ曲集は、この時代を映し出す鏡のようなものといえるでしょう。ピアニスト、コロステリョフは1979年生まれ。モスクワで学び、ペイコの第1集をはじめ、ヴァインベルクなど数々のロシア音楽を録音しています。共感に満ちた音が心に残ります。 第1集…TOCC-104(2015/04/22 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0105

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    リャードフ:合唱作品全集(ロシア音楽院室内合唱団/ニキフォルチン)

    交響詩「魔法にかけられた湖」や「キキモラ」など、ロシア民話に由来する重厚なオーケストラ作品や、ショパンの伝統を受け継ぐロマンティックなピアノ作品で知られるリャードフ。彼はまた数多くの合唱作品も遺しています。その多くは、宗教的作品、民謡編曲、オリジナル曲の3つに分類されますが、どれも精緻な職人技に支えられた美しさを備えています。このアルバムに収録されている作品の多くはロシア民謡によるものですが、素朴な旋律が、低音を生かした見事なアカペラ合唱作品に仕上がっています。そしてアルバムには、ハルモニウムの4手連弾を伴奏とする「アヴェ・マリス・ステラ」や2台ピアノ8手連弾を伴う「スラヴァ(栄光の意)」など珍しい形態で書かれた作品も含まれており、リャードフの創意工夫が窺えます。ロシア音楽院室内合唱団は、2016年にイヴァン・ニキフォルチンによって設立されたアンサンブル。ロシア音楽ア院室内管弦楽団とともに、20世紀と21世紀に書かれたロシア音楽をレパートリーの中心に据え、幅広く活動しています。(2021/09/10 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0614

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    ロシア王朝のピアノ音楽 - リャードフ/ポマザンスキー/アンティポフ(コロステリョフ/ソロヴィエヴァ)

    このアルバムには、ロシアに連綿と連なる音楽家の家系に生まれた作曲家たちの作品が収録されています。最初に登場するコンスタンティン・リャードフは登場人物の中心となるアナトーリ・リャードフの父。帝政ロシア時代の指揮者、作曲家、ヴァイオリニストとして活躍しました。そしてアレクサンドル・リャードフはコンスタンティンの兄。やはりバレエ指揮者、作曲家として名を成した人物です。またコンスタンティン・アンティポフはアナトーリのいとこであり、サンクトペテルブルク音楽院でリムスキー=コルサコフに作曲を学んだ人。才能ある作曲家でしたが1890年代後半には作曲活動をやめてしまったようです。イヴァン・ポマザンスキーは、アナトーリの姉ヴァレンティーナの夫。アナトーリはしばしばイヴァンに音楽に関するアドヴァイスを求めていました。イヴァンはサンクトペテルブルク音楽院でハープを学び、マリインスキー劇場合唱団の指揮者としても活躍。このアルバムに収録された「ポルカ」はアナトーリに捧げられています。エフゲニー・ポマザンスキーはイヴァンの息子。伯父であるアナトーリとバラキレフに学び、1940年にはプスコフに音楽学校を設立し後進の指導にあたるとともに、第二次世界大戦後のロシア音楽の復興にも携わりました。残念なことに作品はほとんど残されていませんが、このアルバムには、現存する子供向けの3曲が収録されています。(2021/10/08 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP858