ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス
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2017年はルターが「宗教改革」を提唱して500年目の年です。cpoレーベルではこれを記念し、何枚かのルター関連アルバムのリリースを予定しています。アルバムタイトルである「ヴォルフェンビュッテル城」は神聖ローマ帝国の領邦国家で、1514年から1568年にこの国を統治したハインリヒ2世は宗教改革にそのまま身を投じた人物として知られています。そしてハインリヒ2世の孫であるハインリヒ・ユリウス(1564-1613)は賢王として、聖俗両界を統治、文化の発達にも高い貢献を果たしました。プレトリウスは1614年からこのユリウスの宮廷オルガニスト・楽長を務めており、プロテスタントの賛美歌の発展に寄与した作曲家です。またプレトリウスの父はルターから教えを受けていたとも言われ、プレトリウス一族は何かと宗教改革には関係が深かったようです。(2017/03/17 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555064-2 |
フランコ・フランドル楽派に属する作曲家ロジエールを父に持ち、弟クリスティアンとサミュエルも音楽家という音楽一家に育ったトビアス・ミヒャエル。ドレスデンの宮廷聖歌隊を経て、ライプツィヒで神学を学び、1619年にシュヴァルツブルク=ゾンダースハウゼン侯国の教会オルガニストになります。1631年にはヘルマン・シャインの後任としてトーマス教会のカントルに就任、1657年までこの地位を務め(後任はセバスティアン・ナップファー)多くの宗教曲を作曲、演奏し、ライプツィヒの音楽的発展に貢献しました。彼の作品は17世紀に流行していたヴェネツィア派の様式が取り入れられた、華麗な対位法が駆使されているものが多く、演奏にも高い技術が要求されますが、コルデス率いるヴェーザー=ルネサンスは素晴らしいアンサンブルを聞かせています。(2017/06/23 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777935-2 |
16世紀、フランドル楽派後期最大の作曲家、ラッソ(ラッスス)のユニークな作品「巫女の予言」です。古代ギリシアの巫女たちの預言はのちにキリスト教と結び付き、キリスト降誕の預言として伝えられます。このラッソの作品は、プロローグと12の曲からなるモテットで、各々の曲には巫女の住む地名が付されています。曲が出版されたのは作曲家の死後のことですが、作曲されたのは20歳頃だと考えられています。キリストの生誕についての預言なので、必然的にテキスト全てにクリスマスのメッセージが隠されています。音楽は、この当時としては革新的な和声や調性感などが随所に見られる、幻想的な作風となっています。(2010/02/10 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777468-2 |
神聖ローマ皇帝、レオポルド1世(1640-1705)。三十年戦争で衰退した領土を受け継ぐも、持ち前の政治力で領土を拡大、ハプスブルク家の大国復興の足掛かりを築いた指導者です。もともとは聖職者になるはずだったため高度な教育を受けており、作曲家としても優れた才能を開花させた皇帝は、生涯に150曲を超えるイタリア語のアリアを始め、80曲の教会音楽、17曲のバレエ音楽など、多数の作品を残しました。このアルバムに収録されている「アブラハムの犠牲」では、愛する息子イサクを神に捧げることになったアブラハムの苦悩が劇的に描かれています。またイサクがキリストの先駆的存在として扱われているため、同時代にウィーンで書かれた受難曲の中でも特別な存在として讃えられています。この作品が書かれた時、レオポルド1世はわずか20歳でしたが、彼の熟達した作曲技法が見て取れます。この時期としては珍しくオルガン(通奏低音)を用いず、弦楽器と声楽のみによる「ミゼレーレ」も魅力的です。(2020/08/07 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555113-2 |
第10代神聖ローマ帝国皇帝レオポルト1世。三十年戦争で衰退した領土を受け継ぐも、持ち前の政治力で領土を拡大、ハプスブルク家の復興の足掛かりを築きました。高度な教育を受け、作曲家としても優れた才能を開花させた皇帝は、生涯に150曲を超えるイタリア語のアリアを始め、80曲の教会音楽、17曲のバレエ音楽など、多数の作品を残しました。このレクイエムが書かれるきっかけとなったのは、彼の最初の妻マルガリータ・テレサ・デ・エスパーニャ(ドイツ名マルガレーテ・テレジア・フォン・シュパーニエン)が1673年3月12日にこの世を去ったことで、当時33歳の君主は大きな悲しみに打ちひしがれました。彼はこの悲痛な思いを音楽で癒すために「Missa pro defunctis 死者のためのミサ曲」を作曲。16世紀から「苦しく悲しい心情」を表すとされたト短調をベースに書かれた、5声の合唱、3本のトロンボーンと通奏低音を伴う器楽アンサンブルを要する大規模な作品です。皇帝の作品が18世紀後半になっても演奏され続けたのは、単に君主への敬意だけではなく、完成度の高さゆえであることは間違いないでしょう。ルネサンスからバロック期の作品を得意とするマンフレート・コルデスが指揮するブレーメン・ヴェーザー=ルネサンスの演奏で。(2023/04/28 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555078-2 |