Home > CD & DVD > Labels > Vienna Symphony Orchestra

 CD & DVD/BD

レーベル別検索

Search results:18 件 見つかりました。

Vienna Symphony Orchestra: アルバム一覧

  • 詳細

    ベートーヴェン:交響曲第4番、第5番(ウィーン響/ジョルダン)

    1900年に「ウィーン演奏協会管弦楽団」として設立され、100年以上の長い歴史を誇るウィーン交響楽団。楽団にとって初となるベートーヴェンの交響曲全集の録音に取り組んだのは2014年に首席指揮者に就任したフィリップ・ジョルダンでした。2017年の春から夏にかけて全曲録音が行われ、これらは半年ごとに1枚ずつリリース。ベートーヴェンのアニヴァーサリー・イヤー(生誕250年)となる2020年に全集が完成する予定です(ただし、2017年の来日において、ツアー特別盤が日本のためだけにリリースされ、今回の曲目は先行発売されました)。ツィクルス第1集である「第1番&第3番」と同じく、このアルバムにもヴァルター・ヴァイトリンガーによる読み応えのある解説「影絵役者と冒険者」が付属しております。(ブックレット日本語翻訳…山下詠美子)ヴァイトリンガーは作品の詳細な解説を行うと同時に、ジョルダンの作品に対する捉え方、取り組み方を聴き手に提示します。一般的には「対照的な性格を有する」とされる第4番と第5番の交響曲ですが、ジョルダンは第4番の秘められた暗い性格に着眼し、だからこそ第5番と組み合わせることに意義があり、作品の理解が深まると語ります。かつて、シューマンが交響曲第4番を「すらりとしたギリシャの乙女」と賛美したことは有名ですが、ジョルダンは否定することはないものの、この曲が決して「しなやかで、明るく、抒情的なものではない」ことをユニークな言葉で語っていきます。まず、第1楽章冒頭の短い導入部について「ここにロマン派が始まる」と断言し、たくさんの事例を挙げながら、第4番の持つ不安や暗さを伝え、続く第5番との関連性について言及します。第5番では、「この作品は『運命』ではなく『革命』であり、この曲の根底には反逆、反抗、怒りがある」とした上で、冒頭の3つの音符は「本来叩くもの、痛いものでなくてはならない」とジョルダンは言います。第5番全体の構成についても熟考を重ね、通常は省略される第3楽章でのトリオの反復についても、反復の削除について歴史的な変遷を考察した上で、ベートーヴェンのメトロノーム指示も指摘し「反復は全体の構成にとって重要である」と結論付けています。ピリオド奏法も取り入れつつ、音の一つ一つを練り上げた演奏は、ジョルダンの作品に対する真摯な取り組み方も含め、この詳細な解説を読むことで理解が深まることでしょう。 / (2018/07/13 発売)

    レーベル名:Vienna Symphony Orchestra
    カタログ番号:WS014

  • 詳細

    ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」、第8番(ウィーン響/P. ジョルダン)

    1900年に「ウィーン演奏協会管弦楽団」として設立され、100年以上の長い歴史を誇るウィーン交響楽団。楽団にとって初となるベートーヴェンの交響曲全集の録音に取り組んだのは2014年に首席指揮者に就任したフィリップ・ジョルダンでした。2017年の春から夏にかけて全曲録音が行われ、これらは半年ごとに1枚ずつリリース。ベートーヴェンのアニヴァーサリー・イヤー(生誕250年)となる2020年(この年よりウィーン国立歌劇場音楽監督に就任)に全集が完成する予定です。今回もこれまで同様、ヴァルター・ヴァイトリンガーによる解説(日本語訳付き)が付属します。ヴァイトリンガーは「自由と救済」と題して2作品の詳細な解説を行うと同時に、ジョルダンのそれぞれの作品に対する捉え方、取り組み方を聴き手に紹介しています。以下、日本語解説「自由と救済」より一部抜粋ジョルダンは、「交響曲第6番において、ベートーヴェンが描いたのは『田舎の生活の思い出』であって、田舎の生活そのものではない」と語ります。また、「シューベルト的な要素を持ちこんだ、最も色彩的な交響曲」とも。その言葉通り、田舎に到着した時の晴れやかな気分、小川のせせらぎやカッコウの鳴き声、人々の素朴な踊り、自然の脅威を経て神への感謝に至るまで、ジョルダンは美しく表現力豊かに曲を構築していきます。フィナーレは「その静けさ、荘重な筆致、あらゆる展開を放棄している点によって、第5番のフィナーレをさらに高めたものとなっています。この楽章は、ひたすら自らのうちに安らぎ、あらゆる可能な変奏において輝く。ベートーヴェンの汎神論はここに、第9番の『すべての人間が兄弟になる』という理念を、すでに含んでいる。」と考えています。比較的小さく軽い交響曲第8番について、「作曲技術的にはベートーヴェンが誇りに思っていたことを完全に理解できます。」とジョルダンは言います。「ここではすべてが正確にそのポイントに置かれており、このシンフォニー全体が高い巨匠性を持ち、リズムにおいても、ハーモニーにおいても、そしてダイナミックにおいてもウイットや驚きにあふれています。これは並外れてコンパクトで才気煥発な作品です」と。今作も豊かな音響を誇るムジーク・フェライン大ホールで収録されており、ジョルダンのそれぞれの曲に対する理念は丁寧に演奏に反映されています。添付の日本語解説を併せて読むことで、各曲とジョルダンの解釈に対する理解がより一層深まります。(2019/05/24 発売)

    レーベル名:Vienna Symphony Orchestra
    カタログ番号:WS016

  • 詳細

    ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」(ケンペ/シンドラム/フリッツ/パーペ/ウィーン楽友協会合唱団/ウィーン響/ジョルダン)

    1900年に「ウィーン演奏協会管弦楽団」として設立され、100年以上の長い歴史を誇るウィーン交響楽団。楽団にとって初となるベートーヴェンの交響曲全集の録音に取り組んだのは2014年に首席指揮者に就任したフィリップ・ジョルダンでした。2017年の春から夏にかけて全曲録音が行われ、これらは半年ごとに1枚ずつリリース。ベートーヴェンのアニヴァーサリー・イヤー(生誕250年)となる2020年(この年よりウィーン国立歌劇場音楽監督に就任)を前に全曲が発売されます。今回はお待ちかね、ツィクルスの最後を飾る交響曲第9番の登場です!今作にもヴァルター・ヴァイトリンガーによる解説「限界の超克」(日本語訳付き)が付属します。これまでと同じく作品の詳細な解説を行うとともに、ジョルダンがこの偉大な作品に寄せる思いも綴っていきます。交響曲第3番《英雄》を第9交響曲の先駆的作品とみなし、「第1楽章は「ガイスト(霊)、第2楽章で中心となるのはリズム、第3楽章ではメロディが支配している。そして最終楽章が、これらすべてを巨大な変奏様式の中で綜合する。これ以上の変奏はあり得ない」と語るジョルダンの作品についての興味深い考察もお読みいただけます。ジョルダンが熟考の上に導き出したテンポ設定と、自然な解釈による流れるような音楽作りはもちろんのこと、ジョルダンが「これまでに経験し得た中で最良の4人を集めることができた独唱者たち」と合唱団が一丸となって築き上げるクライマックスの迫力にも圧倒されます。2020年には全集発売が予定されています。(2019/11/29 発売)

    レーベル名:Vienna Symphony Orchestra
    カタログ番号:WS017

  • 詳細

    ベートーヴェン/シェーンヘル/E. シュトラウス/スッペ:管弦楽作品集(ウィーン響/ホーネック)

    ウィーン音楽院でヴァイオリンを学び、1983年からウィーン国立歌劇場管弦楽団のヴィオラ奏者を務めた後、指揮者として活動を始めたマンフレート・ホーネック。このアルバムはウィーン交響楽団が春を告げる恒例のコンサート「Fruhling in Wien(ウィーンの春)」2016年の演奏会の模様がそのまま収録されています。ウィーンにまつわる数々の作品の中には、リヒャルト・シュトラウスの「ホイップ・クリーム」のように、現在ではほとんど演奏されることのない曲も含まれており、聴き手に新たな発見と喜びを与えてくれそうな楽しい1枚です。 Youtube試聴リンク→https://www.youtube.com/watch?v=VWXus3M_9XY/(2017/02/24 発売)

    レーベル名:Vienna Symphony Orchestra
    カタログ番号:WS011

  • 詳細

    ベルリオーズ:幻想交響曲/レリオ、または生への復帰(ラフォン/デュボワ/センペイ/ウィーン楽友協会合唱団/ウィーン響/P. ジョルダン)

    ベルリオーズ没後150周年記念アルバム!ベルリオーズの「幻想交響曲」とその続編とされる「レリオ」は、どちらも作曲家自身の恋愛体験が元となった破天荒な作品。全曲に渡り“イデー・フィクス(固定楽想)”と呼ばれる特定の旋律(彼の恋愛対象となったハリエット・スミスソンを表す)が形を変えて現れる「幻想交響曲」は、曲名の通り、幻想的な作風が愛され演奏機会も多く、ベルリオーズの代表作とされる一方、同じ作品番号が付された「レリオ」はピアニスト、マリー・モークとの破局から生まれた自伝的作品で、大編成のオーケストラと独唱、合唱、ピアノが用いられると共に、語りを務めるナレーターに大きなウェイトがかかるというユニークな曲であり「幻想交響曲」と同じ旋律の“イデー・フィクス”が現れるなど、2つの作品の関連性は強いのですが、めったに演奏されることがありません。ここでナレーターを務めるのは、フランスのベテラン、ジャン=フィリップ・ラフォン。バリトン歌手として様々な作品を歌うだけでなく、映画「バベットの晩餐会」や「カルメン」などに俳優として出演、その演技には定評があります。ストーリー性のある作品を得意とするジョルダンにとって、この2つの作品はまさに腕の見せ所のオンパレード。「幻想交響曲」での豊麗、かつ猟奇的な表現はもちろんのこと、演劇性の高い「レリオ」では大編成のオーケストラを自在に操り、主人公の空想上の世界を多面的に描きだしています。(2019/07/19 発売)

    レーベル名:Vienna Symphony Orchestra
    カタログ番号:WS020

  • 詳細

    マーラー:交響曲第1番「巨人」(ウィーン響/ルイージ)

    ウィーンの歴史あるオーケストラの一つ、ウィーン交響楽団は、1900年、フェルディナント・レーヴェによりウィーン演奏協会管弦楽団(Wiener Concertverein Orchester)として設立され、1903年2月11日、ムジークフェラインザールにおいて、レーヴェ指揮によりブルックナーの交響曲第9番の初演を行いました。1913年、本拠地をウィーン・コンツェルトハウスとし、1919年、ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団と合併、1933年、現在の名称となり現在に至っています。第2次世界対戦の戦禍を潜り抜ける際、一度は消滅の危機にありながらも、戦後復活し、日本を含めた世界ツアーを行うなど活発な活動をしていて、ファンも多いオーケストラです。歴代の指揮者たちの顔ぶれも見事であり、スワロフスキー、サヴァリッシュ、クリップス、ジュリーニ、ラインスドルフ、ロジェストヴェンスキーなどの大御所の名前が並ぶ様は、まことに壮麗です。首席指揮者の任にはありませんでしたが、あのカラヤンも「ウィーン演奏協会音楽監督」として、このオーケストラの発展に力を注いでいます。最近は1982年からエッシェンバッハ、プレートル、デ・ブルゴス、フェドセーエフとバトンが繋がれ、2005年からはファビオ・ルイージが首席指揮者の地位にあり、レパートリーの一層の拡大と表現の充実を図っているのはご存知の通りです。今回、オーケストラは新たに新レーベルを設立し、そのリリース第1弾として所縁の深いマーラー(1860-1911)の第1番をお届けいたします。豊かな歴史に裏打ちされた響きに、現代的解釈を施すルイージの棒によるマーラーの青春記。まさに新星レーベルの誕生にぴったりの作品、かつ演奏です。音へのこだわりも感じさせるLP2枚組も同時発売。音楽を愛する全ての人への素晴らしい贈り物です。(2012/10/24 発売)

    レーベル名:Vienna Symphony Orchestra
    カタログ番号:WS001

  • 詳細

    マーラー:交響曲第6番「悲劇的」(ウィーン響/ルイージ)

    ウィーン交響楽団とルイージによるマーラー(1860-1911)の第2弾。前作(第1番)では繊細な感情の揺れを聴かせた彼らたち。今作では炸裂するエネルギーを存分に漲らせた力強いマーラーを聴かせます。マーラーの交響曲第6番は1907年1月4日にこのムジークフェラインでウィーン初演されました。これは彼がこの曲を指揮した最後の機会であり、この時のプログラムには「第2楽章-アンダンテ」という順番が記されています。今回の演奏もその順に従い第2楽章にアンダンテが置かれています。メリハリの効いた終楽章も注目。テンポを自由自在に動かし、極めて集中度の高い演奏が繰り広げられています。(2013/03/27 発売)

    レーベル名:Vienna Symphony Orchestra
    カタログ番号:WS003

  • 詳細

    マーラー:大地の歌(ルートヴィヒ/クメント/ウィーン響/C. クライバー)

    伝説的名演、クライバーとウィーン交響楽団による「大地の歌」。ウィーンの芸術週間で初めてマーラー(1860-1911)の交響曲全曲ツィクルスが行われたときに、バーンスタイン、ベーム、クーベリック…など名だたる指揮者の名前が挙がったのですが「大地の歌」については、当時ウィーン・コンツェルトハウス協会の事務局長を務めているペーター・ヴァイザーが、直接クライバーに会いに行き、演奏を提案したといいます。ご存知の通り、この曲はクライバーのレパートリーとは言えませんが、クライバーはその提案を受け入れ、作品を研究するために、クレンペラーに教えを乞うたのです。その時の様子はクライバーの評伝に記されていますが、とにかくこの歴史的な演奏が実現するためには、様々な思惑と幸運が重なっていたことは間違いありません。結局この作品が、クライバーのスタンダードなレパートリーになることはなかったのですが、若きクライバーの生き生きとした息吹が伝わる独創的な演奏です。ルートヴィヒの名唱、そしてクメントの力強い声。これもこの演奏に生き生きとした力を与えています。この録音、これまでにいくつかの盤として市場に出回っていますが、今回の放送局所蔵のオリジナル・テープによるデジタル・リマスタリングは、これまでのもどかしさ…いわゆる隔靴掻痒の感を払拭するものとなることは間違いないでしょう。(2014/11/26 発売)

    レーベル名:Vienna Symphony Orchestra
    カタログ番号:WS007