フリス, ベンジャミン
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イギリスの作曲家、ロビン・ミルフォード(1903-1859)の室内楽作品集。彼はイギリス王立音楽大学でホルストとヴォーン・ウィリアムズから作曲を学び、早い内からその才能は認められていました。1929年にジェラルド・フィンジと出会い親しい友人として交流していたことでも知られています。彼の作品は終生、師の2人の影響から逸脱することがなく、前衛音楽が主流であった時期には「時代遅れ」と見做されてしまいましたが、最近ようやく復興しつつあります。ここでは、親友であったフィンジのクラリネット作品にも負けず劣らず美しいクラリネットのための一連の作品や、チェロの作品、ヴァイオリン・ソナタなど魅力的な音楽を収録。まだまだイギリスにはたくさんの素晴らしい作曲家が埋もれていることを実感させてくれます。(2014/10/22 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0244 |
ホ長調の協奏曲は作曲者14歳の作品で、メンデルスゾーンの姉ファニーと初演したものです。この姉弟の神童ぶりが伺える、驚くほど完成された作品に仕上がっています。変イ長調の方はその翌年に作曲されましたが、当時の有名なピアニスト、モシェレスとの出会いの影響もあり、より技巧的、より叙情的な作品に変化しています。この形態の協奏曲は珍しいものですが、メンデルスゾーンの2曲は聴く者を幸せな気分で満たす、貴重なレパートリーです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553416 |
バックが管弦楽ではなく弦楽合奏のためか、超名曲・ホ短調ヴァイオリン協奏曲の陰で、習作扱いで冷飯を食らわされがちの、隠れた名作2曲です。ありそうで実は例の少ない二重協奏曲は、ほどよい哀愁と感傷の匂いが漂う中、両ソロ楽器が名人芸の火花を散らす華麗でカッコいい曲ですし、ニ短調のヴァイオリン協奏曲も同様に情感と華やかさに溢れる、聴きごたえのある曲想を持っています。さらに両曲ともメンデルスゾーンがなんと13~14才の頃に作曲されたというのだから驚きです。作品の中に僅かに残る「青臭さ」すら、爽やかなチャームポイントといえるでしょう。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553844 |
ピアノソナタ第3番は、作品番号とは裏腹に若い時期に書かれた作品で、ベートーヴェン風の第1楽章からメンデルスゾーン丸出しの第2・3楽章、妙に不安定な終楽章へと続くユニークな作品です。続く幻想曲は第1曲が「花束」、第2曲が「花」、第3曲が「小川」からインスピレーションを得て作られた作品で、傑作として知られています。特に第1曲最初の旋律は魅力的です。そしてこのアルバムでの拾い物は9曲目。ほとんど知られる事のない作品ですが、美しいアンダンテに続く短調のプレストが甘さと情熱を兼ね備えたメンデルスゾーンならではの名品! 酔えます。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553186 |
いかにもボンボン育ちのお坊ちゃま風「情熱的で爽やかな短調」が大好きな、メンデルスゾーンの本領が発揮された一枚です(明るい曲も入っていますが)。ドロドロの情念が噴出するようなハシタなさは露ほども見せず、あくまでも華麗にアルペジオと音階が舞い、美しい旋律が紡がれていく彼のピアノ曲は、日頃あくせくした日常を送る現代人にとって、一服の清涼剤といってよいでしょう。バッハ信奉者たる彼らしく、フーガの手法を用いたり、名前を冠した作品もいくつかありますが、重厚さよりも彼流のライトさ・華麗さが前面で出てきているのがらしいところです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553541 |