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New Releases - 2019年11月 発売タイトル

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    サミュエル=ホレマン:作品集(クラ/シュトゥルム・ウント・クラング/ルコント/ヘペレン)

    ベルギーのピアニスト、作曲家サミュエル=オルマン。若い頃にはヘント音楽院でピアノと音楽理論を学びながら文学と哲学にも興味を示し、モーリス・メーテルリンクと親交を結ぶなど様々な知見を広げました。音楽家としての活動はほとんどフランスにおいて行われましたが、晩年は印象派の作風よりも全音階や無調に興味を示し、独創的なハーモニーを用いたユニークな作品を残しています。ベルギーの詩人カミーユ・ルモニエの詩を用いた「窓辺の少女」は色彩的な響きを駆使した美しい作品。またピアノ曲「スケッチアルバム」はサティを思わせるシンプルさも備えています。(2019/11/22 発売)

    レーベル名:Musique en Wallonie
    カタログ番号:MEW1892

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    フランク:交響詩「贖罪」(ユボー/フランダース放送合唱団/リエージュ・フィルハ/ニケ)

    【古楽大国ベルギー発、ピリオド指揮者ニケが正面から向き合ったフランクの秘曲】ドイツ語圏にほど近いベルギー東部で生まれ育ったフランクの音楽は、若き日の作品群よりもむしろ、後年フランスに帰化し、パリでフランス国民音楽協会の一員として活躍するようになってからの大作群が有名です。交響曲やイ長調のヴァイオリン・ソナタがその代表ですが、しかし生前のフランクはむしろ、国民音楽協会発足の前から稀代のオルガン奏者として知られていました。リストやブラームスのように、19世紀の芸術家の目線でキリスト教と新たに向き合った中後期の重要作品もありながら、意外なほど録音はなされていません。この『贖罪』もまさにそうした作品のひとつで、たびたび演奏される間奏曲(“交響詩「贖罪」”という呼称でも知られる楽章)のほかは20世紀のプラッソン録音以降、ほとんど新録音が現れませんでした。フランクの『贖罪』は、メゾソプラノ独唱と合唱を中心に展開してゆく物語とともに、管弦楽が壮麗な音楽絵巻を織り上げてゆく内容。オラトリオと呼ばれることもありますが、フランク自身がこれを「詩曲=交響曲Poeme-Symphonie」と題しているところからも、管弦楽の扱いに主眼が置かれていることは明らかです。今回の指揮者は、NAXOSやALPHAでシャルパンティエやリュリなどバロック作品を手がけ、Glossaでもヘンデル『水上の音楽』を手がけたフランスの古楽器系指揮者エルヴェ・ニケ。近年サン=サーンスやデュカスなど、急速にフランス近代作品の録音で実績をあげるようになってきた名匠と、作曲家の故郷ベルギー随一の名団体王立リエージュ・フィルの演奏でこの知られざる傑作を聴けるのは貴重。図版多数の充実解説はMusique en Wallonieレーベルならでは。この秋とくに見逃せないリリースです。(2019/11/15 発売)

    レーベル名:Musique en Wallonie
    カタログ番号:MEW1994