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ブルーミナ, エリザヴェータ

Search results:13 件 見つかりました。

  • KAUFMANN, W.: Orchestral Works, Vol. 1 - Piano Concerto No. 3 / Symphony No. 3 / An Indian Symphony (Blumina, Berlin Radio Symphony, D.R. Coleman)

    ボヘミアのカールスバート(当時オーストリア=ハンガリー帝国の一部)で生まれたウォルター・カウフマンの作品集。ベルリンではフランツ・シュレーカーに学び、学生時代には相対性理論で知られるアルベルト・アインシュタインと親交を結んでいます。卒業時にはマーラーに関する学位論文を提出するも、ナチス支持者の教授に抗議し学位取得を拒否、その後は指揮者ブルーノ・ワルターのアシスタントを務めながら自身の作品の演奏にも携わっています。フランツ・カフカの姪と結婚し、ナチスの迫害から逃れ1934年には家族で亡命、インドのボンベイに移住します。同地ではインドとアジア音楽の研究をする傍らオール・インディア・ラジオのディレクターを務め、同局が放送開始前に流す音楽(インターバル・シグナル)を作曲。またスービン・メータの父メーリ・メータらと共にボンベイ室内楽協会を設立し、一時期はズービンを教えていました。その後イギリス、カナダを経てアメリカに渡り、ダリウス・ミヨーの紹介でインディアナ大学に職を得て、亡くなるまで音楽学を教えました。彼は80曲を超えるオーケストラ曲や、10曲以上の歌劇などを残しましたが、それらは現在ほとんど知られていません。このアルバムでは4つの作品をフィーチャー。インドの旋律を用いたエキゾチックな小品や、ブルーミナが独奏を務めるピアノ協奏曲など、全てが世界初録音です。(2024/04/12 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555631-2

  • PERFECT MOODS思索的で現代的なピアノ小品集

    【Grand Pianoレーベル10周年記念企画!】このボックスの特徴をわかりやすく言えば「極上のヒーリング系ピアノ作品集」でしょう。確かに美しく繊細な音楽が並んでいます。しかし、このセレクションにはもう一つの側面があります。それは20世紀以降の現代音楽の潮流に背を向け、調性のある音楽の“今”を追い求めた開拓者たちの記録なのです。ユダヤ教の祈りの歌をひたすらに切なく綴ったハスラム、アルメニアの民俗性を時折覗かせるステパニアン、ナイーヴな美の求道者シルヴェストロフ、ミニマルの要素は抑え気味に深い内面の感情を描いたグラスの映画音楽、様々な音楽の要素を結合させたエカナヤカ(日本からは滝廉太郎が引用されています)、恋愛ドラマのBGMのようなアイラペティアンと、まさに陶酔のラインナップです。 ――吉池拓男(監修)(2022/09/09 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP898X

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    ヴァイベルク:フルート協奏曲第1番、第2番/12の小品/フルートとピアノのための5つの小品(シュタイン/シュチェチン・フィル/ブルーミナ/コールマン)

    最近、注目されているヴァインベルク。このアルバムには彼のフルート作品が全て収録されています。ソヴィエト時代に書かれたヴァインベルクの独奏作品の多くは特定の奏者を念頭に置いたものが多く、フルート作品もほとんどの曲が当時の名手アレクサンドル・コルネーエフのために書かれています。作品年代の最も早い曲は「12の小品」であり、後に弦楽オーケストラのためにアレンジされるなど、ヴァインベルクのお気に入りの作品でもありました。1961年の「フルート協奏曲第1番」はハチャトゥリアンを思わせる活発な第1楽章、抒情的な第2楽章、流麗な第3楽章で構成されています。「協奏曲第2番」はヴァインベルクの最後の作品の一つ。コルネーエフに捧げられており、やはり古典的な形式で書かれています。「5つの小品」の楽譜は長い間失われていましたが、最近発見され、ようやく演奏されるようになりました。ドビュッシーの引用が印象的な第1曲を始め、自由な作風による興味深い小品で構成されています。(2019/10/25 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573931

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    ヴァインベルク:子どもの手帳第1集 - 第3集/ピアノ・ソナタ第1番(ブルーミナ)

    チェロの作品などで最近めきめき知名度を上げている作曲家、ヴァインベルクのピアノ作品集です。彼は20歳の時に最初のピアノ・ソナタを作曲しましたが、それは若者の作品としては恐ろしいまでの完成度を持ち、情緒的な深さと音楽的な成熟を宿したものでした。このアルバムでその才能を感じてみてください。3冊からなる「子どものための手帳」は1944年から45年にかけて作曲されたもので、彼の12歳の娘、ビクトリアに捧げられています。古今東西の「子どものために」書かれた曲集を凌駕する内容を持ち、技術的な難易度は(それほど)高くなくとも、内容の充実度はばっちり。聴いているだけでも楽しいちょっとムソルグスキーを思わせる曲集です。(2011/02/16 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777517-2

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    ヴァインベルク:ピアノ五重奏曲(ピアノと管弦楽編)/子どもの手帳(ブルーミナ/インゴルシュタット・グルジア室内管/ガザリアン)

    1940年にショスタコーヴィチのピアノ五重奏曲が初演され大成功を収めたその5年後、彼の若き友人ヴァインベルクのピアノ五重奏曲の初演がボリショイ四重奏団とエミール・ギレリスによって行われました。“ロシア・モダニズム”の頂点を成すこの作品は、後に作曲家自身や他の人々によって様々なヴァージョンに編曲されており、それぞれがヴァインベルクの入門作として親しまれています。このアルバムではヴァインベルク作品を得意とするファゴット奏者バイアーが編曲したヴァージョンを演奏。近代ロシア作品のオーソリティ、ブルーミナが奏でる雄弁なピアノに拮抗する、増強された弦の響きが聴きものです。アルバムにはブルーミナのソロによる「子供の手帳」がカップリングされています。(2020/10/16 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5366

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    ヴァインベルク:ピアノ三重奏曲 Op. 24/ヴァイオリン・ソナチネ Op. 46/コントラバス・ソナタ Op. 108 (ブラッハー/オフェル/モーザー/シェハタ/ブルーミナ)

    いくつかのレーベルで、その作品のリリースが進行しているポーランド生まれ、ロシアで活躍した作曲家ヴァインベルク(1919-1996)。このアルバムは、ロシア音楽を深く愛する研究者&ピアニスト、ブルーミナの素晴らしい解釈による3つの作品が収録されています。名手ブラッハーを始めとした彼女を取り巻く仲間たちの演奏からは、初期から中期にかけて書かれたこれらの作品の成熟の度合いと作風の変化をたやすく聞き取ることができるでしょう。先人や同時代の作曲家たちの影響をうまく取り入れながら、そこに民俗的な味付けを施し、独自の作風を作り上げたヴァインベルク。もっとたくさんの人に聴いていただきたい作曲家です。(2014/04/23 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777804-2

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    ヴァインベルク:木管楽器のための室内楽作品集(バイアー/フックス/ヴィーゼ)

    最近、その作品の復興が盛んなポーランド=ロシアの作曲家ヴァインベルク、新しい作品も次々と発見され、更に世界的評価が高まっています。このアルバムでは比較的珍しい室内楽作品を4曲収録。比較的初期の作品であるクラリネット・ソナタは聴く機会もありますが、晩年の無伴奏ファゴット・ソナタや三重奏曲はほとんど知られていません。彼の作品は、よくショスタコーヴィチとの類似点が指摘されますが、実際にはもう少し抒情的な要素を持ち、また驚くほど感傷的な面も見えたりします。各々の楽器には高い技術が要求され(特にピアノ・パート)、演奏もなかなか困難ではありますが、ここで見事な統率力を見せるピアニストのブルミナを始めとする演奏家たちは、文句なしの名演を聴かせています。(2012/06/13 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777630-2

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    ウストヴォリスカヤ/シルヴェストロフ/カンチェリ:ピアノと管弦楽のための作品集(ブルーミナ/シュトゥットガルト室内管/T. ザンデルリンク)

    ロシア周辺の3人の現代作曲家が書いたピアノと管弦楽のための作品集。どの曲も親しみやすく耳に優しいものばかりです。ショスタコーヴィチに師事し、強い影響を受けたペトログラード生まれの女性作曲家、ウストヴォリスカヤ。その作品は常にショスタコーヴィチと比較されるも、独自の神秘的な作風は一部の愛好家に強く愛されています。この《協奏曲》は幾分調性感に支えられながらも、その音列は不可思議な肌触りを持っており、決して溶け合うことのないティンパニの響きが独特な味わいを加えています。シルヴェストロフの《ポストリュード》は想像通りの穏やかな作品。ロマン派の残滓が色濃く感じられる静謐な響きに彩られています。カンチェリの《SIO=そよ風》は、彼の故郷であるグルジア民謡が効果的に用いられた印象的な音楽です。こちらはドレスデン・シュターツカペレ創立450周年の委嘱作品で、懐かしいメロディを伴いながら吹いて来る風がダイレクトにイメージできる曲です。最後のシルヴェストロフの「賛歌」は冒頭の3秒を聴いただけでなぜか涙が溢れてくるほどの懐かしさを伴う"心にしみる曲"です。(2016/10/21 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP678

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    カプースチン:サクソフォンのための作品集(ブルーミナ/ブルーンス/クレール=オプスキュール・サクソフォン四重奏団)

    1930年代からソビエト連邦でビッグバンドの一員としてジャズを演奏、アレンジしていたカプースチンですが、彼が興味を抱いていたのは「クラシック音楽」であり、ジャズのイディオムを取り入れることで、次々と新たなスタイルが生まれ、このジャズ風のクラシック作品は現在世界中で高い人気を誇っています。このアルバムにはサクソフォンを効果的に用いた3つの作品を収録。2つの編曲作品は、どちらもカプースチンが認めたという出来栄えであり、素晴らしいアンサンブルで高く評価されるクレール=オプスキュール・サクソフォン四重奏団の闊達な演奏でお楽しみいただけます。また五重奏曲には、ロシア近代作品の見事な解釈で知られるピアニスト、エリザヴェータ・ブルーミナが参加、二重奏では名手ペーター・ブルーンスがチェロを弾くなど、素晴らしいゲストにも注目です。(2020/02/07 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5369

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    カンチェリ:小さなダネリアーデ/ワルツ・ボストン/18の小品(抜粋)/ラルゴとアレグロ(ブルーミナ/シル/ロベルト・シューマン・フィル)

    1930年代のソ連圏に生まれた作曲家はシュニトケ、ペルト、カプースチン、シルヴェストロフ、そしてカンチェリと個性豊かで、西側の現代音楽とは異なるサウンドと表現を志向する彼らの作品は、1980年半ば以降、西側でも知られるようになりました。この時代の作品に熱心に取り組むピアニスト、ブルーミナの新作はグルジア(現ジョージア)に生まれたカンチェリの作品集。「ロマンティシズム抜きの音楽と人生はありえない。ロマンティシズムこそは無知、暴力、悪を乗り越える至高の美の力」と語っていたカンチェリらしい1枚です。ロシアに生まれ、幼少期はバレリーナを目指していたというブルーミナが自ら指揮も兼ね、この作曲家特有のムードをとらえた音楽を奏でています。カンチェリは映画音楽を数多く手がけました。「小さなダネリアーデ」はゲオルギー・ダネリヤ監督の1986年のSF映画『不思議惑星キン・ザ・ザ』から着想を得た作品で、曲中にはオッフェンバックの「ホフマンの舟歌」も引用されています。「ボストン・ワルツ」は22分余りも続く緩やかな音楽。メランコリックで途切れがちな音楽と断片的で不安定な楽想はとても踊り向きとは思えない、不思議な作品です。映画や劇作品用の音楽を素材とする「18の小品」から選ばれた9曲は、どの曲も2~3分と短く、カンタービレ、ドルチェ、ドルチッシモといった記号から想像される通りの静かで甘美なひと時が流れてゆきます。「ラルゴとアレグロ」は緩と急、静謐と騒乱が対照をなす、初期カンチェリらしい作品。(2023/11/10 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5488