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グレート・コンダクター・シリーズ

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    ディーリアス:管弦楽作品集 4(ビーチャム)(1946-1952)

    作曲面では弟子フェンビーの助力を、演奏面ではビーチャムという朋友を得たことによって、ディーリアスは自作を世に送り出すことができました。幸いなことにビーチャムが数多くの録音を残しており、日本でも戦後LPで発売されましたが、Vol.1の「初期録音」のみで、Vol.2は不評のため見送られたという経緯があります。このCDにはVol.2に収録された曲の一部が入っています。今では日本でも確固たる作曲家の地位を築いたディーリアスですが、その布石はビーチャムの録音から始まったといっても過言ではないでしょう。あたかも即興的に書き上げたかの趣がある「ブリッグの定期市」や、眼の前に情景が浮かぶような「春、かっこうの~」は、まさにビーチャムの独擅場です。(2005/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110984

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    J.S. バッハ:マタイ受難曲 BWV 244 (アムステルダム・トーンクンスト合唱団/コンセルトヘボウ管/メンゲルベルク)(1939)

    1939年4月棕櫚の日曜日、マタイ受難曲はメンデルスゾーンによる復活演奏以来の歴史的刻印を残すことになります。巨匠メンゲルベルクの指揮による演奏が、奇跡的なライヴ録音として残されたのでした。第47曲のさなか、感極まった聴衆がすすり泣く音がとらえられているのは、あまりに有名な箇所です。以降いかなる指揮者も、ここまで劇的かつ宗教的な高揚感が濃縮された境地にたどり着くことは出来ませんでした。自在なアゴーギクやポルタメントの多用を、「ロマン派的改悪」という向きもありますが、学術的正しさイコール芸術的完成度の高さではないことを、この録音がまがうことなく証明しています。誤った純正主義に一石を投じる意味でも、美学的に価値の高い録音です。(2004/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110880-82

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    ベートーヴェン:交響曲第2番、第4番(ベルリン国立歌劇場管/E. クライバー/プフィッツナー)(1928-1929)

    マーラーと同時代のプフィッツナー、それに続く指揮者黄金期の立役者の一員、エーリヒ・クライバー。2番4番はともに古典的色彩の強い2交響曲ですが、時代を反映して、両者とも曲に潜むロマンティックな側面を打ち出しています。SPからの復刻とはいえ、ダイナミクスの変化は手に取るように明らかですし、アゴーギクも今の感覚からすれば天衣無縫ともいえる自在さです。そしてその指揮にオケがしっかりと付いていくのにも驚嘆させられることでしょう。(2000/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110919

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    ディーリアス:管弦楽作品集 1(ビーチャム)(1927-1934)

    「流麗に」。ディーリアスが作曲上の玉条として掲げていたのはこの一言でした。歌詞がなくとも、ふと口ずさめる自然な流れのメロディー、精妙な和声がおりなす洗練味。そして常にディーリアスの音楽の根底には、ヒステリックではない、諦観にも近い哀切が流れています。このCDに収められている「春、かっこうの・・・」や「セレナーデ」はまさにその代表です。彼の音楽は一聴にしてその精髄を捕らえるといった類のものではありませんが、虚心坦懐に耳を傾ければ、きっと魅了されることでしょう。彼の才能にいち早く注目し作品を広めることに貢献したビーチャムの、入魂のタクトさばきが甦るシリーズ第一弾です。(2000/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110904

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    ディーリアス:管弦楽作品集 2(ビーチャム)(1927-1936)

    明確な標題が付せられていなくとも、ディーリアスの音楽を聴くとある種の光景が喚起されると良く言われることですが、それがしばしば「懐かしさ」を感じさせるのは、精妙な和声や半音階的で流れるようなメロディーラインによって展開されるディーリアスの魔術の故かもしれません。このような音楽は演奏家が独り善がりの耽溺をしてしまうと、脆弱で背骨のないものになってしまう危険をはらみますが、ビーチャムのタクトは過感傷に陥ることなく、曲全体を引き締まったものとしています。事実、この第2集に収録されている「楽園への小道」は、作曲者自身が「最高の録音」と賛辞を送ったもの。ディーリアスが自身の作品をどのように演奏してもらいたいと望んだか、それを知る重要な資料ともなる貴重な一枚ともいえるでしょう。(2000/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110905

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    ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」/スメタナ:モルダウ(ベルリン国立歌劇場管/E. クライバー)(1927-1948)

    ロマンティシズムが名残を多くとどめる、古き良き時代の演奏を好む方なら、「クライバー」と言えば偉大なる父「エーリヒ」を指すことでしょう。オーストリア=ドイツ流派の指揮者ながら、研鑚を積み、デビューしたのはプラハですから、チェコ・ボヘミアの音楽は血肉も同然。端正な輪郭を保ちながらも、自在のアゴーギク、メロディーラインに合わせた強弱、メリハリのついた拍節と、往時の流儀たっぷりの指揮ぶり。スメタナ・ドヴォルザークの作品の持つ「唄」がかくも人声のごとく美しく響くものであるのか、「新世界より」の最終楽章が、かくも溢れんエネルギーに満ちていたのか、再発見すること間違いなしです。  (2000/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110907