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アイルランド国立交響楽団

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    ブランコ:管弦楽作品集 3 - 交響曲第3番/マンフレッドの死/アレンテジャーナ組曲第2番(アイルランド国立響/カッスート)

    20世紀のポルトガルにおいて、最も重要な作曲家の一人フレイタス・ブランコ。彼はとても若い時期に作曲を始めましたが、高度かつ精巧な作曲技法を身に付けるためにベルリンで学び、その後パリで過ごしたせいか、最初の交響曲が完成した時は既に34歳になっていました。この第3番の交響曲は1930年から1944年に渡って書かれたもので、冒頭の雰囲気はまるでブルックナーを思わせる荘厳で雄大な仕上がりになっています。第2楽章は簡素な形式の上を極めて滋味深い音楽が流れていきます。対する第3楽章は少し暴力的。胸をかきむしるかのような弦の響きは唐突に断ち切られ、荒々しい音に飲みこまれてしまうかのようです。そして快活な終楽章は目が覚めるような鮮やかさです。初期の作品、「マンフレッドの死」は若干習作の域を出ないようですが、16歳の作品としては上々でしょう。とても親しみやすいアレンテジャーナ組曲 第2番が気に入った方は、第1集(8.570765)で第1番をお聴きください。もちろん第2集(8.572059)もオススメです。(2010/07/14 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572370

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    ブランコ:管弦楽作品集 2 - 交響曲第2番/ゲーラ・ジュンケイロの読書のあと/人工楽園(アイルランド国立響/カッスート)

    2008年にリリースした第1集(8.570765)が大好評。ポルトガルの知られざる巨匠、フレイタス・ブランコの管弦楽作品集第2集は、交響曲第2番を中心に収録した1枚です。この曲はグレゴリオ聖歌、ブルックナーのスケルツォ、セザール・フランク、ドビュッシーなど様々な音楽から影響を受けているようで、異なった要素を絶妙に組み合わせた噛みごたえのある作品と言えるでしょう。R.シュトラウスの交響詩を思わせる「ゲーラ~」、阿片愛好家の告白から喚起された「人工楽園」、どれもがブランコの最高傑作と言えるでしょう。(2009/03/25 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572059

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    ブロムヘッド:ア・レイ・フォー・ア・ライト・イヤー/ヴァイオリン協奏曲/交響曲第2番(スメイル/アイルランド国立響/ピアース)

    非常に活力に満ちた3つの作品。これらを作曲したのはアイルランドの作曲家ジェローム・ド・ブロムヘッド。アイルランド王立音楽院で学び、ダブリンではセオアーズ・ボドリーに師事、ギタリストとしても活動した人です。宇宙の規模とエネルギーを示唆した「A Lay for a Light Year」の爆発的な音楽、エレガントで抒情的な雰囲気とストラヴィンスキーを思わせる激しさが同居する「ヴァイオリン協奏曲」、広大な空間感覚を提示する「交響曲第2番」はどれもコンサート向きの華やかさを持っています。(2017/08/25 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0422

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    ペリー:偉大なる無声映画時代の音楽集 1 (アイルランド国立響/フィリップス)

    アメリカの作曲家、ピアニスト、ウィリアム・ペリー(1930-)。彼はニューヨーク市の近代美術館映画部の音楽監督を12年間務め、サイレント映画のためのピアノ伴奏を作り、また100作以上の映画音楽を作曲しました。また彼が音楽をつけたテレビ・シリーズ「サイレント・イヤーズ」は、オーソン・ウェルズとリリアン・ギッシュ(サイレント時代の名女優)の活躍もあって、世界中の至るところに古典的なサイレント映画の美しさを広め、エミー賞を受賞することとなったのです。彼の「ジェミニ・コンチェルト」は、大先輩であるコルンゴルトがあの有名なヴァイオリン協奏曲を作曲した時と同じように、自らの7つの映画音楽からテーマを拾い上げ、起伏のある音楽を作り上げています。(2011/10/19 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572567

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    ペリー:偉大なる無声映画時代の音楽集 2 (アイルランド国立響/フィリップス)

    アメリカの作曲家、ピアニスト、ウィリアム・ペリー(1930-)。彼はニューヨーク市の近代美術館映画部の音楽監督を12年間務め、サイレント映画のためのピアノ伴奏を作り、また100作以上の映画音楽を作曲しました。第1集(8.572567)ではテレビの名シリーズ「サイレント・イヤーズ」が中心に収録されていましたが、今作では更に素晴らしい音を聴くことができます。「無声映画のヒロインたち」では当時の名女優8人をフィーチャーしたもので、それぞれが歌による特徴的な肖像画となっています。溢れんばかりの美メロは心を存分にくすぐります。「過去からのブラス」はオフィグレイドと管弦楽のための協奏曲であり、映画音楽ではありませんが、ペリーがユニークな映画音楽を書くための準備としても役立つものでした。(2015/05/27 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573105

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    ペリー:ジェームズタウン協奏曲/W. シューマン:オルフェウスの歌/トムソン:チェロ協奏曲(ハナーニ/アイルランド国立響/エッディンズ)

    現代アメリカにおけるチェロの作品の中でも、特に重要な3つの作品をお楽しみいただきましょう。どの作品もいかにもアメリカらしく明快で楽観的な楽想を備え、チェロの扱いは見事なまでに雄弁で叙情的です。親密な表情が愛おしいトムソンの協奏曲(ちょっとR・シュトラウスを思わせる)、幻想的なW・シューマン、そして世界初録音となるペリーの雄大で朗らかな作品と、どれもがため息をつくほどに見事なものです。(2008/10/08 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559344

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    松村禎三:交響曲第1番、第2番/ゲッセマネの夜に(神谷郁代/アイルランド国立響/湯浅卓雄)

    日本人作曲家の中でも、独自の足跡を残した松村禎三の3つの作品。アジア的なものを表現しようと努めた「交響曲第1番」で、総譜に記された音は、蝗の群れのように湧き上がり、巨大な渦となり聴き手を圧倒する。そして、35 年以上経て書かれた「交響曲第2番」は、彼自身のモノローグであり、全ての人類へ捧げる憂いと希望の光である。響きはより調性に回帰し、ピアノと管弦楽は対話を重ねながら、最後のクライマックスへと突き進む。そして、「ゲッセマネの夜に」では、松村の思いは、キリストの眼差しを借りながら、人々の苦悩をまっすぐに指し示す。偉大な作曲家であり、また表現者であった松村禎三の音楽に、対峙する時来たる。(2010/12/15 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570337

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    リーヴァイ:チェロ協奏曲/交響曲第3番/夏の序曲(バランタイン/アイルランド国立響/湯浅卓雄)

    ベートーヴェンやリストの激烈な演奏で、知る人ぞ知る至高のピアニストのエルンスト・レヴィは、作曲家でもありましたが、当盤に登場するのはその子息、彼もまた作曲家、チェリストとして活躍しています。父や父の友人でもあった師・カウダーの衣鉢を継ぎ、調性の枠内に拘った作風ですが、すべてのパートが見透かせるくらいに、一音一音が慎重に積み重ねられた音楽は、むしろ厳しさに満ちているといってよいでしょう。しかしそのストイックな響きの中から立ち上がる詩情と、そしてエネルギッシュな躍動感は大変に魅力的です。まずは、ロンド・タランテラやチェロ協奏曲の急速楽章といったあたりが、この作曲家の特異な魅力への入門編としてよいでしょう。(2006/02/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559234