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常に冒険的、かつ複雑な作品を創ることで知られるイギリスの作曲家フィニッシーの作品集。民族音楽からの影響が感じられる作品や、数列表を用いた偶然性の高い作品など、作風も様々で、特徴をとらえるのが難しい作曲家の一人です。このアルバムには比較的作風がわかりやすい弦楽四重奏曲のための作品が収録されており、なかでもクラリネットを伴う「クラリネット五重奏曲」はフィニッシー作品のなかでも人気の高い曲です。フィニッシーの曲を好んで初演するクロイツェル四重奏団による演奏です。(2018/11/28 発売)
レーベル名 | :Metier |
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カタログ番号 | :MSV28581 |
現代歌曲を得意とするソプラノ、クレア・レッサーが歌う近現代歌曲集。ピアニストである彼女の夫デイヴィッドとともに、彼女たちがインスピレーションを受けたというホリガー、リーム、フィニッシーの3人の作品と、デイヴィッド自身の曲を1曲が歌われています。控え目なヴィヴラートと正確な音程、見事なテクニックを駆使して歌われる無調、十二音の歌曲はさながら「調性を顧みることのない自然界の鳥の歌」のように、聴き手の心に直接刺激を与えます。(2018/11/28 発売)
レーベル名 | :Metier |
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カタログ番号 | :MSV28567 |
Metierレーベルから一連の作品をリリースしているイギリスの現代作曲家、ピアニスト、マイケル・フィニッシー(1946-)。この2枚組は彼の70歳の誕生日を記念して制作されました。彼の作品の多くは、古典的な作品や民族音楽から影響を受け、複雑な様式を持っていますが、この声楽作品は比較的簡素な様式で書かれており、タッソやペトラルカ、ホイットマンなどの名作を歌詞にした「歌」は一部の曲こそ、ピアノとオブリガード・クラリネットが用いられているものの、ほとんどは多重録音も駆使した無伴奏の声のみで歌われます。シュトックハウゼン作品の研究者であり、現代作品を得意とするソプラノ、クレア・レッサーの素晴らしい歌唱が聴きものです。(2016/10/21 発売)
レーベル名 | :Metier |
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カタログ番号 | :MSV28557 |
スイス出身の作曲家、フォルトマンの作品集。1970年代には売れっ子のロック系ソングライターとして活躍すると同時にゴルファーとしても成功を収めていましたが、26歳の時に一念発起し、それまでのキャリアを捨てて音楽院での作曲の勉強に専念。以降は、ポストモダニズムとロック、ジャズ、サーカスやキャバレー・スタイルとシリアスな音楽を融合した独特な作風で、カルト的なフォロワーを獲得しました。このアルバムには室内楽作品と1つのオルガン作品が収録されていますが、アルバム・タイトルにもなっている「Gimme Twelve」は、各曲で半音階の12音すべてが使われていることを意味しています(Gimmeはゴルフ用語でもあります)。作品は文学や歴史的事件、そして個人的な体験にインスパイアされて作られたもの。ヨーロッパの4つの優れたアンサンブルが録音に参加し、ユニークなフォルトマン・スタイルを再現しています。(2020/05/15 発売)
レーベル名 | :Metier |
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カタログ番号 | :MSV28598 |
全てが世界初演という、アメリカの現代作品集。トスカーナの風景に触発された音にジャズ風味を加えたというフォルトマンの「交響曲第2番」、夢うつつなオーケストラと美しいヴァイオリンが印象的なネルソンの「カプリッチョ」、幻想的で華やかななリューウェンの「アストラル・ブルー」。そしてこちらはグレインジャーの名曲「リンカーンシャーの花束」に現代的なオーケストレーションを施したパターソンの編曲版、と興味深い曲が並びます。ムーア交響楽団はヒューストン大学の学生を主体をした100名以上のメンバーで構成されたオーケストラです。その高い技術は国際的に評価されています。(2015/10/28 発売)
レーベル名 | :Metier |
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カタログ番号 | :MSV28554 |
この「現代作曲家の三重奏曲集」は、NAXOSレーベルからコルンゴルドのピアノ三重奏曲(8.572758)をリリースしているフィデリオ三重奏団による演奏です。彼らはヨーロッパで最も技巧的、かつ革新的なアンサンブルとして知られ、これまでにもヨーロッパの各地で演奏し、高い評価を受けています。そのレパートリーはどちらかというと現代音楽が多く、メンバーたちは常に新しい作品を紹介することに喜びを感じているのだと言います。ここで演奏されている作品も、バックリーとジョンストン、ボドリーの曲はフィデリオ三重奏団の委嘱作であり、新しい作品に出会える喜びを満喫させてくれる1枚となっています。(2016/05/25 発売)
レーベル名 | :Metier |
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カタログ番号 | :MSV28556 |
19世紀、各家庭に今のような再生装置があるわけでもなかった時代、王侯貴族以外の人々がオペラや交響曲を楽しむためには、どうしても劇場に出かけて行かなくてはなりませんでした。しかし、いつでも聴きたい音楽が聴けるわけではありません。そこで作曲家たちは、自作(もしくは他人の作品)を、個人の家庭で演奏できるように小さい編成に編曲することが求められたのです。もちろんそのまま編曲すると、どうしても音色のバランスが悪くなったり、また必要なメロディが削られてしまったりと、多くの問題が発生したのです(また作曲家の権利が脅かされることもありました)。この交響曲第3番における編曲については、もちろんベートーヴェン(1770-1827)自身は乗り気ではなかったので、弟子であるフェルディナント・リースや、フンメルが各々のやり方で原曲をピアノ四重奏やフルートを用いた四重奏へと移し替えています。ただ、今回の1807年版の編曲は、この2人のものではなく、恐らく当時活躍していたヴァイオリニスト、フランツ・クレメントの仕事であろうと推測されます。冒頭を聞く限り、ちょっと迫力不足かな?とも思えますが、聞き進めるうちになじんでいくのが不思議です。一つの可能性としてお楽しみください。(2015/06/24 発売)
レーベル名 | :Metier |
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カタログ番号 | :MSVCD2008 |
このアルバムには、印象派からポスト・ロマン派に至る木管楽器のための作品が、シリアスなものからライトなものまでさまざま集められており、いずれもメロディアス、ピースフルかつユーモラスでたいへん魅惑的です。フランスの女性作曲家アリューの美しい作品、「4楽章の組曲」の初録音も収録。二部作となるアルバムの第一作目で、木管四重奏にとっての現存する著名な作品と、新しいレパートリーを並べており、第二作目(Four 2)には、委嘱作品を収録する予定です。演奏するロンドン・ミリヤドは、2004年に若い音楽家たちで結成されたグループで、15年たった今でも変わらぬ音楽への情熱を共有しています。彼らは木管四重奏を核としながらも、デュオや九重奏を組んだり、弦楽器やハープ、ピアノなども加えたり、ナレーターも登場するなど柔軟かつ多彩な編成で、イギリス内外で活躍中です。(2019/11/08 発売)
レーベル名 | :Metier |
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カタログ番号 | :MSV28587 |