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オルガン・エンサイクロペディア

Search results:107 件 見つかりました。

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    フランク:オルガン作品集 1 (ルブラン)

    大器晩成型であり、なかなか聴衆の理解を得ることのできなかったフランクはまさに孤高の作曲家。当時劇音楽等がもてはやされるフランスで、純粋音楽の分野で気を吐きつづけましたが、オルガン音楽はそんな彼の作品の中でも極めて重要な位置を占めるものです。交響的大曲は同じく19世紀フランスの孤高の(変人にして)偉人である、超絶ピアニズムで有名なアルカンに献呈されていますが、そのスケールの大きさ、多彩な技巧、彫りの深さには圧倒されます。また「前奏曲とフーガ、変奏曲」は、後世になって何人かのピアニスト(フリードマン、バウアーなど)によってピアノ用に編曲されていることでも知られますが、もちろんオルガンならでは渋い音色の魅力も感動的です。(2001/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554697

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    フランク:オルガン作品集 2 (ルブラン)

    敬虔なカトリック教徒でかつ優れたオルガニストあったフランクが、オルガン音楽に傾倒するのは極めて自然なことであったといえましょう。もちろん一流のオルガニストの作品らしく、シンフォニックな音の大伽藍の作り上げ方には見事なものがありますが(ワーグナーの影響を強く受けたともいわれる、彼一流の動機労作や半音階的和声は極めて効果的なものです)、一方でどちらかといえば華やかな表現は控え目で、壮大の響きの中にも、独特の渋みがうかがわれるのがフランクならではの味わいとなっています。特に最晩年の作の、「3つのコラール」はまさにツウ好み、といった奥ゆかしさが聴く者の心を捉えます。(2001/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554698

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    デュプレ:オルガン作品集 12 (デルカンプ)

    裏面売込文:フランスの巨匠・デュプレのオルガン作品集、当巻はやや晦渋な響きのする作品が多くなっていますが、かといって聴きづらいといったことはありません。「3つの素描」と「組曲」は、作曲・オルガン演奏の両面での練習曲といった性格を持ち、特定の楽想にこだわった小曲で編まれてますが、その創意工夫の豊かさは流石といえましょう。例えばユーモラスなリズムで半音階的に上下行するオスティナート音型が特徴的な「組曲」の「終曲」など、忘れ難い強烈な印象を残します。またブルターニュ組曲の「紡ぎ歌」に聴く不可思議な響きの無窮動や、亡き娘に捧げられた最晩年の作品「イン・メモリアル」の情感の深さなどからも、巨匠の安定した筆致がうかがわれます。(2001/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554209

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    ヴァルター:オルガン作品集 2 (クレイマー)

    1歳年下の大バッハのお友達にして遠縁の親類、オルガン音楽の作曲・演奏に長けただけでなく、同時代の多くの作曲家達の作品を写譜し、初のドイツ語の音楽辞典を編纂するという業績を残したヴァルターの作品集、第2弾です。作品はいずれも堂々たる威容を誇り、イタリアの作曲家の協奏曲による編曲(同様の仕事がある大バッハと、恐らくは競ったのでしょう)オルガン曲の重厚な響きを楽しめます。それだけじゃ食指が動かないという貴方にお教えするとっておきの聴きどころは9、最後にどこからともなくグロッケンシュピールが鳴り響きます。(2001/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554317

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    ラインベルガー:オルガン作品集 2 (リュプザム)

    リヒテンシュタイン出身でフルトヴェングラーらを育てた作曲の教師としても有名なラインベルガーの音楽は、ひたぶるに美しいのです。当盤で聴けるオルガン曲は、この楽器の王様に相応しい分厚い響きが延々と続き、それだけでも聴き手を満足させてくれますが、刺激的な和音を使わないのも長所。メロディーもビューティフルで、2など、かの有名な聖歌「アメイジング・グレイス」に似ています!こういうのをぼーっと聴く時間こそ至福というもの。楽譜には強弱の指定が無く奏者に委ねられていますが、譜面を踏まえた再創造の名人リュプザムの演奏も注目です。(2000/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554213

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    デュプレ:オルガン作品集 11 (プレストン)

    これほどまでに痛々しいまでの哀感と強烈な苦渋さに満ち満ちた音楽があるとは! イエス・キリストが磔刑の宣告を受けてから、磔刑に処せられ、死の床に横たわるまでの過程を鮮明に描き出した音画ともいうべき「十字架への道」は、オルガン書法、作曲技巧、そして宗教的感動が三位一体となって織りなされた大作です。まさにイエス・キリストの苦悶が聴こえてくるかのような凄まじい音楽、とにかく是非とも耳にしていただきたい大傑作です。キリスト教、教会、宗教音楽と切っても切り離せない縁のある楽器であるオルガンですが、この楽器が背負っている宿命を全うしたかのよう感じられます。(2000/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554379

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    ムッファト:オルガン作品集 1

    両親はスコットランド人、自身もフランスやイタリアに住んだことがあるドイツの作曲家ムファット(息子ゴットリープも有名な作曲家)、その印象的な名前だけは音楽史の書物で頻繁に見かけますが、何故か録音に恵まれず、知られざる才能のままでした。オルガン曲の代表作「オルガン音楽の練習」を、ナクソスはCDでは初めてまとめて録音しました。教会旋法の順に並べられたトッカータ集、荘厳無比の冒頭から、紛れもないドイツの伝統を感じさせ、耳を楽しませます。大バッハの一世代前に属し、ザルツブルクで宮廷オルガニストを務めたほどの人物の業績、ご堪能ください。(2000/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553917

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    パッヘルベル:オルガン作品集 1 (リュプザム)

    パッヘルベルと言えば、誰でも知ってる「カノン」の作曲家ですが、それしか知られていない可哀相な人とも言えます。是非、冒頭の前奏曲をお聴きになってください。何という荘厳さ、一種超常的な雰囲気。一世代後の大バッハに優るとも劣らない音楽があります。7の謎めいた半音階的主題は大胆だし、急速な楽句が駆け回るごく短いトッカータ群も感銘深いものです。最後に収録したコラール前奏曲はクリスマスの明るい雰囲気がいっぱいで、ホッと和ませてくれます。この伝統の延長に後のバッハがある。偉大な先人の業績をナクソス価格で振り返りましょう。(2000/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554380

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    クレープス:オルガン作品集(グナン)

    現代では知名度も低くなっていますが、バッハの弟子で最も傑出していたのがクレープスでした。彼はライプツィヒの聖トーマス教会にやってきたバッハの教えをうけた後、オルガニスト兼作曲家として活躍、また、師匠の音楽の保存の面でも大きな業績を残したのです。例えば力強い10や、半音階的主題が印象的な2などをお聴きになってみてください、これぞまさにバッハの後継者を名乗るに相応しい、感動的な音楽ではありませんか。当盤ではコープマンらに師事したグナンの弾くオルガンの音色も聴き物です(9の有名なコラールは特に注目)。(2000/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553924

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    デュプレ:オルガン作品集 10 (キーリー)

    教会に座って20世紀の静かなオルガン曲を聴きながら瞑想する(無調っぽいからいい!)、これもオルガンの楽しみ方です。この巨大楽器の取柄は豪放に響きわたるだけじゃありません。当アルバムは、そんな瞑想アイテム、祈りの音楽を多く収録しました。デュプレの故郷、ルーアンで活躍、16~17世紀にラテン語の賛歌を執筆、フランスのオルガン音楽の創始者の一人である修道士ティトルーズを称える「ティトルーズの墓」が聴き物です。作曲者自身が、ビギナーのために、と記した練習曲の要素もありますが、それほど易しくなく、終曲はカッコよく高揚します。(2000/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553921