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メルツ, ヨハン・カスパール(1806-1856)

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    ヘンデル/メルツ/ガンギ/ブルクハルト/テレマン:ギター・デュオ作品集(アマデウス・ギター・デュオ)

    カナダ出身のデイル・カヴァナーとドイツ出身のトーマス・キルヒホフの2人による「アマデウス・ギター・デュオ」は、1991年にデュオ活動を開始し、世界各国でコンサートを行い、その高度な音楽性と豊かな音色で聴衆を魅了しています。また多数の著名なオーケストラとも共演を重ね、2台ギターのための協奏曲を積極的に紹介しています。もちろん現代作曲家たちも彼らのために曲を献呈し、レパートリー拡大に一役買っています。後進たちの指導も熱心で、イザローン国際ギター・シンポジウムを創設し、世界最大級のフェスティバルを開催していることでも知られています。このアルバムは彼らの25年間に渡る活動を讃えるもので、ヘンデルやテレマンなどのバロック作品から、彼らが初演したドメニコーニの作品までと多彩な曲が並びます。ギターの持つ底知れぬ可能性を感じさせる見事なアンサンブルをどうぞ。(2015/02/25 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573439

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    ホセ/メルツ/ポンセ/タレガ/モレノ・トローバ:ギター作品集(コルドバ)

    メキシコ生まれのギタリスト、アレハンドロ・コルドバのリサイタル・アルバム。地元のベラクスル音楽院で学んだ後、ロシアで演奏活動を行い注目を集め、これまでに2枚のアルバムをリリース、どちらも好評を博しています。いくつかのコンクールでも良い成績を収めていますが、2017年「タレガ国際ギター・コンクール」での優勝は彼の知名度を格段に引き上げ、世界的奏者としての活躍への足掛かりとなりました。ここでは得意とするポンセやトローバを演奏。巧みなテクニックと音楽性が光ります。(2019/05/24 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573972

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    メルツ:ギター二重奏曲集(メラー/フラティチェッリ)

    プレスブルク(現在はスロヴァキア)の貧しい家庭に生まれたヨハン・カスパル・メルツ(1806-1856)。彼は独学でギターとフルートを学び、若いうちはこれらを教えながら研鑽を積みました。1840年にウィーンに移住し、ようやくコンサートデビューを果たし、当時の皇后に認められてウィーンの宮廷ギタリストに取り立てられます。その後は持病に悩まされながらも、数々の作品を書き、またベルリン、ドレスデン、ロシアを始めとした広範囲な地域で演奏会を行い賞賛を得ました。1856年、50歳の時に心臓病で没しましたが、彼の偉業はのちのギタリストたちにも大きく影響を与えたのです。その一つに「10弦ギター」の使用があり、これはギターの音色に深みと表現力をもたらし、世界を大きく広げたのでした。ここでは彼の最も知られている「吟遊詩人の調べ」の2台ギター版や、「葬儀の挽歌」などを収録。シューベルトを思わせる素朴なメロディも、2台のギターで奏されると格別の味わいを持つものです。(2014/11/26 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573055

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    メルツ:吟遊詩人の調べ Op. 13 (ホルツマン)

    まず曲名を眺めてみましょう。「フィンガルの洞窟」など、気になるタイトルが目に入りますが、この曲集は、あのナポレオンも魅了されたという有名な吟遊詩人オシアンの影響下にあるのです。メルツがウィーンでギタリストとして名を成した1840年頃、既にこの楽器の人気は廃れつつありましたが、メルツはちょうどこの時代に花咲き始めたロマン派ピアノ曲のギター版のような趣きで、このような大作を世に送り出しました。19のようにパガニーニを想起させるショウピースもあります。時代の空気を伝えるという意味で実に貴重な作品と言えるでしょう。ロマン派芸術を深く掘り下げたいという貴方にも必聴です。(2002/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554556

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    メルツ/J.S. バッハ/コシュキン:ギター作品集(ガブリエル・ビアンコ)

    各界で熱き視線を一身に浴びる「NAXOS 期待の新進演奏家シリーズ」に、フランス生まれの若きギタリストの登場です。彼の名前はガブリエル・ビアンコ。2008 年GFA 国際コンクールの第1 位を獲得した俊英です。5 歳からギターをはじめ、20 歳の時にパリのコンセルヴァトワールで一等賞を得て卒業。15 歳から世界各地でコンサートを行い高い評価を受けています。繊細な音色と良く回る指、そして旋律の歌わせ方は絶品。このアルバムに収録されたメルツの作品でのすすり泣くような表現には思わず絶句するほどの才能の煌めきを感じます。(2009/07/29 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572306

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    レゴンディ:アリアと変奏/夢 Op. 19/メルツ:吟遊詩人のしらべ Op. 13 (ガレン)

    レゴンディとメルツは共に、19世紀を代表するギタリスト兼作曲家であり、ショパン、メンデルスゾーン、シューマンなどロマン派作曲家のピアノ曲の影響を受けたことや、寿命が50年と短命だったこと(不思議!)などの共通点もあります。音楽も2人ともロマン派の申し子と言えるものです。レゴンディ作品の旋律美は一聴で耳に残ります。2の中間部での、タレルガの名曲「アルハンブラの宮殿」を想起させるトレモロ技法も注目されます。メルツのポロネーズは、ギターひとつで立派にポロネーズとして楽しめます。10の寂寥感など、ギターソロなればこそでしょう。レゴンディは8.554191、メルツは8.554556を併せてお聴きください。(2005/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555285

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    ロマンティック・ギター名曲集(パガニーニ/メンデルスゾーン/シューベルト)(ガルシア)

    (1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.550296

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    浪漫の香り(鈴木大介)

    【8弦ギターで紡ぐ、ロマン派ギタリスト&作曲家たちの夢のまほろば】クラシックギター界を代表する鈴木大介が、自身初となる8弦ギターでロマン派の作品を収録しました。シューベルト、メンデルスゾーン、ショパンの名曲の数々、そして同時代のオリジナル作品であるJ.メルツやN.コスト等聴きどころ満載の意欲作です。クラシックギターならではの、そこはかとない薫り立つような響きをまといながら、往時のギタリストや作曲家たちのまほろばを、是非一緒に旅して下さい。 2022年の6月から、いつも素晴らしいギターを製作してくださる名工 今井勇一さんによる8弦ギターを弾き始めた。通常の6本の弦に加えて、7弦には5弦より1オクターブ低いA音、8弦には6弦より全音低いD音を張るのが僕の標準的な調弦で、そこから曲の調性に合わせて変化をさせている。 このギターを使って最初に演奏する作品として思い浮かんだのは、19世紀の音楽。 ここに録音されたメルツ、コスト以外にも、カルリ、レゴンディ、レニャーニ他、多くの多弦ギタリストが活躍したロマン派のギター音楽には、得難い魅力と未だに明かされぬ謎が息づいている。ピアノの進化、オーケストラの巨大化、音楽マーケットのマス化という荒波をギターという小舟で渡りきるために、彼らは道標となる星を探し続けた。そのひとつと目された多弦ギターの試みは(19)世紀の終わりを待たずに潰(つい)えてしまうのだが、当時の楽器の構造、弦の材質、音楽会(界)の状況などに思いを巡らせると、ひょっとするとコストもメルツもボブロヴィッツもアレクサンドロフも、夢見た音楽の姿を確かに完成されたものとしては手に入れられぬうちに、幻のような志(こころざし)の半ばにいたのかもしれない、と感じられるようになってきた。歴史に‘Whatif’を持ち込んでしまうリスクを承知しながらも、機能性、運動性の高い現代の多弦ギターと精度の高い弦を用いて彼らの楽譜を弾くことはあながち的外れではないのでは…。 メルツやコストの多弦ギターのためのオリジナル曲を極力音域やオクターブ、そしてアーティキュレーションの変更なしに演奏したものと、彼らが憧れたシューベルトやメンデルスゾーンの音楽をあらたに編曲したもの、あるいはショパンへのボブロヴィッツ、シューベルトへのアレクサンドロフの憧憬の詰まった編曲を一枚のアルバムにすることで、ロマン派のギタリストたちの“イデア”を紐解くことができるのではないだろうか、というエキシビション。そこにはもしかしたら、19世紀のクラシックギターが向かわなかったマルチヴァースの未来が見えるかもしれない。 200年後、分別もあってしかるべき年齢を重ねたにもかかわらず、今この瞬間も、抗えない運命の渦の中で虚しく格闘しているだけなのかもしれない僕ですらも、自分に残された時間や選択肢を、可能な限り満ち足りたものにしようと働きかける意志を持っている。多弦ギターへの挑戦や、異なる進化を遂げたクラシックギターの姿を想像することや、あてどのない飛躍と慣れない環境に身を投げうつことで、地球の引力と公転の束縛からのささやかな逸脱が精神には可能であることを信じていたいのだ。 そしてそれは、とても浪漫の薫りに満ちている。                                                                        2023年7月 鈴木大介「ロマン派ギタリスト」の真価を問う大胆な試み あの鈴木大介がついに多弦ギターを手にした、というのは多くのギター愛好家にとって“事件”のように感じられたはずだ。低音を拡張した8弦ギターというと、スペインの巨匠ホセ・トマスやその弟子ラファエラ・スミッツといった名手たちが思い出されるが、鈴木が同種の楽器でアルバム制作まですると予想できたリスナーはどれほどいただろうか。 どの時代・様式の作品も一級の演奏で聴かせ、ギター向きでないと思われる楽曲のアレンジも、巧みなコードワークや奏法上の創意工夫によって魅力的に弾くことを可能にしてきた才気あふれるギタリストの、いったいどこに多弦ギターを必要とする余地があったのか。その具体的な理由は鈴木自身が詳述しているので、ここではあえて、音楽史の別の文脈に接続する形でひとつの考察を加えてみたい。 すぐれた作曲家によるオリジナルのギター作品がかつては考えられなかったほど充実した現在、ギターという楽器の立ち位置は「黄金期」と呼ばれた200年前よりはるかに安定しているように見える。こんにちなお世界中の作曲家たちによってギター作品が生み出されつづけている状況は、そうした感覚をさらに強めることだろう。 しかし、順調につづくと思えるその道は、かつてロマン派のギタリストたちが直面した“たこ壺”につづく道かもしれない。ギター愛好家しかギター曲を聴かず、ギター愛好家のためだけにギタリストたちが演奏する、あの閉ざされた空間に。どれほど偉大な作曲家が実りある作品を残そうとも、それが幅広い人びとに享受されうる風通しのよい環境がない限り、進んでいる方向に違いはない。そしてその懸念は、クラシック音楽界全体が抱えている問題の相似形でもある。 そのような困難にいつも自覚的だった音楽家のひとりが鈴木大介であることは、あらためて解説するまでもないだろう。ギター界のしがらみにも、クラシック音楽界の枠組みにも囚われず、音楽を欲する人びとに真摯に向き合ってきた軌跡がある。そうした視座からいま一度、どうして鈴木がこの8弦ギターを手にしたのか、ぜひ想いを巡らせながらCDをかけてみていただきたい。「ロマン派のギタリストたちの“イデア”」は、実のところ到達しえなかった“過去”ではなく、満ち足りたように感じる21世紀のいま再び立ち現れようとしている“亡霊”なのかもしれない。それに対する柔軟な応答のひとつとして、このアルバムは音楽を聴くよろこびとともに、ノンリニアな未来への開かれた可能性を宿している。                                                                        2023年7月 小川 智史(2023/08/23 発売)

    レーベル名:ART_INFINI
    カタログ番号:MECO-1078