スクリャービン, アレクサンドル(1872-1915)
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1979年ルーマニア生まれのピアニスト、ヘルベルト・シュフのOEHMSレーベルへ録音した8枚のCDをまとめたBOXの登場です。シュフは2004年6月のカサグランデ国際ピアノコンクールを皮切りに、、2005年4月のロンドン国際ピアノコンクール、同じく2005年6月のベベートーヴェン国際ピアノコンクールで優勝と、その才能をまざまざと見せつけてくれました。OEHMSレーベルには2004年から録音を開始、その独特なプログラミングははもちろんのこと、彼の奏でる瞑想的な音色はとても魅力的なものです。ベートーヴェンからハインツ・ホリガーまでと、様々な時代の作品を易々と弾き分けていますが、特にシューマンやラヴェルなどには独特の魅力があります。また、ウルマンとベートーヴェンの協奏曲は各雑誌でも高く評価されたものです。(2015/09/23 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC012 |
生地オデッサを出て1908年にロンドンに居を定め、デビューを果たした後の若きモイセイヴィッチに、HMVよりアコースティックによる録音のオファーがかかり、巨人の初期の演奏という貴重な財産が残されることとなりました。小品を気負わず、しかし入念に弾きこむ繊細さ、ウェーバーの「無窮動」にみられる苦労の見えない卓越した技巧とグランド・スタイルが、すでにこの頃には完成していたことがわかります。一方で印象派の曲を、アコースティックな録音でありながらはっきりと聞き取れる、幽玄な表現を披露しており、彼がいかに表現力の幅の広い演奏家であったか、再認識させられることでしょう。(2007/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111116 |
ポーランド生まれ、オーストリア在住のイヴォナ・カラシンスカ=シュレア。6歳でピアノを始め、カトヴィツェの「カルロ・シマノフスキ」音楽大学に入学。ピアノを集中的に学びました。しかし卒業後にはハープシコード、オルガンなど歴史的な楽器に興味を抱き、現在ではピアノとオルガン、ハープシコードを自在に操る演奏家として活躍しています。この2枚組では、様々な作曲家によるバロック期から現代までの多彩な小品を取り上げ、曲に合わせて、ピアノとオルガンを弾き分けることで生き生きとした曲調が生まれています。共演のバウマンは1963年生まれ、ストラスブールのオルガニスト、息のあった演奏が繰り広げられています。(2018/03/23 発売)
レーベル名 | :Austrian Gramophone |
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カタログ番号 | :AG0002 |
2017年7月20日に生誕90年を迎えたドレスデン生まれの指揮者、ミヒャエル・ギーレンの集大成BOXの第7集。今作でも世界初録音を多数含む「知られざるギーレン」が紹介されています。“近代、現代音楽のオーソリティ”として「同世代の音楽」の初演や紹介を行ったギーレンらしく、このBOXにもペトラッシの「オーケストラのための協奏曲 第1番」やドビュッシーの「聖セバスチャンの殉教」など珍しい作品が含まれていますが、中でも注目すべきは1975年から1990年にかけて演奏されたアメリカ音楽集(CD2)でしょう。アイヴズの「答えのない問い」や「宵闇のセントラルパーク」は、1956年にギーレンがドイツ初演を行った曲。初演当時はオーケストラのメンバーも混乱してしまったほどの斬新な作品でしたが、この録音の時点では、すっかりこなれた演奏が繰り広げられています。またヴァレーズの「アルカナ」やマクフィーの「タブー・タブハン」も興味深い演奏です。CD6ではテレビ放送のために収録した演奏を聴くことができ、ストックホルム王立歌劇場やフランクフルト歌劇場、ベルリン国立歌劇場で、オペラ指揮者としても高く評価されていたギーレンの手堅い指揮をバックにした歌手たちの歌唱を楽しめます。他にはチェコの音楽やラヴェル、スクリャービンなど、どれも精緻な響きに彩られた美しい演奏が繰り広げられています。(2018/05/25 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
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カタログ番号 | :SWR19061CD |
第1集ではメンデルスゾーンやシューマンなどロマン派の作品、そして第2集ではバロック・オペラの名曲の数々を新たな装いで聴かせた金管アンサンブル「セプトゥーラ」。第3集ではなんとロシアの作品集に挑戦です。冒頭のショスタコーヴィチから炸裂するお馴染みの音形「D-S(Es)-C-H」が何とも印象的で、本来なら皮肉と哀しみに彩られているはずのこの作品が、何となく華やかに聴こえるのが面白いところです。他にはプロコフィエフの初期の作品や、スクリャービンの先鋭的な作品と、ラフマニノフの憂鬱な感情を讃えた作品など、今回のアルバムにおいての彼らは、これまでよりも更に豊かな響きを追求しているようです。もちろん編曲も見事で、まるでこれらの作品がオリジナルであるかのような存在感を放っています。「セプトゥーラ」のメンバーは、ロンドン交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、BBC交響楽団、バーミンガム市交響楽団、スコットランド歌劇場、オーロラ・オーケストラで活躍する若手金管奏者たちによって構成されています。この見事なアンサンブルには感嘆するほかありません。(2016/01/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573475 |
20世紀初頭の女性ピアニストたち。この第5集でも驚くばかりの才能がひしめいています。こんなに見事な演奏をしている彼女たち。現在でも名前が残っているのは、ほんの一握りであるのは残念なことではないでしょか。なかでも1865年に生まれ、1963年までの長い生涯を送ったライダー=ポッサールの珍しい録音は一聴に値します。才能あるピアニストであった彼女ですが、更なる録音に恵まれてさえいれば・・・と残念に思うばかりです。またブラームスの弟子であったエテルカ・フロイントは、恩師の小品を心からの賞賛を込めて演奏。芸術の精神を伝えるという難題を易々とこなしています。1曲ごとの発見が嬉しい1枚です。(2012/11/21 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111219 |