Home > CD & DVD > Artists

 CD & DVD/BD



フリューヴィルト, ダヴィッド

Search results:4 件 見つかりました。

  • 詳細

    ヴァイグル:ヴァイオリン・ソナタ第2番/チェロとピアノのための2つの小品 Op. 33/ヴァイオリンとピアノのための2つの小品/ピアノ三重奏曲(フリューヴィルト/クレックナー/クルンペック)

    オーストリア後期ロマン派の時代に生きた作曲家カール・ヴァイグル。活動の初期には華々しい活躍を見せましたが、同時代の多くのユダヤ系作曲家たちと同じく、ナチス政権に国を追われ、厳しい後半生を送り、作品のほとんども忘れられてしまいました。21世紀になってようやく再評価されはじめ、交響曲やピアノ曲、歌曲などいくつかの作品が録音され、彼のユニークな作風が評価され始めています。このアルバムには彼の様々な室内楽曲を収録。世界初録音となるヴァイオリン・ソナタの豊潤な響きからはウィーンの良き伝統が感じられます。(2019/01/25 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5318

  • 詳細

    ヴァイグル:左手のためのピアノ協奏曲/ヴァイオリン協奏曲(フリューヴィルト/クルンペック/ロストック北ドイツ・フィルハーモニー/レーナー)

    1990年代から始まった「頽廃音楽」の復興は、ナチスに迫害された多くの作曲家たちを歴史の闇から救い出しています。このカール・ヴァイグル(1881-1949)もその中の一人、まだまだ全貌を知るまでには至りませんが、このアルバムはその手がかりになることでしょう。彼はウィーンの裕福な家庭に生まれ、少年時代から音楽に親しんでいます。あのツェムリンスキーと家族ぐるみの付き合いがあり、作曲の手ほどきもツェムリンスキーから受けています。その後はウィーン大学に進み、音楽学をアドラーの元で学び、ウィーン音楽院ではローベルト・フックスに作曲を学んでいます。この頃にシェーンベルクとも知り合い、強く影響を受けましたが、結局ヴァイグル自身は十二音技法に同調することはなく、その作品も後期ロマン派の作風から外れることはありませんでした。彼の「左手のためのピアノ協奏曲」は、あの戦争で左手を失ったヴィトゲンシュタインのために書かれたものですが、なぜかヴァイグルの作品は演奏されることはなく、2002年にようやくウィーンで初演されたというものです。このアルバムには、同じく忘れられた作品である「ヴァイオリン協奏曲」がカップリングされています。(2015/10/28 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5232

  • 詳細

    ヴェレス:ピアノ協奏曲/ヴァイオリン協奏曲(バビンスキー/ベルリン・ドイツ響/エップル)

    「忘れられた音楽家の復興ブーム」のおかげで、ウィーン出身の作曲家、音楽学者エゴン・ヴェレシュの音楽も最近ようやく聴ける機会が増えてきました。ウィーン大学でアドラーに音楽学を学び、個人的にシェーンベルクに対位法を学び、並行してバロック・オペラやビザンチン様式の音楽の研究にも没頭、1920年にはシェーンベルクの伝記も執筆するほどの才人です。彼の作風は刻々と変化し、最終的には調性感が薄くなり、いわゆる「現代音楽」になるのですが、このピアノ協奏曲は明確ではないものの、調性に支配される部分も多く、第2楽章「夜想曲」での美しいヴァイオリン・ソロや、第3楽章の見事なまでにパターン化された音の羅列には胸がすく思いがします。ヴァイオリン協奏曲はもう少し現代的な音になっていますが、やはり古典的な形式を遵守した作品で、時折響く懐古的なメロディもたまりません。現代作品を得意とする女性ピアニスト、バビンスキとオーストリア出身のヴァイオリニスト、フリューヴィリスの2人もこの難しい音楽をきっちり弾きこなしています。(2010/05/26 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5027

  • 詳細

    コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲/「から騒ぎ」からの4つの小品 Op. 11/組曲 Op. 23 (シュミット/フリューヴィルト/ヴァインマイスター/シーグフリードソン/小澤征爾)

    2004年のザルツブルク音楽祭のライブ録音。ベンヤミン・シュミットと小澤征爾のコラボレーションから生まれた極上のコルンゴルト。このアルバムは長らく生産中止となっていましたが、ようやく再プレスが完了しました。ハイフェッツのために書かれ初演されたコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲は、ハイフェッツ以後のヴァイオリニストの重要な協奏曲レパートリーとなっています。ここでシュミットは、後期ロマン派音楽で抜群の能力を発揮する小澤と、国立歌劇場のピットでオペラ『死の都』などの演奏でコルンゴルトの音楽を知り尽くしているウィーン・フィルの最高のサポートに支えられ、理想的な名演を繰り広げています。また、2つの組曲もコルンゴルトを知るための絶好の作品。世紀末ウィーンの香りを色濃く漂わせています。(2018/06/15 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC537