Home > CD & DVD > Artists

 CD & DVD/BD



マルロイ, ニコラス

Search results:3 件 見つかりました。

  • 詳細

    アグリコラ:クリスマス・カンタータ集(ゾルセット/アルボウツ/ムルロイ/フィーヴェク/ケルン・アカデミー/ヴィレンズ)

    作曲家アグリコラ(1720-1774)の名前は、現在ほとんど忘れられてしまっていますが、フリードリヒ・グラウンと同世代の作曲家であり、当時はとても人気のある人でした。史実に残っていることとしては、1763年2月にプロイセン王国とオーストリアの間で結ばれた「七年戦争」の講和条約…フベロトゥスブルク条約のあとに、それまでオペラ上演が禁じられていたベルリン国立歌劇場の再開公演で、グラウンの「メーロベ」を指揮したことでしょうか。グラウンから大きな影響を受けていたアグリコラの心の中は察する他ありませんが、結局、音楽界の中心は彼に移ることはなくそのまま埋もれてしまいました。このクリスマスのための音楽は、静かで敬虔な雰囲気を有した荘厳なもの。バッハのクリスマス・オラトリオに先立つ祝典的な雰囲気を持った隠れた名作です。(2014/11/26 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777921-2

  • 詳細

    モーツァルト:ミサ曲第18番「大ミサ曲」(C. ケンメによる補筆版)/C.P.E. バッハ:聖なるかな、万軍の主なる神(ダニーデン・コンソート/バット)

    【ダニーデン・コンソートとジョン・バットが描く、校訂・補筆を経たモーツァルト未完の傑作】18世紀当時のモデルの楽器と演奏様式を徹底追求、バッハやヘンデルの大作声楽曲などでユニークな演奏解釈を送り出してきたダニーデン・コンソートが、古典派の未完大作を録音、同じく二重合唱を活かしたC.P.E.バッハ晩年の充実作と共に一つのアルバムにまとめました。モーツァルトが結婚式を挙げるためザルツブルクに一時帰郷した1783年に作曲したものの未完に終わったハ短調ミサ曲K. 427は、20世紀以降ランドン(1956)、バイヤー(1989)、モンダー(1990)、レヴィン(2005)など数々の音楽学者により校訂・補筆がなされましたが、ここではブライトコップフ&ヘルテル社から2018年に刊行されたオランダの音楽学者クレメンス・ケンメによる補筆が採用されています。ケンメは2012年にも同曲の補筆を行っていますが(SONYにペーター・ダイクストラ指揮の録音あり)、ここではより作品の特徴に沿ってオーケストラ・パートを改定、トランペットやティンパニも存在感ある立ち回りを見せる一方、二重合唱の割り振りも18世紀の教会音楽の例をよく踏まえた構成にしています。先行録音はあるものの、コンパクトな編成で楽譜の特徴をよく伝えるダニーデン・コンソートの解釈は、2023年8月6日のBBCプロムスでも演奏、放送もされ大きな反響を呼びました。同日のプログラム前半でも演奏されたC.P.E.バッハ晩年の合唱曲「聖なるかな」は、ミサのサンクトゥスの章をラテン語ではなくドイツ語で、出典である新約聖書の羊飼いへのお告げの場面を生々しく描写するよう仕上げた音楽。こちらも短いながら金管・打楽器が二重合唱を効果的に盛り上げ、声楽・器楽パートの精妙な解釈と相俟ってC.P.E.バッハ特有の書法が大いに迫力を発揮します。両作曲家の異同にも気づかされる刺激的な新録音です。(2023/10/06 発売)

    レーベル名:Linn Records
    カタログ番号:CKD721

  • 詳細

    ラッソ:マタイ受難曲/アヴェ・ヴェルム・コルプス/「見よ人間よ」(エクス・カシドラ・コンソート/スキッドモア)

    バーミンガム生まれの合唱指揮者ジェフリー・スキッドモア(1951-)。2011年にリリースされたこのアルバムは彼の60歳の誕生日を記念する、ルネサンスの作曲家オルランド・ディ・ラッソの作品集。このアルバムのために、彼が長年芸術監督を務めるアンサンブル“エクス・カテドラ”と演奏した「マタイ受難曲」と「アヴェ・ヴェルム・コルプス」の2曲に、1996年に録音された2曲のモテットを併せることで、スキッドモアが長年に渡り献身してきたルネサンス音楽への情熱を示しています。(2019/07/26 発売)

    レーベル名:SOMM Recordings
    カタログ番号:SOMMCD0106