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New Releases - 2020年05月 発売タイトル

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    シューマン/カサド/フォーレ/ラフマニノフ:チェロと管弦楽のための作品集(セヴェリン/カメラータ・フランコニア/カイルハック)

    エコー賞やグラミー賞受賞者であるチェリストのセヴェリンは長い間、チェロと弦楽合奏のためのロマン派の音楽を録音したいと考えていましたが、この分野のために書かれた曲はハイドンやC.P.E.バッハ、ボッケリーニなどバロックや古典派が多く、理由は不明ですが、いくつかの例外を除いてロマン派の時代には、ほとんどチェロと弦楽合奏のための作品は書かれなくなっていました。17世紀から18世紀に花開いたこのジャンルは、100年後には廃れてしまっていたのです。本作はシューマンの作品を中心に据えて選曲されていますが、それはシューマンがロマン派を代表する作曲家であり、室内楽や声楽においてもオーケストラ並みの豊穣さと複雑な音色を持つことにセヴェリンが着目したためです。シューマン唯一のチェロとピアノのための5つの民謡風の小品集Op.102は、室内オーケストラと相性がよいと判断し、編曲を委嘱しました。シューマンの前にはチェロの大家カサドと美しい旋律のフォーレ、後にはラフマニノフのよく知られたヴォカリーズを配置し、ロマンティックな雰囲気のアルバムに仕上がっています。セヴェリン自身もメンバーであるドイツ、エアランゲンのカメラータ・フランコニアとの演奏です。(2020/05/29 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM318

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    J.S. バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 - 第6番(マーロフ)

    幼い頃からヴァイオリンを習い、モーツァルテウム音楽院で学び、ヴィオラも演奏するロシア出身のマーロフ。これまでにミュンヘン、ハイフェッツ、パガニーニなど多くの国際コンクールで優勝、もしくは上位入賞を果たしてきました。彼は大好きなバッハの無伴奏チェロ組曲を聴く度に、どんな名手による演奏でも不必要に重々しくなってしまうことに違和感を覚え、ヴィオラで演奏する方が自由に技術を駆使できることに気づきました。そして2009年、偶然にヴィオロンチェロ・ダ・スパッラによる組曲第2番の動画と出会います。18世紀に使用されたこの楽器は、ヴィオラよりも大きく厚みもあり、首から肩にストラップをかけて自然な姿勢で演奏でき、精緻なニュアンスを出せる、マーロフにとって理想の楽器でした。とりわけ組曲第6番は、元々5弦のチェロのために作曲されたものであり、偉大なチェリストたちのように超絶技巧を駆使して4弦チェロで演奏するのではなく、バッハはより自然な形でのびやかに演奏してほしかったのではないか、というのがマーロフの持論です。また、運命の出会いとなった動画で演奏していたバディヤーロフは、マーロフが幼いころに楽器を調整してもらったことのある人であり、今回、早速バディヤーロフに楽器を作ってもらい、満を持してのアルバムが完成しました。全体的に軽やかな演奏で、驚くことにCD1枚に全曲が収まっています。(2020/05/29 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM343