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クリステンソン, アンナ(1982-)

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    マンケル:ピアノ協奏曲/ニューストレム:コンチェルト・リチェルカンテ(クリステンソン/ラインランド=プファルツ州立フィル/パーテルノストロ)

    スウェーデンの推理作家ヘニング・マンケルの祖父にあたる同名の作曲家ヘニング・マンケル。彼の一連のピアノ独奏作品はアンナ・クリステンソンがすでにリリースしており(PHOENIX EDITION PE184)、その独創的で幻想的な音に魅了された方も多いのではないでしょうか?今回のピアノ協奏曲も同じ流れを汲むもので、ほんの少しだけ、彼が興味を持っていたフランス印象派の雰囲気を持つ面白い作品で、ずっと未発表であったものですが、今回実際に聴けるのは嬉しいことです。ニューストレムの作品も、なかなか面白いもので、こちらはストラヴィンスキーやオネゲルなどの新古典派の影響が感じられる、強烈な味わいをもつもの。彼が生涯を通じて愛していた"海の情景"も反映された美しい音楽です。(2015/08/26 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5240

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    マンケル:ピアノ作品集(クリステンソン)

    さて、ヘニング・マンケルというと、スウェーデンの有名な推理作家&児童作家を思い出す方も多いかもしれません。実は、この作曲家マンケルは作家の祖父です。彼はピアノと和声学の教師で、ストックホルムで暮らし、1917年にスウェーデン王立音楽学校のメンバーとなりました。彼は評論家としても高名でしたが、現在では彼の作品はほとんど忘れ去られてしまいました。若きピアニスト、クリステンソンはスコアの劣悪なコピーを洗い出し、困難な過程を経て、これらの曲に新たな命を吹き込みました。彼の作品はドビュッシーやグリーグの流れを汲んではいますが、どれも幻想的かつ陰鬱で、まさに北の大地なくしては生まれない深い響きを持っています。たとえば「夏」と題された前奏曲の1曲でさえも明るい光はどこにも見えません。しかし憂いに満ちたメロディは心地よく耳に残ることでしょう。渋さ満点ですが、この孤高の精神に一たび触れてしまうと、その魅力に引き込まれてしまうはずです。(2010/04/21 発売)

    レーベル名:Phoenix Edition
    カタログ番号:Phoenix184

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    ルーセンベリ:ピアノ作品集(クリステンソン)

    20世紀半ばまで、ほとんどのスウェーデンの作曲家たちは、パリやウィーン、ベルリンから来る「新しい傾向」を受け入れることを拒否していました。しかし一部には前衛的な音楽の支持者は存在していたのです。この1892年生まれのルーセンベリもそんな一人であり、彼はスウェーデンに「無調」をもたらした人として20世紀のスウェーデン音楽界において最も影響力の強い作曲家となったのです。貧しい家庭に生まれたルーセンベリ(1892-1985)は1915年にストックホルム音楽院で勉強を始める前に、既にオルガニスト、ピアニスト、音楽教師として活躍していました。その後、ドレスデンでシェーンベルクの室内交響曲を聴き「前衛音楽」に覚醒。その時の衝撃は最初の弦楽四重奏に反映されています。このアルバムには5つの作品が収録されており彼の作風を端的に知ることができます。興味深いのは「主題と17の変奏曲」で単純なメロディがどのように変化していくかが鍵と言えるでしょう。アンナ・クリステンソンの揺るぎない演奏で。(2013/02/20 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5116