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New Releases - 2025年08月 発売タイトル

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    モーツァルト:フルート協奏曲第1番、第2番/フルートとハープのための協奏曲(ベッソン/イザンベール/ア・ノクテ・テンポリス/メヘレン)

    【モーツァルトが想定した響きに迫る小編成古楽器録音】南フランスに生まれ現在はベルギーを拠点に活躍するフルート奏者アンナ・ベッソン。チェンバロ奏者ジャン・ロンドーはじめフランス随一の異才が揃うアンサンブル・ネヴァーマインドの一員でもある多忙な彼女が奏でるフラウト・トラヴェルソと古楽器の共演による、モーツァルトのフルートを伴う協奏曲全曲録音が登場です。ALPHAにも共演盤が多いア・ノクテ・テンポリスは気鋭テノール/オートコントル歌手レイナウト・ファン・メヘレン率いるグループ。今回は、ビー・ロック・オーケストラやパラディアン・アンサンブルなどで活躍する才人ロドルフォ・リヒターをコンサートマスターに迎え、大御所マルセル・ポンセールがオーボエを吹くなど充実したメンバー構成で、弦楽を5/4/2/2/2まで拡大しつつ、平素の室内楽規模と変わらぬ緻密なアンサンブルをソロ・パートと展開してゆきます。ベッソンは18世紀ドレスデンの名工グレンザーが手がけた現存楽器をもとにマルティン・ヴェンナーが再現製作した2種の楽器を使用。フルート協奏曲ではキーが一つだけの古くからのモデル、ハープを伴う協奏曲ではキー8個付きのモデルで臨んでいます。イザンベールのハープはパリのエラール工房で研鑽を積んだ製作家ジョルジュ・ブレシェール(ブライヒャー)による現存オリジナル。フルートのキーの追加に賛否両論があった当時、モーツァルトが苦心しながらこの楽器に託した響きを、細部まで才気充分の解釈で聴き究められます。(2025/08/22 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA1115

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    ジャコメッリ:歌劇「エジットのチェーザレ(エジプトのカエサル)」(ヴェンディッテッリ/バラート/アカデミア・ビザンチナ/ダントーネ)

    【後期バロックのイタリアで人気を誇ったジャコメッリ、貴重なオペラ全曲録音を豪華キャストで!】1720~30年代のイタリアで人気を誇った歌劇作曲家ジャコメッリは、バッハやヘンデルより少し年下でタルティーニと同い年であり、かの名歌手ファリネッリの得意曲「あの小夜啼鶯は恋をして」(歌劇《メローペ》中の1曲)の作曲者。今では他にもアリアの録音が少なくありませんが、オペラ全曲が録音されることはまずなく、この俊才歌手たちと大ベテラン古楽指揮者ダントーネによる《エジットのチェーザレ》全曲盤は快挙と言ってよいでしょう。後期バロックらしい流麗なメロディ展開に得も言われぬ憂愁や感傷を織り交ぜてゆくジャコメッリならではの音楽性が、巧みなドラマ展開と周到な構成によってさらなる映えをみせていたことを、この意欲充分の全曲録音で改めて知ることができます。トロメオ、クレオパトラ、コルネリアなど、別台本によるヘンデルの同題作品とも共通する登場人物とチェーザレ(初演時はカストラート〔高音男声歌手〕の役)との掛け合いも絶妙。ミラノでの初演後もオペラ興行の本場ヴェネツィアで若きゴルドーニが台本制作に参画した改訂版が上演され、ヴィヴァルディが数曲を合作曲に転用したという経緯も頷けます。半世紀近い歴史を誇り2024年からダントーネが音楽監督を務めるインスブルック古楽音楽祭のプロジェクトで、近年同音楽祭で活躍めざましいヴェンディッテッリが堂々たる主役を演じる他、バラート、ミネッチア、コンタルドら独唱陣も充実。古楽開拓の楽しみを堪能させてくれる新録音です。(2025/08/22 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA1141

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    海を渡るシャンボニエール~17世紀英国におけるフランス鍵盤音楽の影響~(アカボ)

    【パーセル前夜の英国に静々と浸透していたフランス音楽の足跡】太陽王ルイ14世のフランス王室にあって、先代ルイ13世の頃からの王室クラヴサン奏者として、この楽器特有の音楽語法の開拓に大きく寄与した名匠シャンボニエール。クープラン一族を見出した逸話でも知られる作曲家ですが、その偉業は早くからフランスの外でも賞賛されており、本盤はその英国における影響を充実したプログラムで辿れる好企画です。一般に英国音楽史では、清教徒革命でルネサンス以来の伝統が断絶した後、1660年の王政復古で亡命先のフランスから戻ったチャールズ2世がフランス風音楽の流行を促したとされますが、鍵盤音楽の世界ではそれよりも早く、既に共和政時代に作られ始めた写本でもシャンボニエール作品が筆写されており、同時代の作品にもフランス風の作法が垣間見える舞曲が散見される他、その頃に英国を訪れたフローベルガーもフランス式の曲を同地で書くなど確かな影響関係が見られます。演奏者ルイーズ・アカボは7歳の頃から名手アリーヌ・ジルベライシュ門下にクラヴサンを学び、18歳でスコラ・カントルムに入りイェルク=アンドレアス・べッティヒャーとフランチェスコ・コルティらの薫陶を受けた後パリに移り、21世紀フランス屈指の実力派ベアトリス・マルタン門下でディプロマを得た古楽ネイティヴ世代の輝かしき俊才。17世紀モデルのクラヴサンによる精妙な演奏を、ALPHAレーベル初期からの名技師アリーヌ・ブロンディオが場の気配と共に見事に収録しています。(2025/08/22 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA1156

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    フォーレ:漁師の歌(シャルヴェ/カロウビ)

    【躍進著しいシャルヴェが歌うフランス歌曲の黄金期】今や、バロックから現代まで幅広いプロダクションに引っ張りだこのアデル・シャルヴェ。彼女にとって2枚目のリサイタル・アルバム、ル・コンソートとのバロック・アリア集を入れると3枚目となるソロ・アルバムは、ベル・エポックと呼ばれる19世紀末から1910年代半ば、そして狂乱の時代と呼ばれる1920年代までのフランス歌曲を集めたもの。マスネ、フォーレ、ドビュッシーといった黄金時代をリードした巨匠たちを核に、ケクラン、ショーソン、アーン、カプレ、メサジェといった歌曲の名手、さらにはルルーやモレ、バシュレといったあまり知られていない作曲家の作品も収め、彼らが受け合った影響の多重的な系統を明らかにするとともに、ヴェルレーヌ、マラルメ、メーテルランクなど偉大な詩人たちのテキストが彼らのエネルギー源となったこともうかがうことの出来る内容となっています。明るい曲想の印象が強いこれらの時代ですが、ここに収められた作品はいずれも感情の機微を繊細に表現したもので、シャルヴェが奥深い歌声でその陰影を捉えて歌い上げており見事。共演のフロリアン・カルビはシャルヴェと10年ほど共演を続けてきた盟友で、ぴたりと寄り添う美しいピアノを聴かせています。(2025/08/22 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA1175

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    モーツァルトのクラヴィコード - 作曲者所有の楽器で聴く作品集(ニグル/ゲルゲリフィ)

    【モーツァルト自身が指伝いに感じた響きを通じ、傑作の素顔に迫る】天才作曲家モーツァルトが生まれたザルツブルクの生家(現在は博物館として一般公開中)には、作曲家が晩年まで作曲に使っていたというクラヴィコードが保管されています。構造上きわめて小さな音量しか得られない楽器ということもあり、18世紀当時には作曲家周辺のごく限られた人しか耳にできなかったその響きを通じて、この楽器を用いて書かれたと考えられる晩期作を中心に聴くことが出来る好企画盤がALPHAから登場。バロック初期から近現代まで幅広い演目で存在感を発揮するゲオルク・ニグルを歌い手に迎え、この貴重な楽器に秘められたニュアンス豊かな味わいを十全に活かした演奏を聴かせるのは、クラヴィコード&チェンバロ奏者として着実に注目されつつあるリンツ出身の俊才アレクサンダー・ゲルゲリフィ。《魔笛》序曲のファンファーレから最後の「涙の日」まで、クラヴィコードという楽器の音量の小ささを忘れさせるほど幅広い表現で綴られてゆく名作群はまさしく、作曲中のモーツァルトの心象を垣間見るかのよう。ニグルも楽器の特質を踏まえ、時に間近で語る囁きのような声で各作品の詩的・劇的特質を浮き彫りにします。クラヴィコード録音を含む数々の古楽器名盤をZig-Zag Territoiresから世に送り出した名技師フランク・ジャフレスによる、楽器そのものを間近に感じられる丁寧なエンジニアリングも絶妙。ライナーノート(独、英、仏語)には両演奏家の言葉も収録されています(国内仕様盤は歌詞と共に日本語訳付)。(2025/08/08 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA1142

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    はじめての交響曲 - ビゼー/グノー/サン=サーンス(モンテカルロ・フィル/山田和樹)

    【山田和樹×モンテカルロ・フィルによる、サン=サーンスのレア曲ほかフランスの交響曲集】2025年6月12日、ベルリン・フィルへのデビューを見事に成功させた山田和樹。今一番波に乗っている指揮者の一人といえる彼が手兵モンテカルロ・フィルと共に、ビゼー、グノー、サン=サーンスが書き上げた初めての交響曲をテーマにしたアルバムを発表します。サン=サーンスのイ長調は、パリ音楽院在学中の1850年に作曲家が初めて完成させた交響曲。あくまで習作という意味合いが強く、まだ過去の巨匠の影響下にあり未熟さが残る筆致とは言え、15歳の作品としては驚くべき完成度を備えていることも確か。冒頭の動機が、第3番「オルガン付」の後半で長調に変容した循環主題を思わせるのも興味深いところです。グノーの第1番は彼が37歳の頃「若い芸術家協会」のために作曲したもので、歌劇《血まみれの修道女》が初演の成功にもかかわらずオペラ座のレパートリーから外されてしまった失望から作曲家を慰めたと言われます。ハイドン、ベートーヴェン、シューベルトらの影響を受けながらも、新鮮なインスピレーションと活気、グノーならではのオリジナリティによるドイツ音楽からの脱却といった観点で当時高い評価を得ました。ビゼーのハ長調は山田和樹にとって再録音。今回の収録作品の中では耳にする機会の比較的多い曲ですが、17歳の頃作曲されたものの作曲家自身の意思で出版されず、レイナルド・アーンがパリ音楽院へ寄贈した資料から1932年になって発見されています。古典的な構成、ベートーヴェン的な力強さとロッシーニを思わせるクレッシェンドが特徴で、実はビゼーがグノーの第1番をピアノ連弾用に編曲した直後に作曲されており、その影響も強く受けています。山田和樹はこれらの作品に深く寄り添い、作曲当時のフランスでは「ドイツ音楽のもの」とされ人気の低かった交響曲というジャンルに果敢に取り組み、見事に開花させたフランス独自の感性と、それぞれに潜む個性の萌芽を見事に引き出し、その魅力を十二分に伝えています。(2025/08/08 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA1149