ディートリッヒ, アルベルト(1829-1908)
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トルコの鬼才コンポーザー・ピアニスト、ファズル・サイの新しいアルバムは、彼の長年の友人フリーデマン・アイヒホルンとのデュオ。選ばれた作品はシューマンの晩年のヴァイオリン・ソナタ第1番と、3つのロマンス。そしてシューマンとブラームス、ディートリヒの合作「F.A.E.ソナタ」です。ヨアヒムに献呈されたこのソナタは、第1楽章をディートリヒが作曲、第2楽章と第4楽章はシューマン、第3楽章のスケルツォはブラームスが作曲しました。のちにシューマンが自身の筆になる部分に手を加え、新たにヴァイオリン・ソナタ第3番として完成させていますが、こちらの「F.A.E.ソナタ」の全曲を耳にすることはあまりありません。ここでのアイヒホルンとサイは緊張感あふれる演奏を披露しています。そして最後に置かれたワーグナーの《トリスタンとイゾルデ》からの2曲が圧巻。世界初録音となるこのヴァージョンでは、サイのアレンジの妙が生かされており、ワーグナーのうねるような官能的な響きを存分に堪能できます。(2023/09/08 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574434 |
名ヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒムのために書かれた「自由に、しかし、束縛されることなく(Frei aber Einsam)」この言葉をモットーにした「F.A.E.ソナタ」はシューマン、ブラームス、ディートリヒの3人によって書かれています。このディートリヒ、個人の作品や業績よりもブラームスの友人として知られ、1898年に出版された「ブラームスの思い出」は世界各国で翻訳され、現在でも人気を博しています。そんなディートリヒの作品はご想像の通り、ブラームスの作風に酷似してはいますが、逆にそれが面白いとも言えるでしょう。ホルンの女傑、ノイネッカーが参加しているところも注目度大です。(2008/12/10 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777314-2 |
こちらも歴史的楽器による演奏。ここで演奏しているヴァイオリニスト、セルジウ・ルカはピリオド楽器演奏の先駆者です。彼は惜しくも2010年にこの世を去りましたが、この2004年の演奏は彼の音楽性をもれなく伝える貴重なものであり、選ばれた作品も、ドイツ・ロマン派を象徴するものばかり。とりわけ1853年に作曲されたF.A.E.ソナタは、ロベルト・シューマンと彼の友人ディートリッヒ、そしてブラームスの共作で、当時の気質を存分に映し出した作品として知られていますが、なかなか演奏の機会のない貴重なもので、この演奏は資料としても価値あるものです。フォルテピアノは1840年シュトライヒャー製を使用。時を超えた響きを楽しんでいただけます。(2014/02/05 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0043 |