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New Releases - 2025年09月 発売タイトル
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【堅実な信仰生活に甘美さを添えた「雅歌」に基づく中期ドイツ・バロック音楽】16世紀以来ドイツ語圏に大きな広がりをみせたルター派信仰は、日々の祈りに音楽を取り入れ、その芸術的躍進に大きく寄与しました。後にバッハの教会カンタータを導き出すその流れの中、かの「音楽の父」が生まれる10年前まで同じドイツ中部ツィッタウを拠点に活躍し、本人の歿後も広く作品が演奏され続けたハンマーシュミットが本盤の主人公。ここでは1639年から1671年までの間に刊行された彼の曲集から、婚礼へと向かう若い男女の想いをうたった旧約聖書の詩歌の章『雅歌』から歌詞をとった作品を厳選、同じテーマに基づく同時代のドイツ語圏の作曲家たちの作品を加え、器楽合奏曲も交えて起伏に富んだプログラムが編まれています。通奏低音は鍵盤にオルガンだけでなくチェンバロを適宜導入、トリプルハープが効果的に用いられるトラックもあり、コンパクトな編成で各楽器・各歌手の立ち回りが明瞭に聴こえる解釈が魅力的。恋人同士が「友」と呼び合う詩句を生々しい台詞のように活かした、バロックならではの豊かな独唱書法をよく際立たせる精鋭集団クレマチスの頼もしい演奏に惹かれる1枚です。(2025/09/19 発売)
| レーベル名 | :Ricercar |
|---|---|
| カタログ番号 | :RIC479 |
名実ともに英国を代表する歌手の一人サラ・コノリーが取り組んだ近現代歌曲集。ヘンデル、モーツァルト、リヒャルト・シュトラウスのオペラで一躍注目され、その後も着実にレパートリーと表現の豊かさを広げてきた彼女が今回録音したのは、19世紀から現代までのフランス語と英語による歌曲。磨き上げてきた知的な解釈と高度な技術によって、キャラクターがかなり異なる各作品を見事に描き分ける歌唱力に唸らされます。一風変わったアルバム・タイトルはコープランドの「エミリー・ディキンソンの12の詩」の中の1曲(当盤に収録)から採られたもの。ウォーレンの「夜の思い」はこのデュオのために書かれました。コノリーは2010年に大英帝国勲章コマンダー章(CBE)、2017年に大英帝国勲章デイム・コマンダー章(DBE)、2024年には毎年一人だけが選ばれる国王音楽勲章(King’s Medal for Music)を贈られました。(2025/09/12 発売)
| レーベル名 | :Chandos |
|---|---|
| カタログ番号 | :CHAN20285 |
ヨアヒム・ブリュッゲはリューベック音楽大学で音楽を学び、ザルツブルク・モーツァルテウム大学では音楽学者としてのキャリアを積む一方で、作曲家としてはアメリカ音楽との強い結びつきを持ち、またグリーグやブラームスらの作品からも着想を得て創作を行っています。このアルバム『自由の精神で』では、現代社会の危機に対して「自由」と「創造性」を主題に据え、ベートーヴェンの交響曲第7番やホイットマンの詩、ブラームスのヴァイオリン協奏曲の他、グリーグのホルベルク組曲、シベリウスの「トゥオネラの白鳥」、ペロタンのオルガムヌなどの旋律を引用、先人たちの精神を受け継ぐ、多彩な音楽世界を展開しています。各作品にはトランペット、テノール、ハーモニカ、ヴァイオリンのソリストが登場し、それぞれ異なる語り口で聴き手の想像力を刺激し、物語のような音楽体験を届けます。(2025/09/12 発売)
| レーベル名 | :Gramola Records |
|---|---|
| カタログ番号 | :Gramola99352 |
クリストフ・グラウプナーはJ.S.バッハと同時代に活躍した作曲家で、生前は高い人気を誇っていましたが、死後は次第に忘れられ、20世紀に入ってようやく再評価が始まりました。それでも、2000曲以上に及ぶ作品の多くは今なお未出版のままとなっています。ここではゲオルク・クリスティアン・レームス(1684?1717)のテキストに基づく3曲の教会カンタータを収録。加えて「エントラータ」GWV 468の一部と「ソナタ」GWV 724を間奏曲風に収録することでコンサートのような雰囲気を出しています。(2025/09/12 発売)
| レーベル名 | :Gramola Records |
|---|---|
| カタログ番号 | :Gramola99353 |
アガタ=マリア・ラーツは、メニューインが演奏するモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番第2楽章のビデオを子供の頃に見てすっかり魅了され、それを自らも録音したいという夢を、このアルバムで実現しました。演奏においては、歴史的楽器、特に弓のもたらす軽快で細かなニュアンスに富んだ演奏を意識したと言います。カデンツァは自作でモーツァルトのスタイルに則ったもの。一方中央に置かれた自作(クララ・ジャズはラーツの作曲家としてのペンネーム)はかなり現代的な作品。スイスに暮らすラーツが、モーツァルトが10歳の時に同地を旅した足跡を辿りつつ、心に思い浮かんだ印象を協奏曲風の作品にしました。(2025/09/12 発売)
| レーベル名 | :Solo Musica |
|---|---|
| カタログ番号 | :SM487 |
ドイツ放送フィルによるドヴォルザーク交響曲全集がついに完結。前任のカレル・マーク・チチョンの時代にスタートした企画は、チチョンが1、3、4、5番を収録したのち、2017年に楽団のシェフの座と共にインキネンが引き継ぎ、コロナ禍に見舞われた2020年を除いて1年に1作のペースで録音されてきました。前作の第7番&第8番は、オーケストラを力強く鳴らしつつも引き締まった造形でまとめ上げ、熱を込めて旋律を歌いあげながらボヘミア色を過剰に脚色することなく、純音楽的でシンフォニックなアプローチが好評を得ました。その美質は今作にも生かされており、高機能の楽団とともに新鮮にスコアと向き合った成果が披露されています。管楽セレナードは機敏で軽快、柔軟なアンサンブルが光ります。ファゴットには山本早由吏が参加しています。2024/25シーズンをもって8年に及んだ首席指揮者の任期を満了するインキネンとオーケストラとの充実を味わえる1枚となりました。(2025/09/12 発売)
| レーベル名 | :SWR Classic |
|---|---|
| カタログ番号 | :SWR19162CD |
マーラー指揮者のイメージが強いベルティーニはベルリオーズも得意としていました。シュトゥットガルト放送響との初顔合わせは幻想交響曲でしたし、同曲にはドイツ連邦ユース管やケルン放送響との録音があり、レクイエム(ケルン放送響)や「ファウストの劫罰」(イスラエル・フィル)の録音もありました。ベルティーニの盤歴の中で初レパートリーとなる「ロメオとジュリエット」は、冒頭と中間のセクション及びフィナーレで合唱を含む声楽が入りますが、多くの部分はオーケストラだけで奏でられ、ベルリオーズもこの作品を「交響曲」と呼んでいます。ベルティーニは抒情的でロマンティックな情景描写からドラマティックに高揚する部分まで見事に統率し、オーケストラから引き出すラテン的で明るいサウンドとデリケートな色彩、官能的なニュアンスの表現は彼の真骨頂といえる出来栄え。トップクラスの歌手をそろえたソリストに名門バイエルン放送合唱団も加わった声楽陣も強力です。(2025/09/12 発売)
| レーベル名 | :SWR Classic |
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| カタログ番号 | :SWR19167CD |
【モーツァルトの弦楽五重奏曲を研究して演奏する、そのためだけに集まった名手たちによる全曲録音】ヨーロッパ室内管弦楽団のリーダー、ロレンツァ・ボラーニや、エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団の首席チェロ奏者ルイーゼ・ブッフベルガーなど、世界中で活躍する名手たちが、モーツァルトの弦楽五重奏曲を演奏するために結成したアンサンブル「スプニクニフェ」。モーツァルトが従妹マリア・アンナ・テクラ・モーツァルト(愛称ベーズレ)へ宛てた手紙に書いた「Spuni Cuni fait」という謎めいた言葉(ベーズレが身に着けていたウサギのショールを指すという説あり)からその名を取ったこのプロジェクトは、この作品群をモーツァルトの室内楽における最高峰として再確立することを目指しています。そのこだわりから使用楽器も当時の演奏家が使っていたであろうものに可能な限り近づけるべく、18世紀のオリジナルを含むピリオド仕様のものを慎重に吟味し、歴史的演奏実践に基づいた解釈を通じて、モーツァルトの音楽に秘められた遊び心と天才性の両面を探求し、特に後期の五重奏曲が持つ革新性や、ジャンル横断的な要素に焦点を当てています。これらを踏まえながらも演奏自体はたいへん伸びやかなもので、その活き活きとした音楽が大きな魅力。これによってモーツァルトの音楽的発展を理解するとともに、これらの作品の重要性と特徴を深く掘り下げた、重要なアルバムと言えるでしょう。(2025/09/05 発売)
| レーベル名 | :Alpha |
|---|---|
| カタログ番号 | :ALPHA1137 |