ブゾーニ, フェルッチョ(1866-1924)
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1880年から1900年代初頭まで、イタリアの音楽界の中心を占めていたのは圧倒的にオペラ作品でした。ちょうどヴェリズモ・オペラが大流行していたこともあり、演奏会用の管弦楽や室内楽を積極的に書く作曲家はなかなか現れず、レスピーギが活動を始めることでようやくその空白が埋められたとされています。しかし、実際には、その時代にも数多くの室内楽作品が生まれており、その中にはフェルッチョ・ブゾーニの父親フェルナンド(プロのクラリネット奏者だった)の美しい作品も含まれています。現在では忘れられてしまった作曲家たちの作品を、セルジオ・ボーシの巧みな演奏でお楽しみください。(2018/07/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.579034 |
2017年7月20日に生誕90年を迎えたドレスデン生まれの指揮者、ミヒャエル・ギーレンの集大成BOXの第7集。今作でも世界初録音を多数含む「知られざるギーレン」が紹介されています。“近代、現代音楽のオーソリティ”として「同世代の音楽」の初演や紹介を行ったギーレンらしく、このBOXにもペトラッシの「オーケストラのための協奏曲 第1番」やドビュッシーの「聖セバスチャンの殉教」など珍しい作品が含まれていますが、中でも注目すべきは1975年から1990年にかけて演奏されたアメリカ音楽集(CD2)でしょう。アイヴズの「答えのない問い」や「宵闇のセントラルパーク」は、1956年にギーレンがドイツ初演を行った曲。初演当時はオーケストラのメンバーも混乱してしまったほどの斬新な作品でしたが、この録音の時点では、すっかりこなれた演奏が繰り広げられています。またヴァレーズの「アルカナ」やマクフィーの「タブー・タブハン」も興味深い演奏です。CD6ではテレビ放送のために収録した演奏を聴くことができ、ストックホルム王立歌劇場やフランクフルト歌劇場、ベルリン国立歌劇場で、オペラ指揮者としても高く評価されていたギーレンの手堅い指揮をバックにした歌手たちの歌唱を楽しめます。他にはチェコの音楽やラヴェル、スクリャービンなど、どれも精緻な響きに彩られた美しい演奏が繰り広げられています。(2018/05/25 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
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カタログ番号 | :SWR19061CD |
【アコーディオンが描く多彩な世界】2023年現在25歳の若きアコーディオン奏者テオ・ウルド。6歳でマルセイユ地方音楽院、16歳でパリ国立高等音楽院に進学、在学中から数々のコンクールで入賞し、2019年に卒業以来幅広い活動でアコーディオンの可能性を追求し続けています。アコーディオン4人の「エオリーナ四重奏団」、ヴァイオリンとチェロとの「フィリア・トリオ」としても活動、現代作曲家とのコラボレーションから古典作品の編曲・演奏など、彼の活動が集約されているのが今回のアルバムと言えそうです。電子楽器との共演によって生み出される多彩な響きから、バッハの「シャコンヌ」での圧巻の表現力まで、彼の演奏とアコーディオンの魅力を堪能できる一枚です。(2023/10/06 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA995 |
1918年、ウィーンでシェーンベルクが旗揚げした「私的演奏協会」。マーラーを含めた当時の前衛作曲家たちの作品を「入念なリハーサルのもとに良質な演奏を行う」ことをモットーに、1919年から1921年までの3年間、117回のコンサートを行い、合計で154作品を上演しました。/しかし、当時の経済状況や政治情勢などの様々な事情で、大編成の作品を演奏することはできず、大抵はメンバーたちによって作品の編成を縮小されたものが演奏されていました。近年、これらの室内楽編曲版が注目されるようになり、数多く演奏されるようになってきましたが、この潮流の先駆的役割を担ったのが「リノス・アンサンブル」です。シュタイン版のマーラーの第4番をはじめとした数多くの作品をリリースすることで、作品にも光をあててきたアンサンブルですが、今アルバムではシェーンベルクの「室内交響曲」をはじめとした3人の作曲家の作品を演奏、収録しています。(2017/09/29 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5138 |
リスト以降、ピアノ編曲という分野では、原曲の単なる代用物を超えた、独自の内容を持つ作品が数多く誕生することとなりました。そういった楽曲の内の最高級の作品達では、名人芸は演奏者の技巧の誇示という以上に、オリジナルな音楽表現の手段であり、そこには作曲者・編曲者・そして演奏者の三者のファンタジーがせめぎ合う、独自の音楽世界が広がっています。例えばゴドフスキーの「パッサカリア」! あの未完成交響曲冒頭の低弦のメロディーを元に、44の変奏とカデンツァ、主題の拡大・反行、それらを含むストレッタを伴うフーガが展開され、聴くものを超絶技巧の形而上学へと誘います。(2003/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555997 |
フェルッチョ・ブゾーニ生誕150年記念リリース!18世紀、後期ロマン派を代表する作曲家の一人、ブゾーニ(1866-1924)によるシューベルト作品のピアノ編曲集。イタリア出身のブゾーニは主として大規模な管弦楽作品で知られていますが、本来は優れたピアニストで、数あるバッハ作品のピアノ独奏用編曲も代表作として見做されています。しかしシューベルト作品の編曲版はほとんど知られていません。シューベルト(1797-1828)の簡潔でまろやかな響きが余すことなくピアノに移し変えられたこれらの編曲、演奏しているのはヴィンツェンツィは、同じくブゾーニが編曲したモーツァルト作品(CDS-521)など、珍しい作品を得意とするピアニストです。(2016/12/16 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7712 |
アルメニア、イェレヴァンのピアニスト、リリト・グリゴリアン。7歳でピアノを始め、ロストック音楽・演劇大学を卒業後、ベルギーのエリザベート王妃音楽大学のアーティスト・イン・デジデンスを務めるなど活発な活動をしています。世界中のコンサートホールで演奏を重ね、室内楽にも積極的に参加。2018年にリリースされたNAXOS:ヴィオラとピアノのための作品集(8.573730)では日本の若手ヴィオラ奏者、戸川ひよりとともに古典派の曲を中心に素晴らしい演奏を披露しています。
今回のソロ・アルバムは“変奏曲”に焦点が当てられており、バッハ=ブゾーニのシャコンヌからシマノフスキまで6曲の変奏曲が演奏されています。ひとつひとつのメロディを大切に弾いていくグリゴリアンの手により、作曲家たちの創意工夫が描かれています。なかでもメンデルスゾーンの「厳格な変奏曲」は、作曲家自身が削除してしまった“4つの変奏”も収録。自作をしばしば改訂したことで知られるメンデルスゾーンの姿が浮かび上がります。(2018/11/30 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100088 |
リスト、ブゾーニ、ゴドフスキー、ラフマニノフと、大バッハの作品を現代ピアノ用に編曲した音楽家たちは枚挙に暇がありません。重音で補完したものから、ピアニスティックなフィギュレーションを華麗に盛り込んだもの、和声を大胆に変更したものと、手法はさまざまであっても、いずれも編曲者の腕の見せ所でもありました。片や演奏するほうも、レジスターの代わりに3本のペダルを駆使して、それらの編曲を現代のピアノの特性を最大限に生かしながら演奏することに挑んだのでした。このCDは、高名なピアニストのみならずあまり知られていない編曲の達人によるものも含まれており、わけても珍しいペトリ版のBWV.906がトラック4に収録されています。(2007/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111119 |
【スティーヴン・ハフの秘蔵っ子、シーヤン・ウォンによる「バッハ=ブゾーニ」!】スティーヴン・ハフに才能を見出され、英国王立音楽院でクリストファー・エルトンに学んだ香港出身のピアニスト、シーヤン・ウォン(王致仁)。CDデビューは自身でさらなる改訂を施したリストのトランスクリプション集(CKD561)で、英国王立音楽院学長にしてトランペット奏者フリーマン=アットウッドのサポートも務めた(CKD621)彼が次に繰り出すのはブゾーニ。彼にとってリストと双璧を成す関心の対象であるブゾーニが、大バッハにどのように関わったかを探り、さらに自身がどのように斬り込んで行くかに挑戦したアルバムです。表題の「ゴルトベルク」はもちろん、ラストの「シャコンヌ」まで、モダン・ピアノの機能をフルに生かした圧巻の表現力です。(2021/01/22 発売)
レーベル名 | :Linn Records |
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カタログ番号 | :CKD598 |