イベール, ジャック(1890-1962)
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「フォックストロット」とはアメリカで生まれたダンス音楽の一種で、ラグタイムから派生したと言われています。これらの音楽は2つの世界大戦の狭間である1920年代から1930年代のいわゆる「狂騒の20年代」のアメリカで、ジャズや、同じ系統であるシミー(音楽にあわせて肩を揺らすダンス)やチャールストンなどとともに大流行、ゲルマン的なワグネリズムから自由になろうとするヨーロッパの作曲家たちにも定着し、レコードや映画のヒットの波に乗って瞬く間に広まっていきました。さまざまなフォックストロットを追求するピアニスト、ゴットリープ・ヴァリッシュは、これまでに3枚の「フォックストロットと周辺の音楽」のアルバムを発表していますが、この第4集では聴き手を当時のパリとブリュッセルへといざないます。サン=サーンスやサティ、ミヨーらおなじみの作曲家をはじめ、あまり耳にすることのないベルギーの作曲家の知られざる作品をたっぷりお楽しみいただけます。(2022/04/08 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP855 |
1918年にジャン・コクトーが発表した評論「雄鶏とアルルカン」。これまで流行していたワーグナーやドビュッシーの色彩豊かな音楽を「アルルカン」に例え、シンプルなサティの音楽を「雄鶏」と呼び、装飾をそぎ落とした音楽を擁護するコクトーの意見は、第一次世界大戦後の荒廃したパリに新しい音楽美学をもたらしました。ちょうど同じ頃、目覚ましい発展を遂げていた木管楽器(特にフルート)のために、この美学に基づいた軽妙でシンプルな作品が多く作曲され、これらは現在でも奏者たちの大切なレパートリーになっています。このアルバムでは世界初録音を含む、多彩な作品を収録。プーランクやオーリックをはじめ、タンスマンやハルシャーニーなど、当時フランスで活動していた他国の作曲家たちまでが、この美学に影響を受けていたことがよくわかります。(2019/06/28 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.579045 |
フルートとハープ。夢のような響きが生まれる2つの楽器の組み合わせによる近代から現代の作品集。アルバムタイトルの「FRAGMENTS」はルトスワフスキの作品名であるとともに、アルバムに収録されている全体の曲の雰囲気を表すもので、どの曲も形にはまらない流動的な雰囲気を持ち、断片的な旋律がふんわりと耳に残ります。
フルートを吹くアンナ・ローサ・マリはギリシャ出身の奏者。ギリシャ国立歌劇場管弦楽団の首席奏者であり、BBCフィルハーモニックやハレ管とも共演経験があります。エイラ・リン・ジョーンズは英国を代表するハープ奏者。コンサートから録音まで幅広く活動しています。(2018/11/28 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
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カタログ番号 | :DDA25179 |
ラムルー管弦楽団を初めて僕が指揮をしたのは、93年の1月だった。そして僕らは恋に落ちた。その後すぐに僕の就任が決まり、すでにこのオーケストラのシェフとして、5年目のシーズンを勤めている。僕たちは、僕らがベルリンフィルでない事も、パリ管でない事も、よーくわかっている。そして、僕らがラムルーである事に大きな誇りを持っている。なぜなら、2300人も収容できる僕らの本拠地「サールプレイエル」で、毎回満員の聴衆を熱狂に追い込む事ができるのは僕らだけだからだ!フランスで120年を超える歴史のあるオーケストラと、京都代表の若い指揮者が力を合わせて作ったこのCD、僕らにとって「自信作」?いやいや、思いっきり「自慢作」です!(2008/02/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554222 |
フランスの「6人組」と同時代に活躍した作曲家ジャック・イベール(1890-1962)。このアルバムに収録された2曲はどちらも世界初録音であり、フランス音楽ファンにとっても嬉しい1枚となることは間違いありません。バレエ音楽「放浪の騎士」の主人公はお馴染みドン・キホーテ。彼の妄想の世界を描いた映画(1933年、ゲオルク・ヴィルヘルム・パプスト監督)では、バス歌手のシャリアピンが主演を務め、劇中歌をイベールが作曲しましたが、この演奏会組曲は、その中から主要曲が選択されています。バレエ音楽「ジュピターの恋」は、神話に登場するジュピターを巡る恋物語を舞台化したもので、イベール自身もこの作品を指揮した記録がありますが、それは完全なパフォーマンスではなく、完全な形で演奏されたのは、これが世界初演となります。フランス音楽のオーソリティ、メルシエの説得力ある演奏で。(2015/07/29 発売)
レーベル名 | :Timpani |
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カタログ番号 | :1C1230 |
月並みな形容をすればフランスのエスプリということになるのでしょうか、なんと36曲もの小品を収録していますが、どの曲も洒落たセンスに満ちた佳曲ばかりです。演奏技巧の難易度としては、確かに高度なものを要求する曲もありますが、むしろ中程度以下、指の問題だけ取り出せばむしろ子供でも取り組めるようなものも多いのが特色です。しかし「物語」の第6曲「廃墟の宮殿」の物悲しい、そして透き通った響きのうつろいなどを聴けばわかるように(ほんの一例!)、実現されている楽想の多彩さ・高度さは驚異的レベルといってよく、ちょっとでもピアノをかじったことのある方なら、弾いてみたくなる曲がすぐにでも見つかることでしょう。*8.223409の再発売品(2000/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554720 |
サクソフォン演奏における伝説的人物の一人、マルセル・ミュール(1901-2001)。ノルマンディーに生まれたミュールは、サクソフォンの魅力を伝えるために生涯奔走しました。演奏家として活躍する彼のために、彼と同時代の作曲家たちが多くの曲を作曲、または編曲し、これらは現代でもサクソフォンの大切なレパートリーとして重用されています。またパリ音楽院のサクソフォン科を復活させ「LePatron」(父)と呼ばれるほどに多くの弟子を育てたことでも知られています。このアルバムには1930年-1940年に録音されたソロ、および四重奏が収録されています。また、彼の師であるコンベールが1905年に録音した貴重な音源も含まれています。/(2017/09/29 発売)
レーベル名 | :Clarinet and Saxophone Classics |
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カタログ番号 | :CC0013 |
軽妙洒脱な作風で知られるフランスの作曲家、ジャック・イベール(1890-1962)。このアルバムには、彼の様々な作風に彩られた音楽が並んでいます。彼の最初の交響作品である「レディング牢獄のバラード」は、原作のオスカー・ワイルドの苦悩と狂気が見事に描き出された暗い音楽です。聴衆は驚きを持ってこの作品を迎え入れたのです。しかし、次の「3つのバレエ曲」では雰囲気が一変。カラフルな世界が広がります。印象派風の「妖精の郷」、戦争の恐怖を描いた「狂人の歌」、そしてシェイクスピアの「真夏の夜の夢」の付随音楽である「エリザベス朝の組曲」は新古典主義のスタイルに拠る作品で、ギボンズ、ブル、パーセル、ブロウの旋律を基に、女声合唱とソプラノ・ソロを用いた夢のような音楽が展開されます。ハープが大活躍するのは、彼の娘がすぐれたハープ奏者だったことも関係するのかもしれません。(2015/09/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555568 |