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イェヴレ交響楽団

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    エッゲルト:交響曲第1番、第3番/スヴェント・スチューレとマルタ・レイヨンフーヴッド(イェヴレ響/コルステン)

    ドイツで生まれ、スウェーデンで活躍した古典派の作曲家と言われて、ヨーゼフ・マルティン・クラウスの名前が思い浮かぶ人はかなりの音楽通でしょう。しかし、さらにニコラス・エッゲルト(1779-1813)の名前までを知っている人はまずいないのではないでしょうか。そんなエッゲルトは、ドイツのバルト沖に浮かぶリューゲン島の靴屋の息子として生まれました。11歳になるまで教育を受けることはなく、ようやく地元のオルガニストが彼を引き取り、音楽理論、ヴァイオリン、鍵盤楽器、ハープを教えることとなります。その後は紆余曲折を経て、1803年にスウェーデンに到着、当時は既にマルティン・クラウスも世を去っていたため、彼は才能ある作曲家としてこの地で活躍することとなります。指揮者としても有能だった彼は、ストックホルムの聴衆にベートーヴェン、ハイドンのオラトリオやモーツァルトの魔笛などを次々と紹介していき、また自作も好評を持って迎えられたのです。このアルバムには彼の2つの交響曲と、劇音楽を収録。時にはメンデルスゾーンの雰囲気さえをも感じさせる見事な音楽には、感嘆するばかりです。(2015/11/25 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572457

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    エッゲルト:交響曲第2番、第4番(イェヴレ響/コルステン)

    1792年に当時のスウェーデン国王グスタフ3世が暗殺された時、国民の間だけではなく、欧州の諸国にも衝撃が走りました。近代的な国家をつくるために尽力した彼の功績は大きく、また国の間の力関係にも微妙な亀裂が入ったからです。そして国内の公共のコンサートも明らかに減少し、音楽家たちの仕事も少なくなってしまいました。作曲家エッゲルトがスウェーデンにやってきたのはそんな時代の真っ只中である1803年でした。最初のうちは停滞していたこの地の音楽界も、1809年にグスタフ3世の弟であるカール13世が王に即位してから、少しずつ復興し、エッゲルト(1779-1813)の活躍の場も飛躍的に広がりました。そして壮大なツアーに出かけようとした矢先、残念ながら彼は深刻な病を得てこの世を去ってしまったのです。このアルバムにはそんなエッゲルトの2つの交響曲が収録されています。1806年頃に書かれた第2番、そして新体制となった1810年頃に書かれた第4番と、どちらも緊迫感に満ちた堂々たる音楽です。(2016/01/27 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573378

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    ステンハンマル:セレナード/フローレスとブランセフロール/イタカ/前奏曲とブーレー(フレドリクソン/イェヴレ響/コイヴラ)

    スウェーデンの作曲家、ステンハンマルの作品集です。彼はドイツで学びワーグナーの影響を受けながらも、スウェーデン民謡をモティーフとした「北欧風」の音楽を追求。後期ロマン派の重厚さを残したまま、独自の作風を確立することに成功した人です。この盤に収録された「セレナード」はちょうど自らの方向性が固まってきた頃の作品で、一度1913年に完成させたものの1919年に手直しを加え(曲の調性などを変えたり)、より透明度の高い、簡潔さと力強さを併せもつ交響的な曲となっています。他には2つの声楽を伴う作品も聴きもの。架空の島「イターキ」について歌う「イタカ」での流れるような音楽の美しさが耳に残ります。(2010/11/17 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572186

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    ブラームス:運命の歌/運命の女神たちの歌/哀悼の歌/埋葬の歌(エリック・エリクソン室内合唱団/イェヴレ響/マルティン)

    2013年にイェヴレ響の首席指揮者兼芸術監督に就任したハイメ・マルティンとイェヴレ交響楽団によるブラームスのシリーズ、第2弾は“世界で最もレベルの高い合唱団”の一つ、エリック・エリクソン室内合唱団との共演による合唱作品集。ヘルダーリンの詩を用いた、厳しくも美しい「運命の歌」、ゲーテの戯曲に基づく「運命の女神の歌」、美しいもの、完全なるもののはかなさが描かれた「哀悼の歌」、そして思わず佇まいを正したくなるほどに厳格な「埋葬の歌」の4曲はまさにブラームスの最高傑作であり、ここでの演奏もブラームスの意を汲んだ素晴らしいものです。後半の「愛の歌」は肩の力の抜けた軽やかな作品であり、こちらは柔和なブラームスが楽しめます。(2018/01/26 発売)

    レーベル名:Ondine
    カタログ番号:ODE1301-2

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    ブラームス:セレナード第1番、第2番(イェヴレ響/マルティン)

    (2017/03/24 発売)

    レーベル名:Ondine
    カタログ番号:ODE1291-2

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    ブラームス:ピアノ四重奏曲(A. シェーンベルクによる管弦楽編)/パリー:ブラームスへの悲歌(イェヴレ響/マルティン)

    2013年にイェヴレ交響楽団の首席指揮者兼芸術監督に就任したハイメ・マルティンとイェヴレ響のシリーズ最新作は、彼がずっと取り組んでいるブラームス作品へのオマージュです。19世紀から現代まで無数の芸術家たちにインスピレーションを与えたブラームスですが、シェーンベルクもその作品を愛しており、とりわけ「ピアノ四重奏曲第1番」には格別の想いを抱いていました。1937年にクレンペラーがこの曲のオーケストレーションをシェーンベルクに持ち掛けた際、彼はこの提案を迷わず引き受け、小さな編成の作品をまるで交響曲のような壮大な響きへと変貌させたのです。このアレンジは時に「ブラームスの第5交響曲」とも呼ばれるほどに成功を収め、現代のコンサートでもしばしば耳にするほどにお馴染みになっています。イギリスの作曲家パリーの「エレジー」はブラームスの訃報を聞いたパリーが書いた哀悼の音楽。パリーの生前には演奏されることなく、1918年パリーの死後に一度演奏されたものの、1977年まで顧みられることがありませんでした。最近の英国音楽ブームに乗って、このような作品も復興の兆しを見せています。(2019/02/22 発売)

    レーベル名:Ondine
    カタログ番号:ODE1314-2

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    フンメル:オベロンの「魔法の角笛」による幻想曲/ロンド・ブリランテ「ロンドンからの帰還」(ヒンターフーバー/イェヴレ響/グロット)

    ベートーヴェンの友人でもあり、良きライヴァルでもあったフンメル。とは言え耳の疾患により早いうちにコンサートの舞台から降りてしまったベートーヴェンと違い、フンメルは1830年代に至るまで演奏家としての名声も保っていました。彼の即興性と超絶技巧は当時高く評価され、特にオペラの名旋律をうまく取り入れた華やかな作品は人気が高く、この作風は若きショパンにも多大なる影響を与えたのです。NAXOS期待のピアニスト、ヒンターフーバーの妙技をご堪能ください。(2008/02/06 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557845

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    ベルワルド:管弦楽作品集(イェヴレ響/サカリ)

    スウェーデンの作曲家ベルワルドは、現在でも今ひとつマイナーな存在ですし、(特に母国においては)存命中にはそれほど広く理解されませんでした。一方でリストに絶賛されたり、チェリビダッケが取り上げていたり、現在でもロマン派マニア筋での評価は高かったりと、その作品の質の高さ、ユニークさを物語る事実には事欠きません。演奏効果満点で、「埴生の宿」も登場するコンツェルトシュテュックは、すべてのファゴット奏者にとって「おいしい」レパートリーとなりうるでしょうし、急速なパッセージの掛け合いが楽しい「競争」、可憐で美しい「妖精の戯れ」なども、どうしてオーケストラがこぞって取り上げないのか、不思議なくらいです。(2005/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555370

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    メルケシュ:交響曲 ニ短調/交響詩「ケルメス」/交響詩「エレジー」(イェヴレ響/マルティン)

    スウェーデンの作曲家メルケル・メルケシュの作品集。1910年代にパリで学んだメルケシュは、当時のフランス音楽と、留学先で知り合ったマティスやピカソ、モディリアーニらの芸術に強い影響を受けました。しかし彼は比較的保守的な作風を貫き、どちらかというとセザール・フランクに近い厳格な形式による作品を多く遺しています。メルケシュは頻繁にルーヴル美術館へ足を運び、とりわけルーベンスの絵画に魅了されました。このアルバムに収録されている「La Kermesse ケルメス」は、結婚を祝う農村の祭りを描いたとされるルーベンスの作品にインスパイアされたもので、全編明るい雰囲気に満たされています。「エレジー」は"私の母の記憶に"と記された抒情的な作品。母クリスティーネを亡くしたばかりのメルケシュの悲しみが表現されており、初演時には批評家からも絶賛されました。彼の代表作の一つ「交響曲 ニ短調」は急緩急の3楽章で書かれた演奏時間36分余りの作品。3管編成で、持ち換えのピッコロ、イングリッシュホルン、バス・クラリネットに、更にハープを加えたオーケストレーションからはフランス近代音楽風の色彩豊かな響きが立ち上ります。メルケシュはこの作品をストックホルムの新コンサートホールこけら落としのための新作コンクールに出品しました。審査員はカール・ニールセン、ロベルト・カヤヌス、ヨハン・ハルヴォルセンの3名。結果はアッテルベリの「歌」が第1位で、この曲は第2位。しかしこけら落とし翌日の公演で演奏され、音楽関係者からは好評を得たと伝えられています。1912年に創立された100年以上の歴史を持つイェヴレ交響楽団と、2022年から首席指揮者を務めるハイメ・マルティンが作品の魅力を引き出しています。(2023/04/14 発売)

    レーベル名:Ondine
    カタログ番号:ODE1418-2

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    モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番、第24番(ル・サージュ/イェヴレ響/ルルー)

    【ル・サージュが満を持しておくるモーツァルトの協奏曲】フランス音楽のスペシャリストとしてはもちろん、ドイツ音楽の解釈でも定評があり、シューマンやブラームスの体系的録音で高く評価されているエリック・ル・サージュ。意外にもモーツァルトに関しては、これまでフランク・ブラレイとのデュオやアンサンブルでしか録音を行ってきませんでしたが、今回ついに、盟友フランソワ・ルルーのサポートを得た2つの協奏曲が登場します。古典派における短調協奏曲の傑作第24番では、フォーレによるカデンツァを使用しているのがル・サージュらしいところ。演奏はピリオド・アプローチとは言えませんが巨匠風の重たいものでもない、様々な解釈を越えて全くのオリジナルにまとめ上げた、まさにル・サージュならではのもの。軽やかさと伸びやかさ、力強さと抒情性の絶妙なバランスが素晴らしい、聴き応えたっぷりで後味の良い演奏に仕上がっています。(2022/07/08 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA866