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シアトル交響合唱団

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    アイヴズ:オーケストラ・セット第1番、第2番/交響曲 「ニューイングランドの祝日」(シアトル交響合唱団/シアトル響/モルロー)

    ルドヴィク・モルローとシアトル交響楽団によるアイヴズ作品の第3集。アイヴズ作品の特徴とも言える“複雑な旋律の絡み合い”と“リズムの交錯”が顕著な「ニューイングランドの3つの場所」。アイヴズの本領発揮とも言える第2楽章「パットナム将軍の野営地」を筆頭に、数多くの要素を曲の中に投入したかのようなこの曲を、モルローは細心の注意を払って演奏。時折現れる郷愁に満ちた旋律を強調することで、作品に親しみやすさを与えています。 ドイツ軍によって撃沈された客船に乗船していたアメリカ人犠牲者や、祖先たちへの哀悼の意を込めた「オーケストラ・セット第2番」、アイヴズ自身の回想を音楽にした「ホリディ・シンフォニー」もノスタルジックなアメリカ風景を前衛的な音に落とし込んだ興味深い曲。どれもオーケストラのアンサンブル能力を問われる演奏至難な作品ですが、シアトル交響楽団は完璧に演奏しています。(2017/06/30 発売)

    レーベル名:Seattle Symphony Media
    カタログ番号:SSM1015

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    アイヴズ:交響曲第3番、第4番/答えのない質問/夕暮れのセントラル・パーク(シアトル響/モルロー)

    19世紀後半アメリカで活躍した作曲家アイヴズは伝統を重んじながらも、実験的な要素を多分に取り入れた作品を多く残しています。本業では保険代理店を営み、その合間を縫って4曲の交響曲をはじめ、管弦楽曲、室内楽曲、歌曲など夥しい数の作品を書きましたが、その作風は多岐に渡り、単純な民謡をそのままベースにした曲あり、多調や微分音を取り入れた前衛的な作品ありと、実にヴァラエティに富んでいます。このアルバムに収録された2曲の交響曲は、どちらもアイヴズの代表作。第3番は開拓期のアメリカにおける宗教的な集会をモティーフにした作品で、発表当時、ニューヨークにいたマーラーも注目、ヨーロッパで演奏すべくスコアを持ち帰ったというエピソードがあるほどの(マーラーは直後に亡くなってしまったため、実現しなかった)作品です。第4番は演奏時間は短いものの、第2楽章は2人の指揮者を必要とするほどに複雑に入り組んでおり、賛美歌や行進曲などが入り乱れながら一度に奏されるという演奏困難な作品として知られています。このアルバムではアシスタント指揮者が3人用意され、周到な演奏が繰り広げられています。(2017/04/21 発売)

    レーベル名:Seattle Symphony Media
    カタログ番号:SSM1009

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    アダムズ:ビカム・デザート(シアトル交響合唱団/シアトル響/モルロー)

    ピューリッツァー賞とグラミー賞を獲得した前作「Become Ocean」(CA21101)で、ゆったりとしたオーケストラの響きで刻々と変化する海の姿を描きだしたアメリカの作曲家ジョン・ルーサー・アダムズ(《ドクター・アトミック》のジョン・クーリッジ・アダムズとは別人)の新作は、前作と同じコンセプトによる「Become Desert」。こちらもルドヴィク・モルローとシアトル交響楽団が演奏を担当、砂が創り上げる自然の風紋を克明に描き出します。今作にも作曲者自身が撮影した美しい砂漠写真のスライド・ショーと、CDと同内容の5.1サラウンド・サウンドを収録したDVDが付いており、風と砂、光が織りなす自然の驚異を存分に味わうことができます。(2019/10/25 発売)

    レーベル名:Cantaloupe Music
    カタログ番号:CA-21148

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    ショスタコーヴィチ:「ステンカ・ラージンの処刑」/交響詩「十月革命」(シアトル響/シュワルツ)

    当盤のメインを張るのは、ショスタコーヴィチが歴史的・政治的題材を直接的に取り扱った2曲のオーケストラ曲2題です。生涯にわたり、芸術家としてのあり方や作品の内容について、政治体制との化かし合い、騙し合いを繰り返しつつも、芸術的な実りの多い成果を遺した、この大作曲家の晩年の作だけに、権力の御用達としての顔を見せつつも、一筋縄ではない内容の深みを持っている作品と申せましょう。内容の深読みをするのもよし、純粋にカッコいいサウンドに酔うのもよし、演奏、録音機会は今ひとつ少ない曲たちですが、ショスタコーヴィチ鑑賞の醍醐味が凝縮されている逸品です。(2006/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557812

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    ダイアモンド:組曲「トム」/交響曲第8番/この聖なる地(シアトル響/シュワルツ)

    なんといっても興味深く、かつ面白く聴けるのは、あのリンカーンによる世紀の「ゲティスバーク演説」に、音楽をつけてしまった「この聖なる地」でしょう。荘重な序奏からしてワクワクさせられ、厳かな演説開始部、その後怒涛のオーケストラ間奏部や緩徐的な部分など、あの手この手を効果的に取り混ぜ、最後はやりすぎなぐらいの圧倒的クライマックスを迎えます。こんなにカッコいい音楽をつけてもらって、リンカーンも本望のことでしょう!? 同じく奴隷解放運動に関連した小説「アンクル・トムの小屋」を下敷きにした、バレエ「トム」のための音楽も、魅力的なリズムと演奏効果に富んだ佳品です。(2004/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559156

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    ダニエルプール:ファースト・ライト/目覚めた心/交響曲第3番「ジャーニー・ウィズアウト・ディスタンス」(エシャム/シアトル響/シュワルツ)

    アメリカ生まれのダニエルプールは、同世代の現代音楽作曲家の中でも、最も成功を収めている一人と言ってよいでしょう。彼の作品はとても色彩豊かで、力強く、また曲によってはロマンティックな要素や神秘的な傾向も感じられるという、とても魅惑的なものばかりです(彼のヴァイオリン作品は、かの五嶋みどりも好んでいて、よく取り上げるといいます)。このアルバムは3つの作品が収録されていて、これらは全て対照的な作風を有しています。リズミカルな動きと静かな聖歌が対立する「最初の光」、万華鏡のような様々な表情を見せる3つの楽章による「目覚める心」、悲劇的で恐怖に満ちた第1部と、希望への向かう第2部からなる「交響曲第3番」。これらを聴いて何かを思わずにいられる人がいるのでしょうか。(2012/06/20 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559712

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    テイラー:歌劇「永遠に愛せよ」(グリフィー/フラニガン/ゼラー/シアトル響/シュワルツ)

    1931年に書かれたこの「永遠に愛せよ」は1985年までニューヨークのメトロポリタン・オペラで最も演奏回数の多いアメリカのオペラです。幼い頃に家の事情で引き離されてしまった幼なじみの事が忘れられないピーター・イベットソン、成長した彼が出会った愛しい人はすでに他の人の妻になっていました。結局彼女の夫を殺してしまい罪に服するのですが、その際彼自身も怪我をしてしまい魂だけが愛しい彼女の元を訪れます。2人が年老いるまでその関係は続き、彼女の命が尽きた時、ピーターの命も尽きるのです。1935年にゲイリー・クーパー主演で映画化もされていますのでご存知の方も多いのではないでしょうか。(2009/09/16 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.669016-17

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    ハンソン:歌劇「メリー・マウント」

    セラフィン指揮するメトロポリタン歌劇場の初演は50回におよぶカーテンコールを呼び起こしたほどの大成功を収めたオペラ「メリー・マウント」。今日では吹奏楽用に編曲された組曲が日本でも人気を博していますが、これが原曲です。物語は清教徒と騎士派との対立の中、主人公マリーゴールドが魔女扱いされ命を落とすまでを描く悲劇的な内容で、"メリー"なイメージはかけらもありませんが、音楽の方は20世紀オペラにありがちな難解さとは無縁で、わかりやすい和声を使用し、今日のミュージカルと見紛うばかりのカラフルでゴージャスな楽想が満載、直球で耳を楽しませてくれます。合唱の力強い表現力が特に聴きもの。作曲者の生誕百周年記念公演のデジタル・ライヴです。(2007/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.669012-13

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    ハンソン:交響曲全集 1 - 交響曲第1番/ベオウルフの哀歌(シアトル響/合唱団/シュワルツ)

    ハワード・ハンソンはアメリカの作曲家、指揮者です。保守的な作風で知られ、とりわけ北欧文化を好んで題材にするため「アメリカのシベリウス」と呼ばれることもあります。彼は25歳の時に、交響詩「夜明け前」を作曲、この曲がアメリカ・ローマ賞を受賞したことで、イタリアに留学するという栄誉を受けました。その時にレスピーギにも管弦楽法を学び、その時に作曲されたのが、この第1番の交響曲と「ベオウルフの哀歌」を含む一連の作品でした。交響曲第1番「ノルディック」はまさにシベリウスの作風を継承したものであり、穏やかさと勇壮さを兼ね備えています。また「ベオウルフ」とは、イギリスの長編詩に登場する英雄の名で、ハンソンは緊張感溢れる見事な音楽を付けています。(2011/11/16 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559700

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    ハンソン:交響曲全集 5 - 交響曲第6番、第7番/ルーメン・イン・クリスト(シアトル響/合唱団/シュワルツ)

    「アメリカのロマンティスト」ハワード・ハンソンの最後の2つの交響曲は、彼の作曲のキャリアにふさわしい結論を提示するかのようです。第6番はニューヨーク・フィルの創立185周年のシーズンを記念して委嘱された作品で、レナード・バーンスタインに捧げられています。印象的な3つの音によるモティーフが全曲を支配するロマンティックな作品で、第2楽章の冒頭のスネアドラムは新しい時代の到来を予感させる胸躍る音楽です。ナザレ大学からの委嘱作である「キリストの光」は、ハイドンとヘンデルの主題による変奏曲を書いて欲しいと依頼されたものですが、ハンソンは聖書から「光」についてのテキストを選ぶという独自の作品で応えました。第7番は実質カンタータとも言える美しく印象的な曲。81歳の作品ですが、創作意欲は全く衰えることなく、美しいメロディが次から次へと溢れ出す壮大さが魅力です。時代遅れと評される事も多かった作曲家ですが、自らの作風を貫いた姿勢は天晴というほかありません。(2012/02/15 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559704