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New Releases - 2019年03月 発売タイトル

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    リスト:十字架の道/サルヴェ・レジーナ/主の祈り/アヴェ・ヴェルム・コルプス(コレギウム・ヴォカーレ・ゲント/デ・カート/デ・レーウ)

    異色のサティ解釈師として知られるピアニスト=作曲家、レインベルト・デ・レーウは古楽先進地オランダ生まれ...近年では古楽系指揮者フィリップ・ヘレヴェッヘが立ち上げた老舗合唱団コレギウム・ヴォカーレ・ヘントとの共演も多く、すでにAlphaではヤナーチェクの合唱作品集を指揮したアルバムで高い評価を博しました(Alpha219)。現代作品への適性と深い作品愛に裏打ちされた近代作品との相性はどこか、ハンス・ツェンダーやギドン・クレーメルなどのロマン派音楽での実績を連想させるところもあるデ・レーウですが、今回とりあげたのはリスト晩期の異色作。イエスが十字架にかけられるまで辿った14の場所をめぐる合唱曲『十字架への道』はこの作曲家が後年たどりついた濃密かつ玄妙な和声言語が「ことば」との相性とあいまって独特な鑑賞体験をもたらします。デ・レーウ自身のピアノと古楽系合唱のピュアな響きとが作品美をえもいわれぬかたちで体験させてくれるであろう新録音、国内仕様では歌詞訳とあわせ解説の翻訳も添付されます。(2019/03/22 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA390

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    ショーソン:愛と海の詩/交響曲 Op. 20 (ジャンス/リール国立管/ブロック)

    フランスのめざましいバロック・オペラ復興の機運に乗じて燦然と世界舞台にあらわれて以来、古楽から近代まで幅広いレパートリーで名演をくりひろげてきたヴェロニク・ジャンス。名盤も多く、とくに近年ではAlphaレーベルで録音したデュパルク、ショーソン、アーンらの歌曲集が世界的に評価され(Alpha215)英Gramophone誌でも年間大賞を勝ち取ったのが記憶に新しいところ。今回はジャン=クロード・カサドシュとの名盤の数々で知られたフランス北部の名門リル管弦楽団との共演で、満を持してフランス近代屈指の名作たるショーソン『愛と海の詩』を録音しました。近年フランス近現代作品の指揮でめざましい活躍をみせるアレクサンドル・ブロックとの顔合わせは絶妙の采配で、同じ作曲家の交響曲とのカップリングにも注目。フランクやデュカスの作品と並ぶフランス近代屈指の交響曲の至宝を、同国随一のみずみずしい演奏で聴ける嬉しい新録音です。(2019/03/22 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA441

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    J.S. バッハ:カンタータ集 BWV 169, 82/さまざまな手法による18のライプツィヒ・コラール BWV 651-668 (抜粋)(ル・バンケ・セレスト/グラットン/ギヨン)

    バッハ・コレギウム・ジャパンへの度重なるソリスト客演で日本の古楽ファンのあいだでも大いに注目されるようになった、フランスの世界的カウンターテナー歌手ダミアン・ギヨン。自ら指揮するル・バンケ・セレストでは、ソリストとしてやはり注目が高まりつつあるモード・グラットン(ヘレヴェッヘのレーベルPhiからバッハのオルガン曲集もリリースされています。LPH021)とも共演し、通奏低音以外は各パートひとりずつの極小編成で数々の名演を披露してきました。今回はアルト=カウンターテナー独唱がきわだつバッハ屈指の名作BWV82と、オルガン独奏が印象的な立ちまわりをみせるBWV169(冒頭シンフォニアはチェンバロ協奏曲第2番との転用関係で知られます)を主軸に据えながら、オルガンの存在感が強く印象づけられる独奏曲を4曲あわせて収録。ストラスブールにある、歴史的オルガンに通じたドミニク・トマ工房が18世紀テューリンゲン式のモデルで建造したバッハ向きのオルガンとともに、オルガニストとして生きた教会音楽家バッハの素顔に肉薄した古楽解釈を堪能させてくれます。独唱のシェーンやオーボエのボジローなど、世界的に活躍するソリストの客演も頼もしいところ。国内仕様では充実解説・歌詞ともに日本語訳付です。(2019/03/22 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA448

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    ダブリンの庭~17・18世紀のアイルランド音楽と古楽器(ベッソン/ファン・メヘレン/ア・ノクテ・テンポリス)

    17世紀末、アイルランドは対イングランド戦争に敗退。文化の礎を守ってきた貴族たちが殲滅ないし国外退去してしまったことで、アイルランド音楽は擁護者を失い伝統が途絶えてしまったと言われています。しかし音楽家たちは簡単には死に絶えませんでした。18世紀に入るとロンドンでは折々スコットランド音楽やアイルランド音楽が人気を誇り、伝説的名手たちから聴き取った名旋律が楽譜になって出版もされていたのです。その再現に適任なのはやはり、当時の楽器と奏法で18世紀音楽を甦らせることに長けた古楽器奏者……天性の音楽感と民俗音楽への高い適性を示す若手が続々あらわれるフランス古楽界から、鍵盤奏者ジャン・ロンドーのグループ「ネヴァーマインド」でも活躍するトラヴェルソ奏者アンナ・ベッソンを中心に名手が揃い、すでにAlphaやRicercarに名盤の多い新世代歌手レイナウト・ファン・メヘレンを迎え、周到な考証と抜群の音楽性が交錯する極上アイリッシュ古楽アルバムをつくりあげました。同様の古楽器によるアイルランド音楽アンソロジーであるラザレヴィチ盤(Alpha234)も人気のところ、新感覚アイリッシュ盤としても期待感が高まる1枚です。(2019/03/08 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA447

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    ハイドン:交響曲集 7 - 第9番、第65番、第67番(ハイドン2032プロジェクト 7 - 劇場監督たち)(バーゼル室内管/アントニーニ)

    ハイドン生誕300周年となる2032年へ向け、古楽演奏の異才ジョヴァンニ・アントニーニが着実に進行させつつある交響曲全曲収録シリーズ第7巻のテーマは「宮廷劇場とその監督」。古楽器・現代楽器を使い分ける俊才集団バーゼル室内管弦楽団と自ら結成したイル・ジャルディーノ・アルモニコ、2団体を振り分けてゆく企画ですが今回のパートナーは前者。みずみずしい才気があふれる初期作と充実のきわみとも言える中期2作はいずれも、エステルハージ侯爵家の宮廷劇場での催しをとりしきった劇場監督の采配と関連づけられる、オペラやカンタータの音楽をもとにした作品……とのことで、同じ劇場監督の一人が上演に関わったという『エジプトの王タモス』にモーツァルトが添えた音楽(アーノンクールの単独録音も今は昔、の充実作)も併録されているのは密かな注目ポイント。スタイリッシュかつ自発性あふれる音作りもさることながら、今回もテーマを読み解くための充実解説(国内仕様は日本語訳付)が見逃せません。(2019/03/08 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA680