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Arcana: アルバム一覧

  • ヴェラチーニ:ヴァイオリン・ソナタ

    (2018/10/26 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A456

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    17世紀の酔狂者~ハプスブルク宮のヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ集(ジランドーレ・アルモニケ)

    2013年にオーストリアで行われたH.I.F.ビーバー国際コンクールにおいて、日本出身のヴァイオリニスト鷲見明香と共にロマヌス・ヴァイヒライン賞を受賞したアンサンブル、ジランドーレ・アルモニケによる初CD。コンクールでの演奏された5曲(トラック1、2、5、6、12)を中心に、バロック期のイタリアとオーストリアで書かれた弦楽器のための作品を、沸き立つような若々しい感性で聴かせてくれます。バロックの本分とも言える「逸脱」を変則調弦などの書法で体現した弦楽芸術の数々が、イタリアの古楽器奏者たちの鮮烈な感性でどう料理されるのか聴きどころです。(2019/02/13 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A113

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    18世紀ヴェネツィアのチェロ・ソナタ集~ヴィヴァルディの影で(ナジッロ/フォンターナ/ベンニーチ/マスカルディ)

    【音楽大国ヴェネツィア共和国は、チェロ史上も「ヴィヴァルディだけ」ではなかった】キアラ・バンキーニやエンリーコ・ガッティらが絶大な信頼を置くバロック・チェロ奏者であり、イタリア17~18世紀のチェロ音楽史についての該博な知識をソリストとしての活動で活かしてきたガエターノ・ナジッロ。2015年にはチェロ先進地としての18世紀ナポリに光をあてた2枚組アルバムが話題を呼びましたが、今度のテーマはヴェネツィア。「水の都」たる首都の活況だけでなく、内陸のパドヴァやアドリア海沿岸の現クロアチア領も含めたヴェネツィア共和国領内で、古典派時代初期へ向けてどれほど豊かなチェロ音楽が発達してきたか……入念な解釈、闊達にして味わい深い古楽器演奏で明らかにしてゆきます。18世紀ヴェネツィアのチェロ音楽といっても、多くの場合はヴィヴァルディの作品ばかりが注目されてきたところ。しかしオペラや合奏など音楽目当ての観光客も詰めかけた当時のヴェネツィアだけに、低音を支えるチェロ奏者にも事欠きませんでした。ヴィヴァルディが指揮したピエタ養育院でも教鞭をとった名手たちには、チェロ音楽揺籃の地ボローニャから来たヴァンディーニの姿も。古典派への一歩をみせる作品も少なくなく、リ・インコーニティの鍵盤奏者フォンターナら頼れる通奏低音陣の活躍とあいまって、発見に満ちたガットの中低音世界に興味がつきません。(2019/08/23 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A465

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    18世紀パリのマンドリン音楽(スキヴァザッパ/モイヨン/ピッツィカール・ガランテ)

    【革命前のフランスで静かに流行したマンドリンの真相に迫る充実選曲!】今でこそ19世紀以降のイタリア観光ブームの影響で「マンドリンといえば南イタリア」のイメージが強いものの、この小ぶりの撥弦楽器が18世紀に一時ヴァイオリンや鍵盤楽器にも追い迫る人気を誇り、パリやウィーンなどの都市部で多くのアマチュア演奏者に求められていたことは意外に知られていません。近年の古楽器研究の成果でその栄華に迫る録音も増えてきましたが、歴史的マンドリンの研究と演奏実践で注目を集めてきたイタリアの名手アンナ・スキヴァザッパは今回、ルイ15世時代のフランスにおけるマンドリン人気に着目。ヴァイオリンとの調弦の共通性なども幸いし奏者人口を増やしていった頃、花の都パリでどのような音楽がこの楽器の妙音で奏でられていたかを多角的に解き明かします。ヴィオールの名手フォルクレの名曲「ラ・マンドリーヌ」やグレトリー他の声楽曲も盛り込みながら、マンドリンが蔭に日向に活躍する室内楽曲をバランスよく集め、特に編曲者不詳ながら往年の人気作曲家たちの音楽をセンス良くマンドリン向けにアレンジした一連のソナタには世界初録音の作品もあり。メロディアスで心地よい音作りの曲が多いだけに、歴史的に検証されたマンドリン(一部18世紀製のオリジナル楽器も使用)の軽やかで奥深い響きの魅力が、ひときわ際立つトラックの連続となっています。パリで絶大な人気を誇ったグレトリーの作ほか声楽曲では、ジョルディ・サヴァール指揮のモンテヴェルディ《オルフェオ》の表題役で聴かせた圧巻の名演の記憶も新しいマルク・モイヨンの歌唱が絶品。他にもリ・インコーニティの鍵盤奏者アンナ・フォンターナ、多様な歴史的ハープを弾きこなすマリア・クリスティナ・クリアリーらの共演も頼もしく、ポンパドゥール夫人やマリー=アントワネットらが生きた時代ならではの優雅な空気を存分に楽しめます。そこにマンドリンの響きがいかに自然に馴染むか、嬉しい驚きに出会える1枚です。(2023/10/20 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A552

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    AMOR TIRANNO~17世紀ヴェネツィアの失恋の歌(ヴィストーリ)

    【17世紀のヴェネツィアで歌われた、喪失の哀しみ】カヴァッリ《アポロとダフネの愛》、《ディドーネ》、モンテヴェルディ《ポッペアの戴冠》、《ミラヌッツィの優美なアリオーソ》 第4巻などの歌劇や歌曲集から、失恋の痛手を歌ったアリアなどを集めたアルバム。ヴィストーリの美声と彫りの深い表現で切々と訴えかける歌唱、そしてパンティエリのチェンバロを中心とした親密なアンサンブルが、400年前の人々の心情を生き生きと描いています。(2020/04/24 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A474

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    ROMA ‘600 〜初期バロック撥弦芸術、古楽の「いま」〜(ヴァッレロトンダ/イ・バッシフォンディ)

    【歴史的奏法の向こうに垣間見えるポップな民俗音楽的サウンド。イタリアならではの痛快古楽撥弦盤!】ずばぬけた腕前でバロックギターとテオルボを弾きこなすイタリアの超実力派シモーネ・ヴァッレロトンダによる、気心の知れた共演者たちとの新感覚バロック撥弦アルバム。ヴァッレロトンダはすでにArcanaレーベルで『にせのアルファベート』と題したアルバムを録音、モンテヴェルディやカッチーニらがオペラという新芸術を爆発的に成功させた1600年前後にあって、イタリアの撥弦芸術がいかに多彩で躍動感にみちたものだったかを肌感覚で伝える名演を聴かせてくれましたが、これはそのさらなる進化形といってよいでしょう。アルバムタイトルにある600とは、イタリア語で「セイチェント」すなわち17世紀のこと。画家カラヴァッジョや彫刻家=建築家ベルニーニも活躍したバロック都市ローマには、その頃テオルボ奏者カプスベルガーやギター奏者フォスカリーニら凄腕撥弦奏者が集い、名曲も数多く残しています。アンドレア・ダミアーニとロルフ・リスレヴァンという知る人ぞ知る超名手たちに師事したヴァッレロトンダのくりだす闊達なサウンドは、バロック音楽がいかに自在だったかをモダンかつポップな風合いで理屈抜きに伝えるのみならず、打楽器やバグパイプを交えながらも、歴史的・地域的文脈をふまえつつ刺激に溢れたサウンドを提案。名手オノフリや人気歌手バラートらゲストの協力も頷ける、突き抜けた音作りに仕上がっています。(2019/10/18 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A467

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    アグス:ヴァイオリン・ソナタ集 Op. 1 (ヴァンヴィテッリ四重奏団)

    【ロンドンの知られざるイタリア人作曲家、妙なる前古典派の魅力に迫る】バロックから古典派にかけてのレパートリー開拓に意欲的な名歌手チェチーリア・バルトリとの共演や、躍進めざましい古楽器集団コレギウム1704の一員としての活躍で現場経験を積んだバロック・ヴァイオリン奏者ジャン・アンドレア・グエッラを筆頭に、イタリア最前線の古楽器奏者4人が集まり2017年に結成されたヴァンヴィテッリ四重奏団。これまで主に18世紀初頭の知られざる演目を発掘・紹介することに情熱を傾けてきた彼らが、その豊かな経験をもとに新たに光を当てたのは、ヘンデル後期からJ.C.バッハ渡英期までのロンドンで活躍をみせた謎多き俊才ヴァイオリン奏者=作曲家アグスの最初のソナタ集。サルデーニャ島で生まれロンドンに渡り、後年はパリに拠点を移して時流を踏まえた音楽を書き続けたアグスが1751年に「ヴァイオリンのための6つの独奏曲」との題のもと出版した曲集は、イタリア最前線の歌心を備え、ポスト=コレッリ流儀の堅固な曲作りを叩き込まれた作曲家がみせる極上の前古典派音楽で、全て長調による6曲のソナタは艶やかさと軽快さを湛える充実した曲作りが魅力。タルティーニやガルッピ、ポルポラなどバロックと古典派の間で活躍した他の作曲家たちにひけをとらない、じっくり聴き込みたい味わいに満ちており、1751年の初版から10年と措かず1760年に再版されたのも頷けます。アグスの正体をめぐる研究略史を踏まえた解説(英・仏・伊語)も充実。未知の音楽に対するヴァンヴィテッリ四重奏団の知的探訪が新たな実を結んだ歓迎すべき1枚です。(2022/10/28 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A531

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    アレティーノ:聖土曜日のための哀歌と応唱(オデカトン/ダ・コル)

    【男声低音域の味わい深い響き、16世紀イタリア音楽の通念を覆す受難節音楽】徹底した音楽学的検証を経た上での充実した演奏解釈で、ルネサンス期のイタリア音楽の「生まれたての姿」の味わいを現代に蘇らせ続けるパオロ・ダ・コル指揮の男声アンサンブル、オデカトン。今回はフランドル楽派の精緻な多声音楽に大きな影響を受けていた作曲家が多かった16世紀中盤、フィレンツェのメディチ家にも仕えながら故郷アレッツォを中心に活躍した知られざる名匠パオロ・アレティーノ(「アレティーノ」はアレッツォ出身者を意味する通称、本名はパオロ・デル・ビーヴィ)の受難節音楽という秘曲中の秘曲に迫ります。この時期には現代で言うコントラルトから男声の中低音域までバランスよく、各声部が独立した動きを見せるポリフォニーの魅力を追求した音楽が多かったところ、パオロ・アレティーノはここでテノール、バリトン、さらにバスの低音域まで使ってバランスを低音寄りとし、随所で多声の綾よりも歌われる詩句の味わいを優先させた朗読調とも言える音運びを使用。人肌の温もりを感じさせながらも隅々まで精緻にコントロールされたオデカトンの面々の歌唱が、その作品が持つ不思議な魅力をこの上なく明晰に伝えてやみません。色彩感より構図や描線にこだわったというフィレンツェ画派の名作群にも通じる奥深い音楽の響きが、16世紀イタリア音楽のさらなる豊饒さを改めて強く印象づけてくれる好企画です。(2023/09/22 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A551

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    アンブロジーニ/カプスベルガー:テオルボ作品集(マイオラーナ)

    【17世紀と現代とを自由に行き交う、水上都市ヴェネツィアに息づくテオルボの響き】歴史ある水の都ヴェネツィアという「場」に焦点を当て、そのサウンドスケープの中に佇む歴史的建造物の中でかつて愛奏されていた古楽器テオルボを用い、17世紀の作曲家カプスベルガーと現代作曲家アンブロジーニの独奏曲の魅力に迫るアルバム。低音側に弦を多く追加したリュートの一種テオルボは、17世紀初頭にオペラ歌手たちを支える通奏低音楽器として重宝されただけでなく、当時から独奏にも使われ、特に「テオルボのドイツ人」の綽名で知られたローマ暮らしのドイツ系作曲家カプスベルガーの作品は各地で筆写されて人気を誇りました。他方アンブロジーニはフランスの若手登竜門ローマ賞やヴェネツィア・ビエンナーレでの受賞経験を持つ1948年生まれの作曲家。早くからバロック以前の音楽に関心を示し、16世紀ヴェネツィアの音楽を現代の響きの中でアレンジするなど、ダラピッコラや(彼自身も私淑した)マデルナなどイタリア20世紀の先人たちにも通じる古楽再発見と新作創出を並列的に行う作曲スタイルで知られています。ヴェネツィア音楽院で学び、この水の都に限りない愛着を寄せるアンブロジーニが自ら同地で録った環境音(各20~40秒程度)が「場」への憧憬を誘う中、時に静謐・繊細に、時にダイナミックに重ねられる古楽器の撥弦が、様式感確かな両作曲家の音楽それぞれの味わい深さをじっくり引き出してゆく1時間。現代ギター奏者にも馴染み深いスペイン・バロック作曲家サンティアゴ・デ・ムルシアの作品集(A484)も注目されたステファノ・マイオラーナの解釈が光ります。(2023/03/10 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A541

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    異教の天使~ボスニア・ヘルツェゴビナに伝わる中世の礼拝音楽(ディアロゴス/リヴリャニック/カンタドゥーリ/ツァレタ)

    【バルカン半島の伝統と古楽の接点。ボスニア・ヘルツェゴヴィナの中世へ!】古楽研究と並行して地元の伝統音楽からも多くを学びながら、バルカン半島の歴史遺産の素顔に迫り続けるクロアチアの古楽歌手カタリナ・リヴリャニチ。自身のグループであるディアロゴスと共に、男声アンサンブルでバルカン半島の伝統歌を追求し続けるカンタドゥリをゲストに迎えての活動も長く続けていますが、今回はクロアチアからさらにバルカン半島の奥へ踏み込み、ユーゴ内戦後着実に復興を遂げてきたボスニア・ヘルツェゴヴィナの中世音楽に注目。音楽が記されず詩句だけが残る礼拝歌の復元版を中心に、先唱者が息が続く限り歌う長いフレーズのなか他の歌手が声を添える伝統唱法を用いた碑文の朗誦も交えつつ、ア・カペラと数少ない中世楽器の伴奏で風格豊かな独特の音世界を聴かせます。楽曲の復元は詩句の韻律や現代に残る口承伝統歌などを参照、東方正教のキリスト教だけでなく、イスラムやユダヤの伝統も歴史を彩ってきたこの地ならではのサウンドスケープを浮き彫りにしてゆく意欲的な試みを、「試み」に終わらせない音楽性は圧巻の一言!アドリア海を挟んでイタリアに伝わる笛やボスニア・ヘルツェゴヴィナの二本笛ドヴォイニツェ、独特の雑味を含んだ羊腸弦の響きが美しい弓奏ヴィエル(中世フィドル)などが随所で独特な音色を聴かせ、美しい男声ア・カペラや女声独唱と響きあいながら織り上げてゆく音世界。折に触れ何度も再訪したくなるユニークな魅力に満ちた1枚です。(2024/04/12 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A560