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アヴィヴ四重奏団

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    シュルホフ:弦楽四重奏曲第1番、第2番/5つの小品(アヴィヴ四重奏団)

    チェコの作曲家、エルヴィン・シュルホフ。ユダヤ系の血を引いていた彼の作品は、ナチス・ドイツによって「退廃音楽」の烙印が押されてしまい、演奏されることも出版されることもなく、彼の死後はずっと忘れ去られてしまいました。しかし、最近の「退廃音楽復興」の流れに乗り、彼の作品もようやく注目されるようになってきたと言えそうです。彼の弦楽四重奏曲は1920年代の最も脂の乗った時期に書かれています。未だ活動の制約を受ける前の彼のとても前衛的な作品で、ジャズのリズムを取り入れたり、特殊奏法を取り入れたり、バルトーク風な風情を見せたりと興味深いものばかりです。どことなく民族音楽的で、決して調性感がなくなるところがないのも、彼の音楽の聴き易さを助長している原因でしょう。5つの異なるスタイルで書かれた「5つの小品」での生真面目さを装ったアイロニカルな表情もたまりません。(2010/06/16 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570965

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    ドホナーニ:弦楽四重奏曲第1番、第3番(アヴィヴ四重奏団)

    ハンガリー出身の作曲家ドホナーニ・エルネー(作品を発表するときはエルンスト・フォンとドイツ語名を名乗っていた)は、指揮者、ピアニスト、教育者として活躍し、作曲家としても多くの作品を残しています。バルトークと同世代でありながら、その作風は対照的であり、彼は亡くなるまで、19世紀ロマン派の伝統を忠実に守り続けたことでも知られます。とはいえ、このアルバムに収録された2つの四重奏曲は、その作曲年代におよそ25年の開きがあり、その作風もかなり変化していることが見てとれるでしょう。1899年に書かれた第1番は、ブラームス風の美しいメロディに、ハンガリーの民族要素を少しだけ加えた表情豊かな作品で、ちょっとだけドヴォルザークの雰囲気も感じさせる面白い曲です。それに比べ、1926年に書かれた第3番は、より洗練された構造と、新古典派風の活気に満ちた楽想が自慢の曲。冒頭こそロマン派風ですが、ぶつかりながらはじけ飛ぶ音の粒は、満たされない気持ちを語るかのように、何かを強く訴えかけてきます。近代音楽を得意とするアヴィヴ弦楽四重奏団は、この複雑な作品を、すみからすみまで風通しよく聴かせます。(2012/03/14 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572569

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    ホフマイスター:弦楽四重奏曲集(Op. 14, Nos. 1 - 3)

    97年にイスラエルで創設されたアヴィヴ四重奏団は、その後コンクールなどで目覚しく活躍中。2人のヴァイオリニストはロシア人、他の2人がイスラエル生まれという構成です。ここで演奏されるホフマイスターという人物、むしろ音楽出版で知られ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンもお世話になったわけですが、50を超える交響曲を書くなど、当時は作曲家としても尊敬され、実際ここで聴ける弦楽四重奏曲の高水準は、正直驚きです。特に「変ロ長調」の優美極まりない第2楽章と、思わずほくそえんでしまうユーモアたっぷりの終楽章はお薦め。18世紀ウィーンの四重奏曲の貴重なレパートリーと言えるでしょう。(2003/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555952