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グリーン, モーリス(1696-1755)

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    オルフェウス - 17世紀の歌、アリアとマドリガル集(プレガルディエン/テアトロ・デル・モンド/キュッペルス)

    17世紀初頭、楽器伴奏による初期のバロック独唱曲は、それまで主流であったルネサンス期の多声合唱作品との共存を始めました。これは、もちろん音楽の形態は違えども、表現の多様性を求めてのことであったとされています。タイトルに付された「オルフェウス」とはギリシャ神話に登場する詩人、音楽家であり、彼が弾くリラの音色に全ての動物、草花が魅了されたと言われ、17世紀終わりのイギリスでは「オルフェウス・ブリタニクス」という歌曲集が出版されるほど、その名前は音楽と一体化していました。このアルバムでは現代の名歌手ユリアン・プレガルディエンがオルフェウスを讃え、イギリス、ドイツ、イタリアの歌曲を歌い、キュッペルスが指揮するテアトロ・デル・モンドが、様々な舞曲で曲間を繋いでいくという趣向です。(2018/03/23 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555168-2

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    グリーン:スペンサーズ・アモレッティ(ヒューレット/グリーン/ピナルディ)

    18世紀に活躍したイギリスの作曲家、オルガン奏者モーリス・グリーン(1696-1755)は、聖職者の息子としてロンドンに生まれ、セント・ポール大聖堂の少年聖歌隊員となります。その後オルガニストとしての研鑚を積み、大聖堂のオルガニストから王室礼拝堂のオルガニストとなり、1735年からは英国王室の楽長を務めました。しかし王室はヘンデルを好んだため、グリーンはもっぱら教会音楽の作曲に励んだようです。エドマンド・スペンサー(1552頃-1599)はシェークスピアと同時期の、エリザベス1世の時代に活躍した詩人ですが、好戦的な人物であったようで、幾度かの暴動に加わったり、扇動的な論文を書いたりと、なかなか興味深い人生を送っています。スペンサーの“アモレッティ”は“妖精の女王”“祝婚歌”と並ぶ彼の代表作であり、独特な韻文と古風な言葉を用いた詩集で、言葉の羅列だけでも素晴らしいリズムを持っているものです。このスペンサーの詩による歌曲集は、英国音楽の歴史の中でも最古の歌曲の一つであり、1739年に出版された時は高い人気を誇ったものです。テノールのヒューレットのまっすぐに伸びる心地良い声は、ひとしきり世間の喧騒を忘れさせてくれるでしょう。(2013/02/20 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572891

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    ヘンデルの影で(ルクス・エ・アンブレ)

    18世紀前半のロンドンではイタリアを経てやってきたヘンデルが圧倒的な人気を誇っていました。彼は1719年に貴族たちによって設立された「王立音楽アカデミー」で演奏するための大部分の歌劇を担当した他、ジョージ2世のための「戴冠式アンセム」を上演するなど大活躍。イタリアから優れた歌手を呼び寄せ、ロンドンにおける歌劇文化の興隆をもたらしました。もちろん同時代のロンドンにも優れた作曲家たちは存在していましたが、彼らのほとんどはヘンデルの名声の影に隠れてしまい、その作品の多くは忘れられてしまったのです。このアルバムでは6人の作曲家の作品を収録。曲の多くは神話や旧約聖書から題材が取られており、演奏者や歌手たちには高い技巧が要求されます。なかでも注目はヘンデル作品の歌手として活躍し、後に自作を発表したという、当時では珍しいイタリア系の女性作曲家エリザベッタ・デ・ガンバリーニの作品でしょう。イタリア・バロックの様式に基づく美しい歌曲は上品な味わいを持っています。演奏する「Lux et Umbrae=光と影の意」は2014年にソプラノ歌手ロバート・クロウとリュート奏者シグルン・リヒターによって設立されたアンサンブル。17世紀から18世紀のほとんど知られていない声楽作品の研究と演奏に尽力しています。(2023/09/29 発売)

    レーベル名:Toccata Next
    カタログ番号:TOCN0018