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ファレッタ, ジョアン(1954-)

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    テュベルク:交響曲第2番/ピアノ・ソナタ第2番(ビディーニ/バッファロー・フィル/ファレッタ)

    以前リリースされた交響曲第3番(8.572236)は、なんだかマーラーの第7番にそっくりな音楽で幕を開けましたが、今回の交響曲第2番も、同じマーラーの第6番とブルックナーの付点リズムを足して2で割り、そこに独自の味付けを施したような雰囲気で始まります。この何とも煮え切らないというか、懐かしいというか…。これがタイベルク(1893-1944)を聴くときの楽しみとでも言いましょうか。ウィーンの音楽一家に生まれるも、ユダヤ人であったためアウシュビッツに送られ、ここでその生涯を閉じた悲劇の作曲家ですが、ジョアン・ファレッタの尽力によりその作品がもう一度聴けるのは嬉しい限りです。もちろんバッファロー・フィルのサウンドは、これまでこんな良い音でタイベルクを聴いたことがないであろうと評されるほどの最高のものとなっています。ピアノ・ソナタはまるでベートーヴェンの生き写しと思えるほどの伝統的な書法に基いて書かれています。こちらも魅力的です。(2013/09/25 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572822

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    テュベルク:交響曲第3番/ピアノ三重奏曲 ヘ長調(ルドヴィッグ/メキヌコフ/チャン・ヤ=フェイ/バッファロー・フィル/ファレッタ)

    ウィーン生まれの作曲家タイベルク(テュベルク)。彼は、母親がピアニスト、父親はヴァイオリニストという音楽一家にうまれ、幼い頃から音楽家になることを運命付けられたような人でした。この交響曲第3番は移住先であるアバツィア(現クロアチア領オバツィア)で1943年書かれたもので、マーラーの第7番の交響曲を思わせる重厚な作品となっています。当時、ムッソリーニの失脚により、イタリアはナチス・ドイツの支配下におかれたため、アバツィアに住むタイベルクもその影響を受けざるを得ませんでした。彼自身もユダヤの血を引いていたため、その翌年アウシュビッツに送還され悲劇の死を遂げることになってしまったタイベルク。しかし彼の作品は、ヤン・クーベリックの息子ラファエルに拠って演奏され、忘却の淵に沈むことは避けられたのです。(2010/10/13 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572236

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    ドホナーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番、第2番(ルドヴィッグ/ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管/ファレッタ)

    指揮者クリストフ・フォン・ドホナーニの父であるエルノ・フォン・ドホナーニは2つの交響曲、2つのピアノ協奏曲、2つのヴァイオリン協奏曲などを作曲、しかしその曲のほとんどは不当に忘れられてしまいました。あまり聴く機会のないヴァイオリン協奏曲第1番は紛れもなく後期ロマン派の音楽で、その情緒たっぷりの旋律美はコルンゴルトの名曲にも匹敵するかも知れません。第2番の協奏曲は管弦楽にはヴァイオリン・パートがありません。(2008/06/11 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570833

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    ドホナーニ:童謡の主題による変奏曲/交響的小品/組曲(ネボルシン/バッファーロー・フィル/ファレッタ)

    エルンスト(エルネ)・フォン・ドホナーニは、ハンガリー屈指の作曲家、指揮者、ピアニスト、そして教師でした。息子たちは、それぞれ指揮者、法学者として活躍していることでも知られています。彼の作品は、すでにNAXOSでも協奏曲集(8.570833)、チェロ作品集(8.554468)の2種類がリリースされていますが、今作は組曲形式の3つの作品お聴きいただけます。なかでも聴きものは「童謡の主題による変奏曲」でしょう。まるでマーラーを思わせる大掛かりな序奏に導かれて始まるのは、あのおなじみの「きらきら星」のメロディです。これを聴いて「う~ん、やられた」と思う人が何人いるのか楽しみです。もちろん変奏曲の部分の面白いこと。どこへ飛ばされるのか一瞬たりとも気が抜けません。まるでハリウッド映画を見ているかのような爽快感を味わえます。(2010/07/14 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572303

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    ノヴァーク:交響詩「タトラ山にて」/序曲「ゴディヴァ夫人」/交響詩「永遠の憧れ」(バッファロー・フィル/ファレッタ)

    ボヘミアの上流家庭に生まれ、プラハ音楽院でドヴォルザークに作曲を師事。その作品をブラームスが認め、有名な出版社ジムロックに推薦したという恵まれた経歴を持つ作曲家ノヴァーク。初期には印象派の影響を受けた作品を書いていたノヴァークでしたが、26歳の時に才能ある若い歌手ヤヴコーヴァとの恋に破れたことで、彼の作風は大きな転換を見せ、以降はワーグナーを思わせる重厚な響きの中に、ボヘミアの民族音楽のエッセンスを取り入れた絵画のように色彩的な作品を次々と発表するようになりました。「タトラ山にて」はチェコとポーランドの境にある壮大なタトラ山脈を旅した際にインスピレーションを受けて書かれた映画音楽を思わせる曲。「レディ・ゴディヴァ」はプラハ市立劇場開設記念のための作品。「永遠の憧れ」はアンデルセンの物語に触発されて書かれた音による物語。ボヘミアの豊かな自然から生まれた作品です。(2017/04/21 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573683

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    ハーゲン:歌劇「シャイニング・ブロウ」(オルス/ハリス/フランケンベリー/バッファロー・フィル/ファレッタ)

    近代建築の三大巨匠の一人、フランク・ロイド・ライトと言えば、わが国でも帝国ホテル新館の設計者として知られています。シカゴの大建築家ルイス・サリヴァンの弟子として頭角を現し、独立後は数多くの建物を設計、草原様式の作品で知られるようになるのです。私生活では夫人と6人の子どもがいたにも関わらず、施工主の妻と深い関係に陥り、そのせいで活動停止を余儀なくされてしまうなどスキャンダラスな面も持っていました。このオペラは、ロイドがサリヴァンから独立した1903年から、全てを捨てて一緒になった愛人チェニーを悲劇の火災で失うまでの波乱に満ちた10年間を描いています。発狂した使用人によって燃やされた家の跡から見つけた上着のポケットに入っていたチェニーの翻訳によって彼は家と自分自身の再建を誓うのです。(2009/05/27 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.669020-21

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    ハーバート:チェロ協奏曲第1番、第2番/アイルランド狂詩曲(コソワー/アルスター管/ファレッタ)

    アイルランドに生まれ、アメリカ合衆国に帰化したチェリスト・作曲家ハーバート(1859-1924)のチェロ協奏曲集です。幼い頃から音楽の才能を発揮していたものの、家庭の事情で正規の教育を受けることが叶わず、15歳になってようやくチェロを弾き始めたといいます。しかし、すぐに上達し、18歳の時にはチェリストとして中央ヨーロッパに演奏旅行に出かけるほどの腕前となります。やがて当時隆盛を誇っていたヨハン・シュトラウス2世の楽団員になり、渡米後はメトロポリタン歌劇場管弦楽団の首席チェリストになります。作曲家としても数多くの作品を書き、それらは当時のアメリカで大人気を博しましたが、彼のもう一つの功績は、米国作曲家作詞家出版社協会(ASCAP)を設立したことであり、こちらのシステムは現代アメリカでの音楽家たちの権利をしっかり守っています。そんな偉大なハーバートの作品は、驚くほどにメロディが美しく、そして充実したオーケストラパートを持つものです。とりわけ劇的な第2番は、同じ頃に作曲されたドヴォルザークの協奏曲と比べてみても、なんの遜色もないほどの名作と言えるでしょう。(2016/05/25 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573517

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    バルトーク:交響詩「コッシュート」/2つの肖像/管弦楽組曲第1番(バッファロー・フィル/ファレッタ)

    ハンガリーの民俗音楽とクラシック音楽の融合を図り「管弦楽のための協奏曲」やミクロコスモス、弦楽四重奏曲などの素晴らしい作品を数多く書いたバルトーク(1881-1945)。しかし、そんな彼も最初からばりばりハンガリー風の音楽を書いていたわけではありません。1898年にウィーン音楽院に入学する前の彼はブラームスの作品に影響を受けていましたが、交響詩「コッシュート」は21歳のバルトークがリヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラ」を聴いて衝撃を受け作曲したもので、題材こそはハンガリーの英雄に由来していますが、音楽はまさにシュトラウスそのもの。しかし色々な意味で世間を騒がせた上、彼も自信を持った問題作です。「2つのポートレート」は彼が思いを寄せたヴァイオリニスト、シュテフィ・ゲイエルを意識して書かれたました。人間の2つの面を真摯に描き、彼女のモティーフを登場させることで、失恋の痛手を慰めたようです。「組曲」は彼がピアニスト、作曲家としての位置を確立させようとしていた頃の作品で、1905年に初稿が書かれましたが、後の1920年に改訂されています。壮大なオーケストラのファンファーレで始まる楽しい作品です。初演時のウィーンではセンセーショナルな話題を巻き起こした」とバルトーク自身がメモを残したとされています。(2014/10/22 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573307

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    フックス:管弦楽作品集 - アトランティック・リボン/アメリカ狂詩曲/ディヴィナム・ミステリウム/コンチェルト・グロッソ(ロンドン響/ファレッタ)

    2005年に発売された「アメリカン・プレイス」は、やはりロンドン交響楽団とファレッタの見事な演奏で、グラミー賞の2部門にノミネートされるなど、大きな反響を呼びました。このアルバムでは、様々な形態の作品で、その多様性をみせてくれています。作曲家の母方の祖父であるヴァン・ホーク(彼は有名なクルーズ会社“ホーランド・アメリカライン”のエンジニアでした)に捧げられた「アトランティック・リボン」はヨーロッパとアメリカを結ぶ海を描いていて、金管楽器やヴィヴラフォンによって醸し出される音色の妙が見事であり、どことなくドビュッシーの名作を思わせる部分もあります。他には、抒情的なバイオリンとオーケストラのためのロマンスである「アメリカン・ラプソディ」や、不可思議な音像を結ぶ「神の謎」などタイトルからして、ワクワクさせるものが並びます。録音 2011年8月18-19日 ロンドン アビー・ロード・スタジオ(2012/09/19 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559723

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    フックス:アメリカン・プレイス/夕暮れ/闇の外(ロンドン響/ファレッタ)

    オクラホマ大学音楽学部の学長を務めた、ケネス・フックスの音楽は、非常に爽やかな叙情性に満ちていて、その耳当たりのよさには驚かされてしまいます。特にイングリッシュ・ホルンを独奏楽器とした珍しい「夕暮れ」は、スピリチュアル・ソングの影響を受けて書かれているということもあるのでしょう、その楽器の何か物悲しいような音色もあって、感動的な音楽となっています。「アメリカン・プレイス」は、アメリカ音楽の先達に対するオマージュということですが、これも多彩で親しみやすいサウンドに満ちています。「闇の外」では、一部ゲンダイオンガク的な響きも登場しますが、全体としては、やはり爽やか系です。(2005/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559224