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アイルランド国立交響楽団

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    キム:ヴァイオリン協奏曲/対話/コルネット(アイルランド国立響/ヨー)

    その名前からわかるように、キムは韓国移民の子として生まれたアメリカの作曲家ですが、その音楽も純西洋クラシックというよりも、アジアンテイストを帯びたロマンが薫る、神秘的な美しさを持ったものとなっており、極めて個性的と申せましょう。パールマンに捧げられているヴァイオリン協奏曲は、確かに難曲なのですが、名人芸を披瀝するというよりも、美しい旋律を歌ったかと思うと、不可思議なパッセージを弾きまくったりと、謎めいた味わいです。また、「コルネット」はリルケの詩(の英訳)の朗読と音楽を融合させた作品ですが、詩の内容と言葉の抑揚に対する音楽のシンクロぶりには、うならされるものがあります。(2005/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559226

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    キンセラ:交響曲第5番、第10番(アイルランド国立響/アイルランド室内管/ピアース/タカーチ=ナジ)

    アイルランド、ダブリンで生まれた作曲家キンセラ(1932-)は、ダブリン大学でヴィオラと和声、対位法を学ぶも、作曲は基本的に独学で身に着けました。最初はシンプルな作品を書いていたものの、少しずつその技法が進化し、1968年、彼はアイルランド放送協会の音楽部門のシニア・アシスタントになり、楽曲管理をしていたため、当時のヨーロッパの現代音楽の流行に精通しており、それも踏まえた素晴らしい作品を数多く作り、現在では「アイルランド最高の交響曲作曲家」として讃えられています。交響曲第5番は、1916年に殺害された3人のアイルランドの詩人の詩を用いた作品。交響曲第10番は彼の最新の作品でモーツァルト・マニアのために書かれた古典的な装いを持っています。2作品の対比をお楽しみください。(2014/09/24 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0242

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    スタンフォード:レクイエム/コーラサンのヴェールをまとった預言者(RTEフィルハーモニー合唱団/アイルランド国立響/リーパー)

    スタンフォードは、合唱のための小曲によって、ようやく日本でも知名度が上がってきた感があります。実は30以上の管弦楽付きの合唱曲や7曲の交響曲を作曲するなど、シンフォニストとしての顔があったのです。この「レクィエム」で驚くべきは規模の大きさ!ヴェルディやベルリオーズの大曲に匹敵します。しかし内容は、どこまでも穏やか、平和な気分が広がり、聴く者の心を慰め癒す類いのレクィエムです。オペラからの抜粋、特に序曲で聴ける立派な管弦楽の響きは、スタンフォードの知られざる一面を象徴するものです。マルコポーロ・レーベルの再発売盤で、世界初録音です。*マルコポーロ8.223580-81からの移行商品。(2005/02/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555201-02

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    デュカス:交響曲 ハ長調/交響詩「魔法使いの弟子」/舞踏劇「ラ・ペリ」(アイルランド国立響/タンゴー)

    パリで銀行家の父の下に生まれた作曲家ポール・デュカス(1865-1935)。その作品は華麗なオーケストレーションと色彩的な表現で知られています。彼の最も有名な作品である「魔法使いの弟子」は、自己批判が厳しすぎた彼による破棄を免れた自信作。あの映画「ファンタジア」に使われて一躍有名になりました。この物語、あまり知られていませんが、原作はゲーテによるもので、ゲーテが、シリア人のルキアノスの詩「嘘を好む人たち」を基にして書き上げたバラード(物語詩)を使っています。映画では名指揮者ストコフスキーがオーケストレーションに手を加えていて、こちらの響きが広く知られていますが、ここでは指揮者タンゴーが探索した初稿版を用いることで、華美さを取り去った「作曲家のオリジナルの意図」を反映した演奏で楽しむことができます。「ラ・ペリ」はロシア・バレエ団からの委嘱作品。当初は蓮の花の精ペリはナターリヤ・トゥルハノヴァ、イスカンデル王をニジンスキーが演じることになっていましたが、ディアギレフの介入でトゥルハノヴァが降板、しかしデュカスは彼女のために音楽を完成させたといわれています。この作品も危うく破棄されるところでしたが、何とか生き残ったのでした。デュカス30歳のときに書かれた交響曲は、彼が残した唯一の交響曲で、軽快さと優美さ、重厚さを兼ね備えた隠れた名作です。(2014/12/24 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573296

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    ビゼー:交響曲「ローマ」/葬送行進曲/序曲「祖国」/小組曲(アイルランド国立響/タンゴー)

    現在、世界のオペラ劇場になくてはならないレパートリーとなっている「カルメン」も、初演の際は大失敗。その失意を抱えたまま初演の3ヵ月後にこの世を去ってしまった悲しきビゼー(1838-1875)…。彼がもっと長生きしていたら、フランスのオペラ史は大きく変化していたに違いありません。このアルバムは、そんなビゼーの知られざる作品集です。イ長調の序曲は彼がローマ賞を受賞する以前に書かれた最初の管弦楽作品です。しかし生前に発表されることも演奏されることもなく、そのままひっそりと残ってしまったものです。葬送行進曲はトゥーレの王の杯を題材としたオペラの前奏曲として用意されましたが、こちらも断片が残るのみです。小組曲は、もともと12曲からなるピアノ連弾のための「子供の遊び」の中から5曲を選んでビゼー自身がオーケストレーションを施したもの。トラック4の「陣取り鬼ごっこ」も小組曲には含まれなかったものの、同じ曲集から取られたものです。序曲「祖国」は普仏戦争の時に盛り上がる愛国心が主題。勇壮な部分と悲痛な部分のコントラストが見事です。この盤のメインである「ローマ」は彼がイタリアに赴いた際に造り始めた作品で、最初は3曲からなる「ローマの思い出」として完成されたものに、1871年、他の曲のスケルツォとして構想された楽章を加えて4楽章にしたものですが、ビゼーの生前には演奏されることなく、1880年にようやく全曲が披露されました。次から次へと美しいメロディが溢れてきます。(2015/04/22 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573344

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    プーランク:バレエ音楽「牝鹿」組曲/組曲「模範的な動物たち」/シンフォニエッタ(アイルランド国立響/タンゴー)

    プーランクの3つの管弦楽作品を収録。バレエ音楽「牝鹿」は24歳の作品。バレエ・リュスを率いるディアギレフから作曲を依頼されたプーランクは、極めて優雅で軽やかな作品を書き上げました。初演時にはマリー・ローランサンが衣装と装置を担当。もともと彼女の絵からヒントを得たというこの作品は大成功を収め「牝鹿=かわいい娘たち」のタイトル通り、1920年代のパリのサロンでの気分が存分に表現されています。「模範的な動物たち」は1941年に完成されたバレエ音楽で、ラ・フォンテーヌの寓話が元になっています。もちろん単に動物を描いたのではなく、そこには人間への鋭い観察眼が秘められています。最後の「シンフォニエッタ」はバレエ音楽ではなく、弦楽四重奏曲の構想を膨らませたもので、魅力的な旋律が次々と現れるプーランク円熟期の作品です。フランスのエスプリが全編に溢れています。(2018/05/25 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573739

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    ブライアン:交響曲第11番、第15番(アイルランド国立響/ロウ/リーパー)

    ハヴァーガル・ブライアン(本名はウィリアム)は、独学で音楽を学び、小さな教会のオルガニストを務めていました。20歳になる前にエルガーの合唱曲に接し、当時の新作音楽を熱心に支持するようになります。作曲を始めた当初は、その作品を多くの聴衆に支持され順風満帆な作曲家人生を送るかと思われましたが、様々な事情でドロップ・アウト。生涯に32曲の交響曲を書きながらも、その作品はほとんど忘れ去られてしまい、現在でもごく一部の熱狂的なファンによって、偉大なる彼の業績が伝えられているに過ぎません。このアルバムには2つの交響曲と、彼のお気に入りであった「メリーハート博士」(変奏曲の形式で書かれている)、そして豪壮な「勇気のために」が収録されています。これを聴くことで一層ファンが増えること間違いありません。(2010/09/15 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572014

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    ブライアン:交響曲第17番、第32番/イン・メモリアム/祝典舞曲(アイルランド国立響/リーパー)

    1950年代までは、「謎の作曲家」とされていたハヴァーガル・ブライアン。彼はその生涯に32曲の交響曲を始め、管弦楽作品、オペラなど多くの作品を書いています。彼は才能に恵まれながらも、あまり勤勉でなかったためか、作品が上演されることがあまりなく、そのために一部の熱狂的なファンを除いては、その存在すらも忘れ去られかけていました。しかし、彼の最大の作品「交響曲第1番」が1961年にアマチュアを中心としたオーケストラで上演されるやいなや、そのあまりにも破天荒な曲が評判を呼び、再び脚光を浴びた人として知られています。このアルバムには2つの管弦楽作品と2つの交響曲が収録されています。さすがに第1番ほどの大掛かりな仕掛けはないにしても、交響詩「イン・メモリアム」の冒頭のファンファーレを聴くだけでも、確かに心躍る音楽です。この機会に再度見直してみたい作曲家です。(2011/02/16 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572020

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    ブランコ:管弦楽作品集 4 - 交響曲第4番/ヴァテック(カッスート)

    ポルトガルの作曲家、および音楽学者ルイス・デ=フレイタス=ブランコの第4集の管弦楽曲集です。第4番の交響曲は彼の最後の交響曲で、8年の年月をかけて入念に仕上げられた作品です。4つの楽章からなる伝統に基づいた形式で書かれた後期ロマン派風のアプローチが顕著な作品で、冒頭のユニゾンで奏されるメロディはグレゴリオ聖歌のキリエを引用したものです。あまり対位法的な書法は見られず、全体的に厚みのあるハーモニーと躍動的なメロディが支配し、不協和音の中から突如経ち現われる金管のファンファーレや、弦のユニゾンには、思わず耳を欹ててしまう効果があるようです。交響詩「ヴァテック」はイギリスの作家ベックフォードがフランス語で書いた東方奇譚にインスピレーションを得て書かれた作品です。この世のありとあらゆる快楽を極め、地獄の宝物を奪還するために、悪の限りを尽くすヴァテックの物語で、1913年に書かれた作品ですが、曲の初演は1950年まで待たなくてはいけませんでした。その上、その際は第3変奏が演奏されることなく、結局全曲が演奏されたのは1961年になってから。確かにこの第3変奏曲は1913年当時の聴衆に受け入れられるとは到底思えないほど奇妙なもの。弦による59声のフーガはまるで嘲笑のようであり、突然中断されるまでの2分間は生きた心地がしないのですから。(2011/02/16 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572624

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    ブランコ:管弦楽作品集 1 - 交響曲第1番/幻想的スケルツォ/アレンテジャーナ組曲(アイルランド国立響/カッスート)

    20世紀前半のポルトガルにおいて、最も重要な作曲家がこのブランコです。NAXOSは彼の管弦楽作品を4巻のシリーズでリリースする予定で、こちらが第1弾となります。交響曲第1番はフランク、ブラームス、その他フランスの作曲家たちの影響を受けつつも、独自の作風をしっかり打ち出した荘大な作品です。「アレンテージョ風の組曲」はブランコが夏に過ごしたリスボンの南の地域の豊富な民族音楽に由来した楽しい曲集です。(2008/09/10 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570765