アンタル, マーティアス
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後期ロマン派の作曲家エマヌエル・モールの作品集。ハンガリーに生まれ、ウィーンでブルックナーに師事、ピアニストとしてアメリカやヨーロッパで演奏し、イギリス国籍を取得するもスイスに移住。亡くなるまでこの地で過ごしました。彼の作品は当時の演奏家たちが挙って演奏し、ベルリンのジムロック社、ミラノのリコルディ社など、主要な出版社から総譜が出版されました。また晩年は楽器の発明家としても名を馳せ、手鍵盤を上下2段に重ねた「エマヌエル・モール式ピアノフォルテ」は、あのモーリス・ラヴェルも絶賛しました。しかし性格は気難しく、歯に衣着せぬ発言のため多くの友人を失ったとも言われています。このアルバムには彼のヴィオラを用いた作品を収録。技巧的、かつ抒情を湛えた複雑な音楽は、聴き手に深い満足感を与えることでしょう。(2022/07/15 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0650 |
この一枚では、管楽器の大活躍する3曲に注目してみましょう。まずはヴィヴァルディのオーボエ協奏曲です。単純ながらもオーボエ独特の音色を生かし切った哀切な歌には、感動的なものがあります。対照的にホンワカ路線では、モーツァルトがセレナードで見せる天才ぶりが光ります。多種多様な音色を持つ楽器が何と巧みに組み合わされ、温かく楽しい音楽を紡ぎ出してることでしょうか。そしてトドメがこれまた泣きの入ったブラームスのクラリネット五重奏曲です。晩年の彼らしい渋さを基調としながらも、いかにもロマン派らしい感情の高まりをみせ、聴くものの胸に迫ります。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556615 |
ちょっとマイナーな曲ですが、何はともあれスークの弦楽セレナードをお試し下さい。何と素朴で雄大、そしてロマンティックな歌なのでしょうか。静かに始まり、次第に高まり熱く切なく歌われ、消えるように終わっていく・・・。あたかもボヘミアの風景が目の前に広がってくるかのようです。またブラームスの作品の中でも、とりわけ晦渋なイメージを持たれがちな最晩年のピアノ小品、インテルメッツォ(間奏曲)も、こうして他のジャンルの曲に混ぜて1曲だけ抜きだして聴いていみると、実は親しみやすい、しみじみとした心の歌なのだと感得させられます。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556616 |