Home > CD & DVD > Artists

 CD & DVD/BD



オルヴィエート, アルド

Search results:10 件 見つかりました。

  • 詳細

    カスティリョーニ:ピアノ作品全集 1 (オルヴィエート)

    20世紀後半のイタリア音楽界において、際立った個性の持ち主であったニッコロ・カスティリョーニ。ボリス・ブラッハーとフリードリヒ・グルダに師事、ストラヴィンスキーに影響を受けた新古典主義の作曲家としてデビューした後、前衛作曲家として活動しました。1966年にアメリカに行き、大学で教えながら次々と作品を発表し、時には不条理な作風で物議を醸しましたが、1970年にイタリアに戻ってからは原点に回帰、ミラノ音楽院で作曲を教えながら1996年に亡くなるまで多くの作品を遺します。世界初録音を含むこの全集の第1巻では、カスティリョーニの初期のピアノ作品から、習作とも言えるピアノ・ソナチネを始め、新古典派風の「小組曲」、12音技法を探求した「4つの歌」などの作品と、彼の死後に遺品から発見された「ソナチネ第2番」などの後期の作品を併せて収録。組曲の1曲のみがアップライトピアノで演奏するように指定された「夏の過ごし方」や晩年の簡素化された作風による「はじめにダンスあり」も興味深い作品です。ピアニストのアルド・オルヴィエートは20世紀イタリア・ピアノ作品のスペシャリストとして、幅広いレコーディングや演奏活動を行っています。(2022/10/14 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP862

  • 詳細

    カスティリョーニ:ピアノ作品全集 2 (オルヴィエート)

    20世紀後半のイタリアで活躍した作曲家ニッコロ・カスティリョーニ のピアノ曲集、2022年に発売されてアメリカン・レコード・ガイド誌で高く評価された第1集(GP862)の続編が登場。1950年代から1990年にかけて作曲された作品を収録しています。7つの音で構成された低音の旋律が持続する「オスティナート」や聖木曜日の祈りで歌われる讃美歌をモティーフとした「讃歌」でのスタイルから一転、その1年後に書かれた「3つの練習曲」ではデビュー当時の新古典主義の作曲家というイメージを払拭する12音技法が用いられています。1958年の「運動の開始」はダルムシュタット夏季現代音楽講習会での名刺代わりとなった作品。その翌年の「カンジャンティ(絶え間ない変化の意味)」も同じくダルムシュタットのための作品です。そのほぼ20年後の「3つの小品」では作風がすっかり変化し、晩年の特徴である「禁欲的ともいえるシンプルさ」が見て取れます。円熟期の代表作の一つ「優しき慰め」では時折抒情的な響きも現れ、1990年の「He」では更に切り詰められた音楽となり、後半ではE音とF音の隣接したモティーフがなんと100回以上繰り返して演奏されて呪術的な効果を生み出しています。演奏は第1集と 同じくイタリア出身のアルド・オルヴィエートが担当。 (2024/01/12 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP863

  • 詳細

    トーニ:「墓場なき死者」による3つの習作/フルート・ソナタ/ヴァイオリン・ソナタ/弦楽三重奏曲(エクス・ヌォーヴォ・アンサンブル)

    カミッロ・トーニは20世紀イタリアの作曲家です。若き頃にはカセッラたちと学び、様々な技法を習得しました。(ピアノはアンフォッシとミケランジェロに学んでいます)しかし彼の作風は後期ロマン派の様式を有し、そこには明らかにシェーンベルクの影響が見て取れます。このアルバムには彼の30年間の仕事が収められていて、彼の愛した詩人や作曲技法を伺い知ることができます。サルトルの詩を用いた「3つの習作」は、歌のメロディはフランス風で全音階的ではなく半音階的。4つの音符の音列を用いて曲を発展させることに力を注いでいるようです。興味がある人は分析を試みてください。(2009/04/22 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572074

  • 詳細

    トーニ:ピアノ作品全集 1 (オルヴィエート)

    カミロ・トーニ(1922-1993)は20世紀イタリア音楽界の中でも代表的な人物の一人であり、現在では彼の名を冠した国際コンクールも開催され、こちらは名ピアニストへの登竜門として素晴らしい役割を果たしています。彼はシェーンベルクから多大なる影響を受け、1951年から1957年までダルムシュタットの音楽祭に参加、そこでは偶然音楽にも興味を抱いています。とはいえ、初期の作品は古典的なものを踏襲しており、難解で緻密な書式はなかなか興味深いものになっています。また、このアルバムにはバッハとマーラーの2つの作品を編曲したものが含まれていて、ここにはトーニが目指した音楽の到達点が表出されているかのようです。マーラーの「アダージェット」からは、頽廃的な響きはすっかりそぎ落とされ、まるで血潮が滴る筋肉を見せつけられる思いがしますが、これはバッハからシェーンベルクに至る間に、音楽が纏ってきた衣や贅肉をそぎ落とすという、彼が行った実験の結果なのかもしれません。トーニのピアノ曲シリーズは全4枚が予定されています。(2013/08/21 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572990

  • 詳細

    トーニ:ピアノ作品全集 2 (オルヴィエート)

    イタリアの作曲家カミロ・トーニ(1922-1993)。彼は教師としても優秀であり、次々と素晴らしい音楽家を世に送り出したことで知られています。18歳の時に初のピアノ曲「セレナータ 第1番」Op.10を作曲したトーニ。この作品が彼の芸術的発展に決定的な転換をもたらしたのです。無論この時代に生まれただけあって、初期の作品と言えども、シェーンベルクの12音の影響を受けた渋いものでした。彼がシェーンベルクの作品を初めて出会ったのは19歳の時。アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリが演奏する幾つかの作品でしたが、その中でOp.25の小品はトーニに強い印象を与えたと言います。「それは魅力的であるというよりも、恐怖に近いものだった」とまで語る彼。その後はこの12音システムを拡大し、自身のアイデアを付け加え、ここで聴けるようなユニークな音楽を創り上げたのです。(2014/05/28 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572991

  • 詳細

    トーニ:ピアノ作品全集 3 (オルヴィエート)

    20世紀イタリアを代表する作曲家の一人カミッロ・トーニ(1922-1993)。カセッラに作曲を学び、ピアノはミケランジェリに師事、シェーンベルクから多大な影響を受け、1951年から1957年まではダルムシュタット音楽祭にも参加、実験的な音楽を創り上げた人として知られています。このNAXOSのシリーズでは彼のピアノ全曲リリースが進行中、このアルバムが第3集となります。トーニ作品と言えば、なんと言っても第1集(8.572990)に収録されていたマーラーの「アダージェット」の乾いた響きが衝撃的でしたが、ここに収録されているベルク「抒情組曲」の連弾用編曲版を聞けば、彼の語法をより詳しく知ることができるのではないでしょうか?初期の作品である一連のセレナータは、半音階進行を追及したもので、こちらは確かにシェーンベルクの影響が強く感じられますが、晩年の「3つの幻想的スケルツォ」は想像以上に調性に回帰した曲(良く知られた曲のパラフレーズでもある)で、何か仕掛けがあるのか?と聴き進むうちに曲が終わってしまうという不思議な感触も残ります。 【トーニ:ピアノ作品集 第1集…8.572990 第2集…8.572991】(2016/06/29 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573430

  • 詳細

    トーニ:ピアノ作品全集 4 (オルヴィエート)

    カセッラに作曲を学び、ミケランジェリにピアノを師事したイタリアの作曲家トーニ。多彩な様式を駆使したピアノ曲は、書かれた時代によって全く違う作風を見せますが、この第4集には1940年から1944年の作品が収録されており、十二音技法や、半音階技法などが用いられた小品を聴くことができます。初期の時代に数多く作曲されたシェーンベルクを想起させる「セレナータ」も3曲収録。この中には第1集や第3集に含まれた「あからさまな過去の作品へのオマージュ」はなく、どの曲も極めて独創的であり、個性に富んだ表情を持っています。/(2018/02/23 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573431

  • 詳細

    トーニ:ピアノ作品全集 5 (オルヴィエート)

    生涯に渡ってピアノを愛したイタリアの作曲家、カミッロ・トーニ(1922-1993)のピアノ曲全集第5集。シリーズの完結となる今回は、カセッラに作曲を学び、実験的な音楽を創り上げた彼の初期作品を中心に収録しています。13歳の時に書かれた「即興曲」「練習曲 変ニ長調」はショパンやリストを彷彿させますが、その2年後に作曲された「ピアノのための小品」では、すでに調性から脱した、トーニらしいユニークな作風が見られます。最後に置かれたモーツァルトのピアノ協奏曲のための2つのカデンツァは、彼の師であるベネデッティ・ミケランジェリへの賞賛が込められたもの。ここではトーニの作風の変遷を感じ取ることができます。1949年の「第25番のためのカデンツァ」は、モーツァルトの旋律が自由に展開していくのに比べ、1990年の「第24番のためのカデンツァ」ではモーツァルトらしさはほとんど感じられず、自由な旋律のみが溢れています。シリーズを通じてアルド・オルヴィエートが全作品を演奏しています。(2020/07/22 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573986

  • 詳細

    ブゾーニ:2台ピアノのための作品集(チッコリーニ/オルヴィエート/ラペッティ)

    フェルッチョ・ブゾーニは幼い頃から音楽の才能を発揮、優れたピアニストとして演奏活動を行うとともに、数多くのピアノ曲を作曲しました。生涯を通じて2台ピアノのための多数の作品も書き上げており、いくつかの作品からは、敬愛したJ.S.バッハの影響が強く感じられます。このアルバムの冒頭に収録されている「対位法的幻想曲」はその最たるものの一つで、複雑な対位法を駆使しながら、壮大なフーガを織り上げていくさまは、まさにバッハを思わせるブゾーニならではの作曲法です。この曲の第2ピアノには名手アルド・チッコリーニが参加。精力的な演奏を聴かせています。また、ブゾーニは先人リストの例に倣い、数多くのトランスクリプション(編曲)を残しました。ここにはシューマン、モーツァルト作品の編曲が収録されており、彼の極めて独創的なスタイルを知ることができます。アルバムには初期の作品(世界初録音)も収録。「若いころの作品は完成度が高くない」と自作を否定したブゾーニですが、この3曲からは成熟した技法が感じられます。(2020/08/28 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.574086

  • 詳細

    マデルナ:ピアノ協奏曲(1942)/2台のピアノのための協奏曲/クワドリヴィウム(オルヴィエート/ボンジェッリ/グルッポ 40.6/アレーナ・ディ・ヴェローナ管/ミオット)

    イタリアの現代作曲家&指揮者であるマデルナ。彼はテープ音楽を好み、また古楽への造詣も深く、自らの作品に不確定性を取り入れたた人として知られています。そんな彼、1959年に作曲した「ピアノ協奏曲」はグランド・ピアノの蓋を乱暴に閉めるなどという“恐ろしい指示”がされていることで評判となっていますが(これも不確定性ですね)こちらの1942年に書かれたピアノ協奏曲は、バルトークの世界に没頭している学生が書いたもので、長らく失われていた若書きの作品です。もちろん天才の萌芽は至るところに見えていて、今後どのような世界へと進んでいくのだろう?と興味が尽きないものです。その4年後に2台ピアノ版へと発展させたトラック2,そしてその思考を熟成させたトラック3は、まるで兄弟のように同じ香りを有しています。その20年後に書かれた晩年の「クワドリヴィウム」(天文学、算術、幾何学、音楽)は、彼が求めた世界の一つの答えであり、「4つ」というキーワードの上に音を重ねていくという試みから生まれる刺激的な音楽…ストーリーです。(2012/01/18 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572642