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New Releases - 2022年01月 発売タイトル

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    テレマン:フランス風典礼歴カンタータ集 - TWV 1:32, 140, 288, 678, 777, 822, 1146 (グーテンベルク・ソロイスツ/ノイマイヤー・コンソート/コッホ)

    テレマン作品の復興に力を注ぐcpoレーベルの新シリーズは、1714/15の教会歴(典礼歴)のために作曲された規模の大きな編成によるカンタータ全72曲の録音プロジェクト。その翌年にあたる1716/17年のツィクルスは良く知られていますが、こちらの年の作品については、文献にもほとんど言及がありません。この第1作には1715年の夏の終わりの時期のための5曲のカンタータと四旬節の5曲のカンタータを収録。フランス風の様式で書かれているため、「フランス風典礼歴シリーズ」と呼ばれているカンタータを含みます。なかでも「Judica」と呼ばれる四旬節の第5日曜日のための「Gott schweige doch nicht also」は「受難の始まりの週」という特別な役割を持つ曲です。フェリックス・コッホの指揮によるこのプロジェクトは、バロック歌唱に実績のあるヴェテラン歌手とともに、このプロジェクトのために選抜された若き歌手たちが組織するヴォーカル・アンサンブル「グーテンベルク・ソロイスツ」の演奏。テレマン・ファンだけではなく多くの人にお聴きいただきたい1枚です。(2022/01/28 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555436-2

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    ビクトリア/ペニャローサ:聖母マリアのための音楽集(ペナローサ・アンサンブル)

    スペイン・ルネサンス期の2人の作曲家による「聖母マリアのための音楽」を集めた1枚。フランシスコ・デ・ペニャローサはセビーリャで教会楽長として活躍、1518年から21年まではローマ教皇庁にも使えた才人。ジョスカン・デプレらフランドル楽派のスタイルを採り入れた宗教曲を書き高く評価されましたが、出版された作品が少なかったため、スペイン以外の国で広くその作品が広まることがありませんでした。アルバムを演奏する"ペニャローサ・アンサンブル"はこの大作曲家の名を冠しています。かたやトマス・ルイス・デ・ビクトリアはペニャローサより80年ほど後の世代の作曲家で、ポリフォニー音楽の作曲家としてパレストリーナに次ぐ存在とみなされています。彼もローマでイエズス会の司祭を務めましたが、1586年にスペインに帰国し、マドリッドのデスカルサス・レアレス女子修道会に奉職します。ここでは皇太后マリアに仕え、司祭・作曲家・合唱指揮者・オルガニストとして多方面な活躍をしました。彼の作品は印刷されヨーロッパ全体に普及し他の作曲家たちを刺激、現在でもその洗練された音楽は広く愛されています。(2022/01/28 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555398-2

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    エネスク:ヴァイオリン協奏曲/幻想曲(ヴィトマン/ボラック/ハノーファー北ドイツ放送フィル/ルジツカ)

    20世紀ルーマニアの作曲家ジョルジェ・エネスク。幼い頃より楽才を発揮、10代の頃からヴァイオリニスト、指揮者として演奏活動を行う他、7歳で入学したウィーン音楽院ではヨーゼフ・ヘルメスベルガー、ロベルト・フックスらに師事した後、パリ音楽院でも作曲をマスネとフォーレに師事するなど、和声、対位法、古楽などを幅広く学び、作曲家としても早くから認められていました。交響曲や室内楽曲など多くの作品を書きましたが、ヴァイオリン協奏曲は未完のものが残されているのみ。とはいえ、2つの楽章で600小節に及ぶ草稿は、それだけでも驚愕に値する仕上がりを誇っています。ブラームスやベートーヴェンを思わせるオーケストラの長い提示部(90小節)で始まる第1楽章は、3つのテーマが用いられており、どれも一度聴いただけで耳に残るほどの鮮烈な印象です。第2楽章も夢見るような美しい主題が用いられています。ソリストのカロリン・ヴィトマンの見事な演奏も聴きどころ。ピアノとオーケストラのための幻想曲も、ブラームス風の重々しさとリストの超絶技巧を併せ持つ作品。カデンツァ部分が欠如しているので、こちらは協奏曲の楽章として想定されたのではなく独立した作品と推定されています。2曲とも出版されておりませんが、指揮者ルジツカを中心とした人々がに散逸した資料を集め、作品の演奏にこぎつけました。エネスクの未知の作品をお楽しみください。(2022/01/28 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555487-2

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    グバイドゥーリナ:賛と否/コンコルダンツァ/おとぎ話の詩(ハノーヴァー放送フィル/カリツケ/クレー)

    2021年に90歳の誕生日を迎えたソフィア・グバイドゥーリナ。このアルバムには彼女のほぼ20年間にわたる期間に書かれた3つの管弦楽作品が収録されています。冒頭の「プロ・エト・コントラ」は「賛と否」といった意味を持つタイトルの1989年の作品。清澄なロシア聖歌を「プロ」のモチーフとして使い、それに対抗する「コントラ」の要素を激しい旋律で絡めた壮大な曲。最終部分では遥か彼方から金管で奏される聖歌が聴こえてきます。この曲は不法入国者を含む旅人たちと老司祭との、宗教を超えた交流を描いたエルマンノ・オルミ監督の映画『楽園からの旅人』(2013)で使用されたことで話題になりました。他には小編成のアンサンブルが奏でる緊張感溢れた音による「コンコルダンツァ」(1971)、幻想的なハープの響きが印象的な「おとぎ話の詩」を聴くことができます。(2022/01/28 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:999164-2

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    ツェルニー:即興演奏の体系的指導書 Op. 200 (抜粋)(レッシング)

    多くのピアノ学習者が学ぶ練習曲で知られるオーストリアの作曲家カール・ツェルニー。ベートーヴェンの弟子で、優れたピアニストでもありましたが、ある時期から演奏活動からは身を引き、演奏技術向上のための練習法や練習曲を研究し、膨大な作品と著書を遺しました。20世紀に至るまで一部の練習曲をのぞき、作品のほとんどは演奏されることもありませんでしたが、21世紀になるとその生涯と作品に光が当たりはじめ、現在ではピアノ曲だけでなく、声楽曲や室内楽曲、オルガン作品などの演奏、録音が行われています。この「即興演奏の体系的指導書」はツェルニー中期の作品で、まさにテクニックを追求した1冊。当時の演奏家には必須技術であった「即興演奏」を行うための実例集で、曲集の内容は、1分未満から3分程度の長さを持つ50の演奏例とその応用編、そしてこれらを用いた「まとめの1曲」から構成されており、同時代のベートーヴェン、クレメンティ、フンメル、モシェレスの作品や、バッハの「フーガの技法」なども引き合いに出しながら、アルペッジョやスケールの練習とともに、さまざまな旋律の装飾や変奏の技法も学ぶことができるように工夫されています。メロディ・メーカーとしてのツェルニーの一面もうかがえる興味深いアルバムです。(2022/01/28 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555384-2

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    モーツァルト:歌劇「偽りの女庭師」(ドイツ語歌唱)(ピオー/プレガルディエン/ミュンヘン放送管/パロット)

    モーツァルトの歌劇《偽りの女庭師》は1774年、彼が18歳の時の作品。この頃のモーツァルトはすでに本格的な作曲家として活動しており、この作品もオペラ・ブッファでありながらも、当時流行していたオペラ・セミセリアの様式も備えた素晴らしい出来栄えを誇っています。もともとはイタリア語で書かれていましたが、モーツァルトの生前にドイツ語版が作成されました。このアルバムは2017年のアンドルー・パロット指揮、ミュンヘン放送管弦楽団の演奏によるドイツ語版を収録したもの。サンドリーヌ・ピオー、リディア・トイシャー、ユリアン・プレガルディエンら錚々たる顔ぶれの歌手たちを揃えた注目の公演で、とりわけピオーが歌うドイツ語のアリアが聴きどころ。パロットが指揮する小気味よいオーケストラの音色も含め、聴きごたえのある演奏が繰り広げられています。(2022/01/27 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555386-2

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    シュポア:クラリネットと管弦楽のための作品全集(スンドクヴィスト/北ドイツ放送フィル/ガウデンツ)

    ルイ・シュポアのクラリネットのための作品全集。アルバムには4曲の協奏曲をはじめ、当時活躍したドイツの名手ヨハン・ジモン・ヘルムシュテット(1778-1846)のために作曲されたクラリネットとオーケストラのための作品が収録されています。ヘルムシュテットはその卓越した技巧と、多彩な音色で人気を博し、ゲーテも彼の演奏を称賛したといわれます。演奏はフィンランド放送響の首席クラリネット奏者クリストファー・スンドクヴィスト。(2022/01/27 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555151-2

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    ワルター:弦楽四重奏曲/ピアノ五重奏曲(アロン四重奏団/ビアンキ)

    20世紀の大指揮者として知られるブルーノ・ワルター。ピアニストとしてデビューしたのち、1896年、ハンブルク歌劇場でマーラーに認められウィーン宮廷歌劇場の副指揮者に抜擢され、以降指揮者として成長していきます。彼が作曲家として世間の注目を浴びたのは、主として初期のウィーン時代(1901-1912年頃)のこと。1903年には彼の「弦楽四重奏曲ニ長調」を高名なロゼ四重奏団が演奏、また1905年にはワルター自身がピアノで参加して「ピアノ五重奏曲嬰ヘ短調」が演奏され当時の音楽誌で高い評価を受けたということです。この弦楽四重奏曲は、これまで第2、3、4楽章のみの存在が知られていましたが、録音の際の調査で、オーストリア国立図書館の音楽コレクションから全曲のコピーが見つかり今回のアロン四重奏団による全曲録音が実現しました。当盤の演奏は、後期ロマン派の作曲家としてのワルターを知る手がかりとなる貴重な1枚です。(2022/01/27 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555193-2

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    シャイン:イスラエルの泉(オペラ・ムジカ/メイヤー)

    ハインリヒ・シュッツ、ザムエル・シャイトと共にドイツ初期バロック音楽の隆盛に貢献したヨハン・ヘルマン・シャイン。ワイマールの宮廷楽長やライプツィヒの聖トーマス教会の楽長を務め、ルター派の教えを魅力的な音楽で伝えるとともに、ヴェネツィア楽派のコンチェルタート様式による教会音楽の発展に貢献しました。この1623年に出版された5声と通奏低音からなる26曲のマドリガーレ集「イスラエルの泉」はライプツィヒ時代における彼の代表作であり、ドイツ・オランダのモテットの伝統に、イタリアのマドリガーレの様式を融合させた意欲作。ドイツ17世紀のプロテスタントの心情も的確に反映された荘厳かつ美しい曲集です。演奏は2011年に指揮者グレゴール・メイヤーによって設立されたオペラ・ムジカ。実力派の歌手たちをメンバーとするアンサンブルです。(2022/01/27 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555459-2

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    ジャルディーニ/J.C. バッハ:18世紀の室内楽作品集(ラストレー)

    17世紀から19世紀にかけて"トリノ音楽アカデミー"は英国貴族たちの憧れの的でした。ロンドンとトリノを結ぶネットワークが強化され、トリノには英国貴族とその教師たちが在籍するとともに、イギリスを発祥とする友愛団体としてのフリーメイソンの教義もヨーロッパ諸国へと広まっていきます。また逆にイタリアの文学者、画家、彫刻家、音楽家たちはイギリスに渡り、新たな文化を吸収しました。このアルバムではイギリスで活躍し2つの文化の懸け橋となった2人の作曲家フェリーチェ・ジャルディーニとヨハン・クリスティアン・バッハの作品を収録。ジャルディーニはチェンバロ、ヴァイオリン奏者としてヨーロッパで活躍したのち、1752年にロンドンのキングス劇場でのイタリア・オペラの上演で成功、興行者としても注目された作曲家。かたやJ.C.バッハは大バッハの末息子で、イタリアで学んだ後、ロンドンに移住。様々な作品を発表し成功を収めました。17-18世紀のレパートリーを歴史的解釈に基づいて古楽器で演奏するアンサンブル、ラストレーの演奏で彼らの作品を楽しめます。(2022/01/27 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555497-2