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Yaw, Ralph(1898-1963)

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    スタン・ケントン - コンプリート・マグレガー・レコーディング第1集「バルボア・バッシュ」(1941)

    スタン・ケントン、凄くモダンなのに何故だか日本ではあまり聴かれていないのがとても残念。と言いつつ、いわゆるビッグ・バンド・マニアにも「ピート・ルゴロが譜面書いてた時代は面白いんだけどねー」という反応が多いですな。しかし、これが戦前の録音だとは思えないほどのモダンさ。お馴染み「Artistry In Rhythm」から始まるラジオ録音だが、今のフルバンで採り上げても良さそうな曲もテンコ盛り! 第2集が待ち遠しい! (2001/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos Jazz Legends
    カタログ番号:8.120517

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    スタン・ケントン:「エチュード・フォー・サクソフォーンズ」ザ・コンプリート・マグレガー・トランスクリプションズ 第2集 (1941-1942)

    ケントン楽団の特徴。それはモダンな楽曲・アレンジとともに、メンバーの楽器演奏技術の高さにあると思う。ペットもサックスもタイトなリズムでキッチリと、かつこの時代にしては異色なほどピッチやアーティキュレーションの正確なリフが鳴っている(タイトル曲のサックス・ソリが見事!)。またそのヴォイシングも、今から見れば単純な4声の closed voicing 中心だが、半音階も多用し、なかなかにモダンです。しかし、ケントン楽団、人気もあったのですね。大衆性と音楽性の両立、というジャズ最大の課題もクリアしていたとは、ケントン恐るべし!(2002/02/01 発売)

    レーベル名:Naxos Jazz Legends
    カタログ番号:8.120518

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    スタン・ケントン - ザ・コンプリート・マグレガー・トランスクリプションズ第3集(1941-1943)

    ケントンって、いつも書いてるように過小評価されてる。このサウンドのモダンさ、アンサンブルの切れの良さを聴いて下さいよ。バンドのテーマである Artistry in Rhythm が鳴り出すととたんにかぶさる歓声と拍手。人気もあったんでしょう。この音盤で注目されるのは、エリントンの「A列車で行こう」を録音していること。アレンジもストレイホーンのいつもの奴です。おかしいのは、tpのソロまでもクーティ・ウィリアムス完コピなこと(エンディングが少し違うが)。多分同じ譜面なのにエリントン楽団の方がサウンドがトグロ巻いてて可笑しいですね。(2003/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos Jazz Legends
    カタログ番号:8.120684