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ロータ, ニーノ(1911-1979)

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    ロータ:映画音楽組曲と協奏曲集(ソボル/ペリステラキス/ケルン西ドイツ放送管/ベンダー/シール)

    【ニーノ・ロータの二つの顔、映画音楽とクラシック音楽を聴き比べる】プッチーニ、ラヴェル、ストラヴィンスキーも訪れていたというミラノの音楽一家に生まれたニーノ・ロータ。地元の音楽院を経てローマのサンタ・チェチーリア音楽院で学び、卒業後にはトスカニーニの勧めで奨学金を得てカーティス音楽院へ留学して作曲を学びます。アーロン・コープランドと親交を結び、フリッツ・ライナーから指揮の指導も受けました。帰国後のロータはアメリカで学んだにもかかわらずジャズとは距離を置き、前衛に走ることもなく新古典主義スタイルの作品を書きました。「受けの良いメロディを書くことは怖くない」「聴いた瞬間にわかってもらえる音楽を書きたい」と公言していたロータの作品は、第2次大戦後のクラシック音楽界では時代遅れに見える面がありましたが、まさにそのアプローチゆえに映画音楽では大成功を収めることになりました。それでも彼は「クラシック音楽の作品は、少なくとも映画音楽と同等以上に大事だ」と語っています。このアルバムでは、まずトルストイの原作による1956年の映画『戦争と平和』の音楽を組曲仕立てにしたものを収録、その後にはイ・ムジチ合奏団の委嘱で書かれた弦楽のための協奏曲(グリーグのホルベルク組曲に通じる趣があります)やカルロ・マリア・ジュリーニの指揮で初演されたハープ協奏曲など「クラシック音楽」の作品を収録。そして最後にクラシック音楽そのものをテーマにした映画『オーケストラ・リハーサル』の音楽で締めくくり、映画音楽とクラシック音楽というロータの二つの顔が同じ源泉から出ていることを実感させる巧妙なプログラミングになっています。映画音楽の中では超有名曲を避け、録音の少ない『戦争と平和』の音楽をとりあげたのは、ほぼ同時期の1952年にプロコフィエフが完成させた同名オペラの音楽との比較を促す意図があるのかもしれません。20世紀前半の作曲家の発掘と再評価に力を入れるCAPRICCIOらしいアルバムです。(2023/03/10 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5494

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    ロータ:歌劇「ある神経衰弱患者の夜」/歌劇「二人の臆病者」(チェレンツァ/コルテーゼ/アドリアーニ/サピオ/レアーテ祝祭管/ボノリス)

    映画音楽作曲家として知られるニーノ・ロータによる2作の歌劇。《神経症患者の夜》は1960年にミラノで初演された短い作品。ミラノの高級ホテルの最上階で繰り広げられる物語です。物音がすると眠れない男は、ホテルの最上階の3部屋を全て貸し切りにして宿泊していますが、ホテルの手違いで両隣に客を入れてしまったことから起こる騒動が描かれています。かたや、《二人の内気な男》は恋のすれ違いをテーマにしたコメディー。本来はラジオ用の作品です。2017年に開催された『レアーテ音楽祭』の目玉公演の一つ。歌手たちのアンサンブルが印象的な上演です。(2019/02/22 発売)

    レーベル名:Dynamic
    カタログ番号:CDS7830.02

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    ロータ:歌劇「フィレンツェの麦わら帽子」(ブシェフスキ/ミユス/ブルル/グラーツ歌劇場合唱団/グラーツ・フィル/スクエオ)

    【ニーノ・ロータの人間味あふれる喜歌劇、貴重な全曲盤が登場】イタリア映画音楽の大巨匠ニーノ・ロータ、実は10作ものオペラを書いています。これは第3作の貴重な全曲盤。ロータは1911年12月3日にミラノで生まれました。祖父は作曲家、母はピアニスト、いとこは歌手という音楽一家で、カゼッラ、ピツェッティ、レオンカヴァルロ、プッチーニといった作曲家たちが彼の家をしばしば訪れていました。ロータは8歳でオラトリオ『洗礼者ヨハネの幼時』を作曲、12歳でそれを指揮して上演するなど神童ぶりを発揮。歌とドラマは幼時から彼の音楽の基礎になっていたのでしょう。《フィレンツェの麦わら帽子》の台本は、フランスの戯曲『イタリアの麦わら帽子』を元にロータと母親が共作したもの。若者の乗る馬が通りかかりの貴婦人の麦わら帽子に食いついたことが発端となるドタバタ喜劇です。作曲されたのは第2次大戦末期の1944年から45年ですが、明るく楽しい笑いの精神に満ちていて、「少しばかりのノスタルジーと、たっぷりの楽観と、良きユーモアによって記憶に残りたい」と語っていたロータらしい作品になっています。作曲から10年後にオーケストレーションが施され、1955年にパレルモのマッシモ劇場で初演。その後はイタリア各地で上演され、1975年にはロータ自身の指揮で録音したLPがRCAから出ました。1998年にはミラノ・スカラ座でフアン・ディエゴ・フローレスらのキャストにより上演。最近では2014年と15年に国立音楽大学オペラ・プロジェクトが上演しました。このCDで主役のファディナールを歌うのは、ハンブルク州立歌劇場やロイヤル・オペラなどで目覚ましい活躍を続けるテノール、ピオトル・ブシェフスキ。甘い声で聴き手を魅了します。ヒロイン、エレナを歌うのは2012年にグラーツ歌劇場でデビューしたテティアーナ・ミユス。明るい声が魅力です。イタリアとドイツでピアノと指揮を学んだダニエーレ・スクエオが全体をまとめています。ロータによるRCA盤がCD化されていない現在、この録音は貴重な全曲盤です。(2023/03/10 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5466

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    ロータ:室内楽作品集 - 三重奏曲/即興曲/トッカータ/クラリネット・ソナタ/幻想曲(ケネディ/ゼレンカ/クオ・リン/スウィーニー)

    「太陽がいっぱい」や「ゴッドファーザー」など数多くの素晴らしい映画音楽で知られるニーノ・ロータ(1911-1979)。しかし彼は「本業はあくまでもクラシックの作曲であり、映画音楽は趣味に過ぎない」と公言していました。何しろ13歳でオペラを作曲し、聖チェチーリア音楽院で学んだ後、カーティス音楽院に留学するほどの筋金入りのクラシック畑を歩み、その後も音楽教師として身を立てていたほどの人物です。しかし、彼の名声は、本人の意に反して映画音楽ばかりに傾いており、生前の彼にしてみればかなりの不満がたまっていたのではないでしょうか?(これはコルンゴルトやローザと同じ状況です)ようやく最近になって「クラシック作品」の存在が知られるようになってきたロータ。確かにここで聴ける数々の作品に、あの「愛のテーマ」のような究極の甘美さばかりを求めてはいけません。さあ、新たなロータの魅力をみつけてください。(2013/05/22 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572778

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    ロータ:ピアノ作品集(ザイベルト)

    「偉大なる映画作曲家」として知られるイタリアの作曲家、ニーノ・ロータ(1911-1979)。しかし彼自身は「本業はクラシックの作曲家である」と言い、数多くのクラシック作品を書き上げていました。ただし、それらはあまり陽の目を見ることなく、彼が亡くなるまでは演奏される機会も少なかったのはまことに残念なことでした。最近ようやく、いくつかの作品が録音、演奏されはじめ、聴き手もその完成度の高さに驚かされることとなります。このアルバムもそんな1枚。ロータのピアノ曲の中から比較的知られる作品が収録されています。収録曲の中で最も大作である「バッハの名による~」は、序奏の華麗な響きだけでなく、レーガーに比肩するほどの精緻な対位法にも耳を澄ませてみてください。ロータが目指した理想の音楽と、バッハへの尊敬の念を知ることができる見事な作品です。(2016/05/25 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555019-2

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    ロータ:ピアノ独奏曲全集 1 (ホジキンソン)

    ニーノ・ロータといえば、「山猫」や「太陽がいっぱい」、「ゴッド・ファーザー」などの映画音楽が頭に浮かぶ人も多いことでしょう。しかし彼自身は「私はクラシック音楽の作曲家であり、映画音楽は楽しみのために書いている」と語っていたといい、実際にピアノ曲、その他の器楽曲、協奏曲、交響曲、室内楽曲、宗教音楽、バレエ音楽、オペラなど幅広い音楽を残しています。これらの楽譜は彼の死後に発足した財団によって整理され、少しずつ演奏、出版されるようになり、ようやく彼が望んだ「純クラシックの作曲家としてのロータ」の評価がされ始めるようになりました。彼のピアノ曲全集シリーズの第1集となるこのアルバムには、さまざまな工夫が凝らされた1964年の「15の前奏曲」と彼の晩年である1971年にバーリ音楽院の教育課程のために書かれた「子供のための7つの難しい小品」。そして、まさに映画音楽を思わせる美しく起伏に富んだ「幻想曲」が収録されています。(2020/02/07 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP827

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    ロマンティック・ハープ

    最も古い歴史を持つ楽器のひとつであるハープ、弦を弾くという単純な発音原理ゆえのアルカイックな音色と、近代の機構の高度化によりもたらされた、複雑なパッセージをこなせるというモダンな能力という、二つの魅力を併せ持っているのが特徴です。当盤は時代が下ってからの作品が中心となっているので、後者の魅力が満開で、精妙な和声や、グリッサンド奏法などによるスケールやアルペジオの、華麗な音の洪水を堪能することができます。わかりやすい主題の展開が面白い(1)、映画音楽でよく知られた名匠の意外な?オリジナル作品(3)、とりわけ多彩な技法が盛り込まれた(10)など、楽しく美しい作品ばかりです。(2006/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554561