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ファレッタ, ジョアン(1954-)

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    R. シュトラウス:組曲「町人貴族」/歌劇「ナクソス島のアリアドネ」交響組曲(バッファロー・フィル/ファレッタ)

    1900年代初頭からコンビを組んだリヒャルト・シュトラウスとホフマンスタールの2人は《エレクトラ》《ばらの騎士》と次々と成功作を世に送り出しました。彼らが次に手掛けたのは、17世紀の劇作家モリエールの《町人貴族》でした。ホフマンスタールは最初《町人貴族》の物語の劇中劇として《ナクソス島のアリアドネ》を組み込み、1912年に上演したのですが、長すぎたせいか大失敗。そこで、彼らはこの《アリアドネ》を独立させ、別の作品として発表。《町人貴族》はオペラではなく劇として再編し、シュトラウスの書いた付随音楽はそのまま残し、新たな曲を加えて1917年に完成をみています。そのためシュトラウスの作品番号にはOp.60が2つ存在しています。このアルバムでは《町人貴族》は組曲版、《アリアドネ》は2010年にオチョアによって編纂された「交響的組曲」が演奏されています。ユーモアの風味はそのままに、贅沢な味付けで生まれ変わった名作をファレッタの指揮でお楽しみください。(2017/02/24 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573460

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    フローラン・シュミット:アントニーとクレオパトラ 組曲第1番、第2番/幽霊屋敷(バッファロー・フィル/ファレッタ)

    パリ音楽院でマスネとフォーレに師事し、1900年にはローマ大賞を受賞。ピアニストとしても優れた才能を持ち、ワーグナー愛好家でもあったというフローラン・シュミット(1870-1958)。彼の作品には独自のスタイルがあり、精緻な筆致による管弦楽は、後の作曲家たちに強い影響を与えています。この「アントニーとクレオパトラ」は幕間にバレエの情景を持つ劇音楽で、1920年にパリ・オペラ座で上演された際にクレオパトラ役を踊ったイダ・ルビンシュタイン(後にラヴェルに「ボレロ」を依頼したダンサー)は神秘的な姿で観客を魅了したと言われています。この組曲は、初演後にシュミット自身が名場面を選び出し、刺激的な音楽を付けたものです。印象派風の響きと、リヒャルト・シュトラウスを想起させる激情的な音が融合した、豊かな色彩を持つ音楽です。「幽霊屋敷」はマラルメがフランス語に翻訳したエドガー・アラン・ポーの詩からインスピレーションを得たもので、詩の持つ不可解なニュアンスが的確に描き出された、いかにもシュミットらしい神秘的な作品です。バッファロー・フィルの厚みのある音色は理想的なシュミットの音楽を創り上げています。(2015/12/23 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573521

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    フローラン・シュミット:バレエ音楽「サロメの悲劇」(プラッツ/ニッキ・チョーイ/バッファロー女声合唱団/バッファロー・フィル/ファレッタ)

    ドイツ系フランス人の家庭に生まれ、パリ音楽院でマスネとフォーレに師事し1900年にローマ大賞を受賞したフローラン・シュミット。印象派の作風に、彼が愛好していたというワーグナー風の響きを融合した精緻な管弦楽法は、後の作曲家たちに強い影響を与えました。彼の代表作の一つ『サロメの悲劇』はストラヴィンスキーに献呈された付随音楽で、バレエ・リュスによってバレエ化された後、管弦楽組曲(交響詩)として改訂された曲。物語には、新約聖書のサロメのエピソードの他、旧約聖書の「ソドムとゴモラ」のエピソードも取り入れられており、最後は神の怒りによる天変地異で幕を閉じるという劇的な展開が待っています。他には世界初録音となる「水の上の音楽」と、原曲のサックス・ソロをヴァイオリンに置き換えた「伝説」、振付家イダ・ルビンシュタインの依頼で書かれたバレエ音楽『オリアーヌと愛の王子』からの組曲を収録。ジョアン・ファレッタは、前作『アントニーとクレオパトラ組曲』(8.573521)と同じくバッファロー・フィルから厚みのある豊かな音色を紡ぎだし、理想的なシュミットの音楽を創り上げています。(2020/11/13 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.574138

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    シュレーカー:組曲「王女の誕生日」/あるドラマへの前奏曲/ロマンティック組曲(ベルリン放送響/ファレッタ)

    1878年生まれのシュレーカーは、ウィーン音楽院を卒業後、作曲家、指揮者として活躍。ツェムリンスキーやシェーンベルクの作品を初演しながら、自らの作品も指揮し名声を高めました。1905年に書かれた《王女様の誕生日》はもともとクンストシャウ(総合芸術展)のこけら落としのための作品で、当時としてはかなりの野心作でしたが、これが聴衆の共感を得たため、以降次々と仕事が舞い込み、彼は代表作となる《はるかなる響き》を書き上げ、リヒャルト・シュトラウスに匹敵するほどの「歌劇作曲家」として名声を確立します。しかし、1920年代になると作品の評価が分かれはじめ、1928年にエーリヒ・クライバーが指揮した《歌える悪魔》が失敗したことで、名声は失墜。その後、作品はナチスによって排斥され、失意のうちにこの世を去ってしまうこととなります。このアルバムの中心をなすのは、成功作である《王女様の誕生日》の組曲版。彼の絶頂期に編纂された色彩豊かな曲集です。また「あるドラマへの前奏曲」は後に歌劇《烙印を押された人々》に転用されました。ブルックナーを思わせる「ロマンティック組曲」も印象的な作品です。
    (2018/10/31 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573821

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    スーク:幻想曲 ト短調/おとぎ話/幻想的スケルツォ(ルドヴィッグ/バッファロー・フィル/ファレッタ)

    ドヴォルザークに学び、その娘婿となったヨゼフ・スーク(1874-1935)。彼の作品は、初期の物こそブラームスやドヴォルザークを手本としていますが、少しずつドビュッシーら印象派の影響と、マーラー、R・シュトラウスら後期ロマン派の影響が見え隠れするようになり、どちらかと言うとチェコの国民楽派の作品とは一線を画した、極めてロマンティックな曲を残したことで知られています。この「おとぎ話」は彼の代表作ですが、ここでは珍しい他の2曲に注目。ヴァイオリン独奏を伴う技巧的な「幻想曲」、そして彼の心象風景を描いたと言われる「幻想的スケルツォ」と、どちらも充実した管弦楽法と懐かしいメロディに満ちた美しい作品です。(2011/05/18 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572323

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    スクリャービン:法悦の詩/交響曲第2番(バッファロー・フィル/ファレッタ)

    大編成の作品を得意とするジョアン・ファレッタとバッファロー・フィルが持てる力を最大限発揮したスクリャービン・アルバム。1901年に完成された「交響曲第2番」は5つの楽章で構成され、フランクを思わせる循環形式を用いています。ワーグナーの《ジークフリート》からの引用や、メシアン作品に通じる部分もあるなど、意欲的かつ先進的なものでしたが、1902年に初演された際は、指揮をしたリャードフのみならず同時代の人々からも理解不能とされ、スクリャービン自身も高い評価を与えませんでした。しかし現代では、初期から中期への転機となる作品として注目されています。「交響曲第4番」は1908年の作品。スクリャービンが神秘主義に転じてから書かれた単一楽章からなるこの曲は「法悦の詩」と題されており、性的な官能と宗教的な歓びの感情を同一視して表現しようとしたもの。オルガン、ハープ、鐘などを含む大編成のオーケストラで奏でられる神秘的な響きが特徴で、圧倒的なクライマックスでの弦のうねりと金管の咆哮が法悦のヴィジョンを音で伝えます。 (2023/02/10 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.574139

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    ストラヴィンスキー:兵士の物語(チャイルド/マグワイア/ビール/楊天媧/ヴァージニア・アーツ・フェスティバル・チェンバー・プレイヤーズ/ファレッタ)

    第一次世界大戦の終わり頃、ストラヴィンスキー(1882-1971)は小さな演劇作品のアイデアを考案しました。それは1918年に発表された「兵士の物語」。ロシアの民話を基に、ラミューズが台本を製作し、ストラヴィンスキーが曲を付けた他、画家やデザイナーも製作に参加するなど、多くの人々が完成までに手を尽くしています。演奏は7人の小オーケストラ、語り手が担当、実際の上演にはここに兵士、悪魔が加わります。この極めて切り詰めた編成には、やはり当時の経済的苦境が影響していて、少ない手駒でお金を稼ぐための最良の方法として編み出された音楽だったことは間違いありません(しかし、この小さな編成は、かえって小回りの効く軽快な音楽を生み出すのに一役買っているのですが)。当時流行の兆しが見えていたタンゴ、ジャズ、ラグ・タイムなどのリズムが上手く融合された面白い作品になっていて、このまま巡業公演が行われれば、かなり話題になったはずなのですが、結局は「スペインかぜ」の大流行と、戦争末期の混乱で公演が実現できなかったのは、神の思し召しなのでしょうか。この演奏ではメインのヴァイオリンをNAXOS屈指の名手、楊天堝が担当。見事な演奏を披露しています。(2016/04/27 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573537

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    ストラヴィンスキー:兵士の物語/八重奏曲/バレエ・カンタータ「結婚」(楊天媧/ヴァージニア・アーツ・フェスティバル・チェンバー・プレイヤーズ/ファレッタ)

    ストラヴィンスキー(1882-1971)の生涯の中で重要な役目を果たした3つの作品を収録した1枚。1918年に完成した「兵士の物語」は全曲盤(8.57337)からの抜粋で、純粋に音楽のみを楽しめる"組曲"です。1923年に初演された「八重奏曲」は当時管楽器を重用していたストラヴィンスキーが、夢の中で聴いた"管楽器のみの八重奏曲"に感銘を受け、翌朝作曲に取り掛かったという曲。ムダのない引き締まった伝統的な形式が用いられています。作品は当時の恋人で後に妻となるヴェラに捧げられています。「結婚」はバレエ・リュスのために作曲されたバレエ・カンタータ。ロシア民謡詩を元に台本を構成、最初は大編成の管弦楽伴奏を構想するも、様々な理由で断念。4台のピアノと打楽器アンサンブル、合唱、独唱という形に落ち着き、1923年にエルネスト・アンセルメの指揮で初演された名作です。(2016/09/21 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573538

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    タッローディ:ファンファーレ/オーヴ/火、水、大地、大気の交響曲(四元素)(ノルウェー室内管/ファレッタ/リングボリ)

    (2022/09/16 発売)

    レーベル名:dB Productions
    カタログ番号:dBCD204

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    ダニエルプール:オラトリオ「イェシュアの受難曲」(カリフォルニア大学ロス・アンゲレス・チェンバー・シンガーズ/バッファロー・フィルハーモニー合唱団&管弦楽団/ファレッタ)

    最初の構想から25年間の長い年月をかけて、ようやく完成を見たというダニエルプールの「イェシュアの受難曲」。物語の題材は聖書の「イエス・キリストの生涯における最後の日のエピソード」であり、歴史の事実を踏まえながら、自身もユダヤの血をひくダニエルプール自身の想像を加え、壮大な作品に作り上げたものです。全体は7つの楽章からなる2つの部分に分かれ、それぞれ4つの福音書(マタイ・ルカ・ヨハネ・マルコ)からテキストが採られ、7人の独唱者、7つの合唱団など、常に「7」に関連付けられています。ジョアン・ファレッタが指揮する美しい音楽は、ダニエルプールが描く苦悩するイエスの姿を通じて、聴き手にさまざまな思いと強いメッセージを届けています。(2020/03/20 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559885-86