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ブルーサ, エリザベッタ(1954-)

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    アニマルズ・イン・ミュージック

    何世紀もの間、作曲家たちは動物の姿を音楽に写しだすことで、作品に色彩と品格をもたらしました。もちろん動物たちはメシアンの「鳥のカタログ」のように、丁寧にあからさまに描写されていることもあれば、シベリウスの「トゥオネラの白鳥」のような死を示唆したものや、サン=サーンスの「ピアニスト」のように強烈な皮肉を込められたものもあります。人間と動物が自然に共存できる世界は、なんと喜ばしいことでしょう。(2014/12/24 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.578281-82

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    ブルーサ:管弦楽作品集 3 (ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管/ルスティオーニ)

    1954年ミラノ生まれの女性作曲家、ブルーサ(1954-)の管弦楽作品集の第3集となります。第2集がリリースされてから既に10年以上の年月が経過していますが、その間に彼女の知名度が上がったか?といえば、それは答えに窮する質問であると言えましょうか。第1集、第2集は比較的わかりやすい曲が多かったように思いますが、この盤の中心は「交響曲第1番」であり、これは彼女がミラノ音楽院を卒業してから最初に手がけた大オーケストラのための作品で、基本的なソナタ形式に則りながら、ショスタコーヴィチやウォルトンを想起させる力強い音楽が展開していくというものです。オーケストラの色彩的な響きを存分に活かしながら、苦しみや悲しみの感情を盛り込まれた堂々たる世界が広がっていきます。神話や文学などにも造詣の深い彼女らしい作品である「交響詩メルリン」も聴き所。円卓の騎士物語に登場する魔法使いマーリンを題材にしたこの曲は、伝統的な音楽の形式からは解き放たれ、様々な楽器のセクションとパーカッションの応酬が見事な生き生きとした音楽に仕上がっています。第3集では、オーケストラも指揮者も刷新して、新たな取り組みとなっているところも興味深いです。(2015/05/27 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573437

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    ブルーサ:管弦楽作品集 4 - 交響曲第2番/シンプリー・ラルゴ(アルスター管/ルスティオーニ)

    1954年ミラノ生まれの女性作曲家、エリザベッタ・ブルーサの管弦楽作品集。2002年に第1集と第2集が発売された後、10年以上の空白期を経て2015年に第3集、そしてこの第4集の発売という息の長いシリーズです。交響曲第2番はスケッチの完成に10年を要した大作。更にオーケストレーションが施されるまでに7年の歳月が必要とされました。古典的な4楽章形式で書かれており、豊かな響きに彩られた印象的な作品です。第1楽章は、金管のファンファーレが至るところに出現する第1主題を経て、マーラーの第6番の緩徐楽章にも似た美しい第2主題が続きますが、平穏はすぐに乱され、また騒乱の音楽が戻ってきます。第2楽章は穏やかな中に不安を秘めた音楽。第3楽章はせわしないスケルツォです。決然とした最終楽章では、冒頭の動機が最後まで曲を支配し、うちのめされるかのように曲を閉じます。ブルーサが「悲しみに満ちた短い“言葉のない歌”」と呼ぶシンプリー・ラルゴも美しい音楽です。(2020/12/11 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.574263

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    ブルーザ:管弦楽作品集 1 (ウクライナ国立響/マストランジェロ)

    当盤1のタイトルを見て「もしや」と思った音楽通の貴方、これはまさに、シューマンの描いたフロレスタンを題材にした音楽で、作曲家の自叙伝でもあります。ミラノで活躍する女性作曲家ブルーザは自らの作品について、不確実で不安な今日にあって前向きで平和な未来への希望を表現するものと述べています。1~3はシューマン、イソップ寓話、ダ・ヴィンチがインスピレーションの源になった点も興味深いですが、何よりもわかりやすく力強い音楽がいい。交響曲は調性的には抽象度が高いものの決して難解ではありません。これらは21世紀にも残る現代管弦楽曲の模範型を示しているのではないでしょうか。(2002/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555266

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    ブルーザ:管弦楽作品集 2 (ウクライナ国立響/マストランジェロ)

    1954年ミラノ生まれの女流作曲家、ブルーザの音楽は難解さよりも、直感的な分かり易さが前面に出ており、本盤の収録作品は、いずれもそのタイトルから、内容がうかがえるようなものとなっています。例えば、機知に満ちた描写が面白いのが「寓話集」。子供向けを想定して作曲されたものですが、ギロやフレクサトーンといったやや特殊な打楽器まで動員しており、オーケストレーションの妙味ここにあり、といった感の作品です。またアルビノーニやマーラー、バーバーらにインスパイアされたという、弦楽のための「アダージョ」も、なるほどその通りの豊かな情感をたたえた、なかなかの佳曲です。(2002/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555267

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    ブルーサ:レクイエム/スターバト・マーテル(クリストーフ/ラーング/ホルヴァート/バコニー/ハンガリー放送合唱団&交響楽団/フリッツァ)

    1954年ミラノ生まれの女性作曲家、エリザベッタ・ブルーサの管弦楽作品集。2002年からゆっくりとしたペースで進むシリーズ第5集には、彼女の最新の合唱を伴う作品が収録されています。以前からレクイエムを作曲したいと願っていたものの、人生経験の不足などからどうしても納得のいくものが書けなかったというブルーサ、これまでに様々な試作を重ねてきたといいます。しかしヤコポーネ・ダ・トーディの『スターバト・マーテル』のテキストを読み、その苦しみに対する表現の豊かさに衝撃を受け、レクイエムの足掛かりとしてまずソプラノ独唱を伴う『スターバト・マーテル』を作曲、次いで『レクイエム』を書き上げたのです。完成した作品はどちらも調性感を伴う古典的な雰囲気を纏いながらも、熟達したオーケストラの使用法が際立つ堂々たる風格を備えています。(2024/04/12 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.574589