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ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団

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    ペンデレツキ:マニフィカト/カディッシュ(ワルシャワ少年合唱団/ワルシャワ・フィル/ヴィト)

    これまでのNAXOSにおけるペンデレツキ(1933-)作品集のように、このアルバムも収録された2作品の作曲年代が35年を隔てた「スタイルの違い」を際立たせるものとなっています。1960年代におけるヨーロッパの前衛音楽を代表するトーン・クラスター(全ての音を同時に発する混沌とした響き)がふんだんに用いられた「マニフィカト」は、代表作である「ルカ受難曲」の流れを汲むものですが、この曲が書かれた70年代にはすでにトーン・クラスター自体が若干時代遅れになっていて、ペンデレツキも自身の作風を見直す傾向にあったようです。そして少しずつ「ロマン派」に戻っていったペンデレツキは以降驚くほどに聴きやすい音楽を書くようになって行くのです。2009年に書かれた「カディッシュ」はタイトルが示す通りユダヤの祈りの歌であり、ユダヤ人ゲットー(第2次世界大戦時にユダヤ人が強制的に住まわされた居住区)の解放65周年を記念して書かれた作品で、ここではクラスターなどの刺激的な響きがすっかり影をひそめた緩やかで美しい音楽ばかりが存在しています。(2015/06/24 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572697

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    ペンデレツキ:ルカ受難曲(ワルシャワ・フィル/ヴィト)

    オーディオのボリュームに注意してプレイしてください。冒頭の一撃から、突然に現れる長調の和音で全曲を閉じるまで、正に衝撃の連続の音楽が、聴き手の耳に突き刺さります。ペンデレツキの作曲活動としては比較的初期に書かれた「ルカ受難曲」は、まるで受難曲がこのような現代的な語法で作曲されることを待ち望んでいたのではないかと思われるほど、古今東西の作曲家たちが挑んできたキリスト受難の物語を、はちきれんばかりの切迫感をもって痛切に描きます。シュプレヒコール的な手法も多用し、人間の声の表現力を極限まで利用。当演奏では合唱団の優秀さも特筆すべきものです。(2004/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557149

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    マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」(ワルシャワ・フィル/ヴィト)

    (2006/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.550533-34

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    モーツァルト:協奏交響曲 K. 364/ウォルトン:ヴィオラ協奏曲(ドレフュス/ディクテロウ/セントクレア/スウォボダ)

    フィラデルフィア管弦楽団のヴァイオリン奏者を務める父の下、幼い頃から音楽に親しんだカレン・ドレイファス。しかしヴィオラに転向し、1979年にカーティス音楽院を卒業後は世界的なヴィオラ奏者として活躍。現在は南カリフォルニア大学ソーントン音楽学校で教鞭を執っています。この録音は1990年代の終わりにポーランドを訪れた際、数々の演奏を行って好評を得て以来、ポーランドのオーケストラとの共演が多い彼女ならではの、オーケストラとの親密なアンサンブルによるモーツァルトとウォルトンです。(2017/06/23 発売)

    レーベル名:Navona
    カタログ番号:NV5822

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    モニューシュコ:バレエ音楽集(ワルシャワ・フィル/ヴィト)

    19世紀ポーランドを代表するオペラ作曲家であり、ショパンとシマノフスキーのギャップを埋める存在であるスタニスワフ・モニューシュコ。4歳でピアノを始め、18歳の時にベルリンのジングアカデミーに留学。2年間学んだ後にポーランドに帰国、結婚、ビリニュスでピアノ教師と劇場オーケストラの指揮者として活躍した人です。彼は作曲家として、歌劇だけでなく、バレエ音楽をはじめとした管弦楽作品もいくつか残しましたが、そのどれもが大衆的な題材に基づく、ポーランドの愛国主義精神を賛美、聴衆からも大きな賛同を得ました。1863年から64年にかけて、ワルシャワに起きた「1月蜂起」の影響で、劇場での職を失ってしまいましたが、亡くなるまで歌劇の作曲を手掛けていたとされています。このアルバムでは、ポーランドを代表する指揮者ヴィトの演奏で、モニューシュコの有名な歌劇《ハルカ》《伯爵夫人》のバレエ音楽と、単独の舞曲など、ポーランドの民族意識を強く感じさせる作品を楽しめます。(2017/02/24 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573610

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    モニューシュコ:序曲集 1 (ワルシャワ・フィル/ヴィト)

    19世紀ポーランドの有数のオペラ作曲家であり、ショパンとシマノフスキの橋渡しをしたとも言われるモニューシコ(1819-1872)。彼はショパンとほとんど同時代に生まれるも、彼はポーランドに留まり自国の音楽水準の向上に尽力し、数多くの歌劇と宗教曲、そして歌曲を作曲しました。しかし、残念な事に現在ではほとんどその作品を聴くことはできません。そんな彼の作品はうっとりするほどに色彩的で説得力のあるものでした。恐らく、これらは当時一世を風靡していたリストの交響詩にも影響を受けていると思われます。とは言え、随所にポロネーズやマズルカのリズムが聴こえてくるのは、やはりポーランドの音楽なのだな。と思いを新たにすることでしょう。どの作品も全曲を聴いてみたいところです。(2014/02/19 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572716

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    ヤナーチェク:グラゴル・ミサ/シンフォニエッタ(リボル/マルシニク/ベンチ/ギールラッハ/マラノヴィチ/ワルシャワ・フィル/合唱団/ヴィト)

    晩年になって、人生の輝きを取り戻したヤナーチェクは、堰を切ったように次々と名作を生み出します。この「グラゴル・ミサ」と「シンフォニエッタ」もその中に含まれる人類の至宝とも言える傑作です。「グラゴル・ミサ」のグラゴルとは、スラヴ人が使った最古の文字と言われることから、この曲はスラヴ文化のための奉祝であると同時に、彼にとっての最高の人であったカミラへの思いが結実しているようです。大規模な管弦楽、合唱、独唱、そしてオルガンが織り成す、神秘的で輝くような調べは聴くものの心を躍らせます。「シンフォニエッタ」は最近人気が急上昇している曲でもあり、本来は軍楽のために構想された作品。金管が大活躍する冒頭から、わくわくするような楽想に満ちています。ヴィトとワルシャワ・フィルという最高の演奏者による2つの作品、まさに文句のつけようのない名演が繰り広げられています。(2012/01/18 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572639

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    ヤナーチェク:タラス・ブーリバ/ラシュ舞曲集/モラヴィア舞曲集(ワルシャワ・フィル/ヴィト)

    ヤナーチェクが1918年に作曲した表題音楽「タラス・ブーリバ」は、ニコライ・ゴーゴリの小説を下敷きに、ヤナーチェク自身の愛国心を万遍なく盛り込んだ野心作です。3つの部分は、全て登場人物の死を描くという、なんとも不穏なものですが、曲の内容もそれを上回る暴力的かつ煽情的なもの。恋人たちの感情を描いたという冒頭こそロマンティックな面持ちを見せますが、それも一時的で、少しずつ悲劇へ向かって歩みを進める曲調がたまらなくスリリングです。ラシュスコ舞曲は、ヤナーチェクが民謡収集を積極的に行うようになった時期である1890年頃に作られたもので、こちらは生き生きとした音楽が、極めてわかりやすい和声で歌われます。官能的なハーモニーはありませんが、これはこれでヤナーチェクらしい音楽と言えるでしょう。モラヴィア舞曲も同じテイストで、どちらかというとドヴォルザークに近いものかもしれません。アントニ・ヴィトとワルシャワ・フィルは、前作のグラゴル・ミサ(8.572639)を上回る熱気でこれらの曲を演奏しています。(2012/05/16 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572695