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Seattle Symphony Media: アルバム一覧

  • デュティユー:管弦楽作品集

    (2017/02/17 発売)

    レーベル名:Seattle Symphony Media
    カタログ番号:SSM1013

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    アイヴズ:オーケストラ・セット第1番、第2番/交響曲 「ニューイングランドの祝日」(シアトル交響合唱団/シアトル響/モルロー)

    ルドヴィク・モルローとシアトル交響楽団によるアイヴズ作品の第3集。アイヴズ作品の特徴とも言える“複雑な旋律の絡み合い”と“リズムの交錯”が顕著な「ニューイングランドの3つの場所」。アイヴズの本領発揮とも言える第2楽章「パットナム将軍の野営地」を筆頭に、数多くの要素を曲の中に投入したかのようなこの曲を、モルローは細心の注意を払って演奏。時折現れる郷愁に満ちた旋律を強調することで、作品に親しみやすさを与えています。 ドイツ軍によって撃沈された客船に乗船していたアメリカ人犠牲者や、祖先たちへの哀悼の意を込めた「オーケストラ・セット第2番」、アイヴズ自身の回想を音楽にした「ホリディ・シンフォニー」もノスタルジックなアメリカ風景を前衛的な音に落とし込んだ興味深い曲。どれもオーケストラのアンサンブル能力を問われる演奏至難な作品ですが、シアトル交響楽団は完璧に演奏しています。(2017/06/30 発売)

    レーベル名:Seattle Symphony Media
    カタログ番号:SSM1015

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    アイヴズ:交響曲第2番/カーター:インスタンス/ガーシュウィン:パリのアメリカ人(シアトル響/モルロー)

    20世紀のアメリカ音楽集。こういう音楽では指揮者のバランス感覚とリズム感が問われるものですが、その点でもモルローは文句なしの素晴らしさを見せます。様々な曲のコラージュであり、下手すると「とりとめなく」曲が進んでしまうアイヴズの交響曲も全ての面をびしっと締めたスマートな演奏が楽しめます。到底一度聞いただけでは判別しにくいほどの対位法が張り巡らされているカーターの「インステンス」は1世紀を超えて生きた大家の最後の管弦楽作品であり、この演奏が世界初公演となったのでした。ガーシュウィンでの自然な息遣いも聞き所でありこのオーケストラの底力を見せてくれる名演です。(2014/07/23 発売)

    レーベル名:Seattle Symphony Media
    カタログ番号:SSM1003

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    アイヴズ:交響曲第3番、第4番/答えのない質問/夕暮れのセントラル・パーク(シアトル響/モルロー)

    19世紀後半アメリカで活躍した作曲家アイヴズは伝統を重んじながらも、実験的な要素を多分に取り入れた作品を多く残しています。本業では保険代理店を営み、その合間を縫って4曲の交響曲をはじめ、管弦楽曲、室内楽曲、歌曲など夥しい数の作品を書きましたが、その作風は多岐に渡り、単純な民謡をそのままベースにした曲あり、多調や微分音を取り入れた前衛的な作品ありと、実にヴァラエティに富んでいます。このアルバムに収録された2曲の交響曲は、どちらもアイヴズの代表作。第3番は開拓期のアメリカにおける宗教的な集会をモティーフにした作品で、発表当時、ニューヨークにいたマーラーも注目、ヨーロッパで演奏すべくスコアを持ち帰ったというエピソードがあるほどの(マーラーは直後に亡くなってしまったため、実現しなかった)作品です。第4番は演奏時間は短いものの、第2楽章は2人の指揮者を必要とするほどに複雑に入り組んでおり、賛美歌や行進曲などが入り乱れながら一度に奏されるという演奏困難な作品として知られています。このアルバムではアシスタント指揮者が3人用意され、周到な演奏が繰り広げられています。(2017/04/21 発売)

    レーベル名:Seattle Symphony Media
    カタログ番号:SSM1009

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    ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」/ニコラーエフ:サインウェーブランド(バーストン/シアトル響/モルロー)

    モルローとシアトル交響楽団によって2014年に収録された「火の鳥」は原典版を使用。大編成のオーケストラをフルに活かした輝かしい音色と瞬発力が魅力的な演奏です。同時収録は、ロシアの作曲家ニコラエフの「The Sinewaveland」という作品。もともとロックとクラシックの融合に興味を持つという人で、この曲も、彼が学生時代にアイドルとして崇拝していたというジミ・ヘンドリックスへのオマージュ。当時のロシアではジミヘンのアルバムを聴くことが禁止されていたにも拘わらず、こっそりとその録音を聞いて、ギター演奏を学んだというニコラエフらしく、全曲を通じてロックへの憧れが感じられます。もちろんストラヴィンスキーやドビュッシーからの影響も見られるという興味深い作品です。(2017/02/17 発売)

    レーベル名:Seattle Symphony Media
    カタログ番号:SSM1014

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    ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版)/ドビュッシー:おもちゃ箱(シアトル響/モルロー)

    ルドヴィク・モルローによる20世紀初頭のロシアとフランス、対照的な2作のバレエ音楽。1910年から11年に作曲された「ペトルーシュカ」は内容のグロテスクさで聴衆たちを混乱に陥れた作品。また、ストラヴィンスキーの着想時にはピアノ協奏曲として構想されたため、ピアノが華々しく活躍します。対する「おもちゃ箱」は1913年にドビュッシーが娘エンマのために作曲した組曲。ピアノ曲として完成した後、ドビュッシーはカプレとともに管弦楽版の編曲を始めたものの、途中、1918年に病を得てこの世を去ってしまったため、残りはカプレが引き継いで管弦楽版を完成させました。バレエとしては1919年に初演。こちらは愛らしい曲調で、刺激的な部分は全くありません。(2017/04/21 発売)

    レーベル名:Seattle Symphony Media
    カタログ番号:SSM1010

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    ダルバヴィ:ラ・スールス・ダン・レガール/オーボエ協奏曲/フルート協奏曲/チェロ協奏曲(マクギル/リンチ/キャンベル/シアトル響/モルロー)

    シアトル交響楽団とルドヴィク・モルローが継続して取り組むフランス作曲家の作品集。今作ではフランスの中堅作曲家マルク・アンドレ・ダルバヴィの作品を紹介しています。ピエール・ブーレーズが高く評価し、クリーヴランド管弦楽団、パリ管弦楽団のレジデントコンポーザーを務めるなど広範囲に渡って活躍するダルバヴィ。彼の協奏曲は、初演時にエマニュエル・パユや千々岩英一など錚々たる奏者たちがソリストを務めるなど、新作が発表される度に注目を集めることでも知られています。このアルバムでは、前衛的な作風を用いながらも親しみ易さを備えたダルバヴィの4つの作品を演奏。メシアンの生誕100年を祝して2008年に作曲された「La source d'un regard」、オーボエ、フルート、チェロの各楽器が素晴らしい活躍を見せる3曲の協奏曲。それぞれ多彩な音響を生かした聴きどころたっぷりの作品をモルローが共感を持って演奏しています。(2019/10/25 発売)

    レーベル名:Seattle Symphony Media
    カタログ番号:SSM1022

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    デュティユー:同じ和音の上に/二つの引用/瞬間の神秘/音色、空間、運動(ハーデリッヒ/シアトル響/モルロー)

    前作のヴァイオリン協奏曲「夢の樹」(SSM-1007)で第58回グラミー賞「ベストクラシカル・インストゥルメンタル・ソロ」部門を受賞したモルローとシアトル交響楽団(ヴァイオリンはハーデリッヒ)によるデュティユーの第3集は、同じくハーデリッヒのソロによる「同じ和音の上に」を含む4つの作品集。アンネ=ゾフィー・ムターのために作曲された「同じ和音の上に」は小さな音列が少しずつ変化しながら、最初はピチカートでひそやかに、少しずつ盛り上がっていくという手法の音楽。一応"夜想曲"と銘打たれていますが、癒しの効果は全くなく、どちらかというとエキサイティングな作品です。もちろんヴァイオリンの妙技も存分に楽しめます。様々な響きが美しい「2つの引用」、ツィンバロンの幽玄な音色が印象的な「瞬間の神秘」、初期作品の「音色、空間、運動」とどれも興味深い音響に満ちています。(2016/09/21 発売)

    レーベル名:Seattle Symphony Media
    カタログ番号:SSM1012

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    デュティユー:交響曲第1番/チェロ協奏曲「遥かなる遠い国へ」/時間の影(フィリップス/シアトル響/モルロー)

    現在シアトル交響楽団の音楽監督を務めているのは、フランス生まれの指揮者リュドヴィク・モルローです。彼は常にこの交響楽団と革新的な演奏会を試み、地域社会との連携にも力を尽くしています(彼はまた、モネ劇場交響楽団で首席指揮者を務めていて、こちらのオーケストラとも斬新かつ素晴らしいコンサートを実施しています)。そんな彼によるこのシアトル交響楽団との一連の演奏は、現在の音楽市場にとても意味深いものとして投入されることでしょう。最初のアルバムは、モルローとも個人的に関わりの深い作曲家、デュテュー(1916-2013)の交響曲第1番とチェロ協奏曲、そして「時の影」という意欲的で、かつ難易度の高い曲が選ばれています。古典的な形式を用いながらも、多くの試みがなされている「交響曲第1番」での色彩感溢れる躍動的な響き、冒頭のチェロの響きが悩ましさを誘う「チェロ協奏曲」、小澤征爾の委嘱によって書かれた神秘的な「時の影」。このオーケストラの力量と、モルローの好みを伺い知ることができる見事なアルバムとして仕上がっています。(2014/07/23 発売)

    レーベル名:Seattle Symphony Media
    カタログ番号:SSM1001

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    ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」/ヴァレーズ:アメリカ(シアトル響/モルロー)

    リュドウィク・モルローとシアトル交響楽団による「アメリカ作品集」といえば、アイヴズの交響曲第2番を中心としたアルバム(SSM-1003)があり、こちらも実に素晴らしい演奏ですが、今回のアルバムはアメリカそのものを題材とした2つの作品を収録したという、興味深い1枚です。イギリスの小説家アーノルド・ベネットが1911年に初めてアメリカを訪れたときに、立ち並ぶニューヨークの高層ビルを見て興奮し、文章を綴ったのと同じ頃、多くの音楽家たちも様々な理由でアメリカを訪れ、各々の感想を音にしています。ドヴォルザークは「新世界より」で独特の哀愁に満ちた交響曲を。そしてヴァレーズはもっと写実的な作品を。雰囲気こそ違え、どちらも「当時のアメリカ」の姿を包括的に伝えるものであり、過去から未来へと繋がる記念碑的な作品なのです。(2015/07/29 発売)

    レーベル名:Seattle Symphony Media
    カタログ番号:SSM1006