スペイン・クラシックス
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高い評価を受けている第1集(8.554311-12)に続く、アルベニスのピアノ作品集第2集です。今作はアルベニス初期の名曲で有名な「入り江のざわめき」を含む“旅の思い出”を中心とした選曲で、スペインの民間伝承曲からヒントを受けたものからショパン風の作品まで多彩な表情を見せてくれます。一転、晩年の作品である“アスレーホス”や“ナバーラ”は極めて独創的なメロディを持ち、その響きの斬新さと華やかさで多くの人々の心を捉えています。1974年からマドリード王立音楽院で教鞭を取るベテラン、ゴンザレスの揺るぎのない技巧はこれらの曲の持ち味を存分に生かした素晴らしいものです。(2007/11/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570553 |
ロドリーゴには、ピアノ独奏曲の書き手といったイメージはあまりないかもしれません。しかし彼はやや寡作ではあるにせよ、第一級のピアニスト=コンポーザーであり、当盤はまさにその証明ともいうべきものです。超絶技巧を駆使しつつ、不協和音程を美しく響かせる「物売りの声によるトッカータ付き、カスティーリャのソナタ集」、「早起き鶏の前奏曲」や「歌と踊り」といったあたりは、ピアノ・マニアも納得の素晴らしい演奏効果を誇っているといえましょう。一方、娘のセシリアの為に作曲した「セシリアのアルバム」も、子供の小さな手を前提にしているとはいえ、実際には高度な内容が盛り込まれており、立派な演奏会用作品となっています。(2007/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557923 |
17世紀初頭、スペインのセルバンテスによって書かれた小説「ドン・キホーテ」は、人類史上聖書に次ぐベストセラーとも言われています。音楽の世界でも、R.シュトラウス、ラヴェル、テレマンなど、この偉大なるキャラクター、物語を題材とした作品が知られていますが、当盤ではご当地スペインから誕生した、様々な音楽版「ドン・キホーテ」をご紹介します。4人の女性と1人の男性独唱を伴う、ロドリーゴのロマンティックで気宇壮大な交響詩風の「ドゥルシネアの不在」、弦楽合奏の先鋭な音色の連続が強烈なロマンの「ドン・キホーテの復活」、勇壮なゴンバウの「寝ずの番をするドン・キホーテ」など、個性豊かな作品たちが集まっています。(2007/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570260 |
先輩格のアルベニスやグラナドスのものと比べると、やや知名度で負けていますが、数多く遺されたトゥリーナのピアノ曲も、スペイン・ピアノ音楽の至宝の一つというべきものでしょう。当盤ではスペインとともに、「女性」が特定の人物というよりも、様々な「スペインの女性」が、情熱的・官能的に、高度なピアニズムを駆使した音画として描かれていきます(トゥリーナは、巨匠モシュコフスキーにもピアノを学んでいます)。NAXOSで多くのスペイン音楽を録音している、カタルーニャ出身のホルディ・マソによる演奏は、とりわけ叙情的なムードの表出において、素晴らしいものがあります。(2006/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557684 |
知られざる「コンチェルト・メーカー」としてのロドリーゴの姿が明らかになる当シリーズ、今回はハープの登場です。優れた器楽奏者が、楽曲の誕生に一役買うことは珍しいことではありませんが、この「セレナータ協奏曲」の場合は、同郷スペイン出身のヴィルトゥオーゾ、ニカノール・サバレタの存在がありました。名技が発揮され、南国的な明るさに満ちた両端楽章、憂愁漂う中間楽章と、ツボの押えられた名曲となっています。またあの「アランフェス協奏曲」のハープ版編曲も、彼のために書かれました。あまりにギターの印象が強い曲ですが、典雅な味わいの増したハープ版も大変に魅力的です。(2006/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555843 |
オペラや特にオペレッタに耳の肥えた方が当盤を聴けば、「サルスエラっていい!」と感じてくださることでしょう。サルスエラは、いわばスペインのオペレッタということになりますが、このように全曲を通して接すると、オペレッタ的な理屈抜きの楽しさや、聴衆の涙を誘う叙情的ナンバーなどが混じっていることに改めて気づかされるのです。グリーディはバスク地方を代表する作曲家で、バスクの民謡や踊りのリズムを芸術に昇華させる技を心得ています。ハッピーエンドに向かって盛り上げる手腕も見事。作品に共感いっぱいのオール・スパニッシュ・キャストだからこそ、このように暖かく感動的な演奏が実現しているのでしょう。(2006/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557632 |
パロモは現代スペインが生んだ作曲家の中でも最も成功した人物の一人。良い作曲家の周囲には優れた演奏家が集まります。「アンダルシアの夜想曲」は名ギタリスト、ロメロのために作曲・初演されています(ちなみに日本初演時のギタリストは村治佳織)。また歌曲は名歌手カバリエのために作曲され、ここではカバリエの後継者とも言えるソプラノ歌手バーヨが歌います。アンダルシアの民謡に根ざし、ユダヤ人、ムーア人の文化やフラメンコの要素を取り入れ、またベルリン・ドイツオペラでも活躍するというバックグラウンドに育まれた音楽が持つ抒情や情熱が、現代人の心を揺すぶるのです。(2006/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557135 |
丁度50年の時を隔てて同じ誕生日に生まれたこと、夭折の天才であることから、「スペインのモーツァルト」とも呼ばれるアリアーガの弦楽四重奏曲3曲です。その凄味が一番わかりやすいのは、なんといっても短調作品である第1番で、期待通り凄まじいパトスを放っています。続く第2、3番も、旋律、和声の美しさ、効果的な楽器の用法、独創性のいずれにおいても申し分なく、若者らしい溌剌さに溢れています。これほどロマン的でドラマティックな感情表現を持った楽曲が、19世紀の初頭、わずか18歳(出版時)の若者によって生み出されたということは、まさに驚異としかいいようがありません。(2006/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557628 |